花菖蒲が園内の池の畔に咲いていた。
菖蒲園でないから種類はそんなにないが、花の少ない今は園内散策の楽しみの一つでもある。
記事の題「むらさき」にちなんで先ず紫の画像をUPした。
この紫色は、古代紫と言うのだろうか
青岳城
むらさきついでの2枚。
私は大抵花菖蒲として多々ある種類には拘らず一派一絡げでUPするのが常であるが、この写真を撮っている時、プロのカメラマンが話しかけてきてくれてカメラや、花のことなど興味深い会話があった。
この花と下の花菖蒲の名前を教えてくださったので、忘れやすい私は、入場券の裏にメモしておいたので、名前を書くことができた。
特に下の清少納言は、色も名前にも惹かれた。
清少納言
いよいよ「むらさき」の登場である。
小さい小さい白い花の咲く植物である。
万葉歌のプレートを探したが見つからなかった。
入場チケットが今手許にあったので、見ると今月は『むらさき』の花と万葉歌が載っていた。
・託馬野に 生ふる紫草 衣に染め いまだ着ずして 色に出でにけり(笠女郎(かさのいらつめ)
「古来より高貴な色として染められた「紫根染め」は、この草の根の色素が原料であり、現在の自然界では滅多に出会えない希少植物である。」このように書かれていた。
む ら さ き
・「紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎くあらば 人妻ゆゑに 我恋ひめやも」
( 大海人皇子)
・ 「あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖振る」
(額田王)
季節の花300には「むらさき」の花の解説の後に、上の二首が載っていた。
初めて見た「むらさき」そして好きな万葉歌との出会い。
この時期に万葉植物園を訪れた大きな収穫である。
これからアジサイが綺麗な紫色を見せてくれると思います
万葉植物の「むらさき」は白い花だったことは以外ですね。
“むらさき”と言うのに花は白いのですね
不思議です(^^;;
文学に弱いマオママもこの2首は知っています
額田王物語に出てきました
根っこにその名前の所以があったのですね。
何度も行っていましたが、花の咲いたときに行ったのは、初めてでした。
お疲れの所、コメントどうもありがとうございました。
水辺の近くに菖蒲園があり、みずみずしい菖蒲の花と渓流を渡る涼風に、しばし息抜きをさせてもらいました。
馬見丘陵公園の菖蒲園は、まだ行かれていないのでしょうか?もう満開なのでしょうね。
馬見丘陵公園の花菖蒲園はどうなっているのか気になっていますが、まだ行く機会がないのです。
菖蒲園の方が前に行った時には、通行止めになっていたのですが、もう開園しているのかしらなんて思っています。