Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

大賀ハス

2008年07月07日 | 自然
今日は自治会のゴミ当番に当たっていたので、私は午前7時55分からゴミ置き場にいた。

この時間帯はまだ暑くはないので、早く起きられさえすれば夏のゴミ当番は全然苦にならない。(冬はちょっと辛いものがある。)
朝刊を読んだりしながら、ゴミの収集車がやって来るのを待つのだが、周りに目を向けるといろんなものが見える。


(その1)ブランコ

公園からブランコが姿を消したことに初めて気が付いた。鎖部分が無くなって、鉄の支柱だけが意味もなく立っている。
公園にブランコが揺れていないのは、風景として何かが抜け落ちているような感じがする。

そういえば昔、靴とばしの上手な子がいたっけなぁ。

私もあのブランコに腰掛けて収集車の到着を待った日もあったのに。


(その2)小学生

小学校に通う子どもたちが公園に集まってきて、みんなが揃ったところで、高学年の男の子が先頭と最後尾、その間に小さな子どもたちという列を作って登校する。

そういえばうちの息子もこうやって6年間、小学校に通っていたなぁ。


(その3)幼稚園児


8時半ごろには、おなかの大きなお母さんと楽しそうにお喋りしながら女の子が幼稚園に行く。
それからしばらくして、スリムなお父さんと女の子が手をつなぎ、ゆっくりとした歩調で出掛ける。お父さんのもう一方の手には水泳バッグ。

15年ほど前には、出来上がったばかりのお弁当を黄色いカバンに入れ、白いエプロンを身につけ、「ちこく。ちこく。」と言いながら、父親と幼稚園に毎日通っていた息子のことを思い出したりしていると、今日が燃やせるゴミの日だと勘違いして、車の上に2個も大きなゴミ袋を載せてやって来たものの、燃やせるゴミの日は明日だと気が付いて残念そうにUターンする人がいたり‥。


なんという平和な時間が流れているのだろう。

子どもが成長して一緒に遊ばなくなってからは、こんなにゆっくりと家の外で佇むことはなくなっていた。


ゴミの収集車がやってきたのは8時54分。ドラム缶を倉庫に入れたら私のミッションは終了。こんな簡単な仕事でも終えるとすっとする。

今日の午前中は特にしなくてはいけないことはないし、とても良い天気なので、近くの公園にハスを見に行くことにした。

大賀ハスはまさに今が最盛期だった。睡蓮もいいけど、ハスは大きくて華やか。
しかし、ハスを見ているだけでも汗が出てきた。ゆっくりと写真も撮れない暑さ。

やはりハスはもっと早朝に見るものだと思いながら帰路についた。

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