Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

バルサン

2008年08月21日 | 
先日、帰省した時、「ダニがいるんじゃないかと思って、一度バルサンがしたいなぁと思うんだけど、なんだか1人では不安で…。」と母。

バルサンをしようとすると、家を閉め切って3,4時間は外出せねばならない。
この暑い中、どこへ行こう??
どうやって時間をつぶすかを母と相談。

先ずランチ。安価なランチでは時間が少しで終わってしまうから、ちょっとリッチに、お気に入りのお店「○吉」でランチをしようということに決定。
ランチの後は、○○ナンで乾電池とテープとペーパー等々買おう。
その後は、喫茶店に行って、コーヒー一杯を1時間ぐらいかかって飲もう。
帰りにスーパーへ寄って、夕食のお買い物をして…と計画を立てた。

バルサンを開封して、容器に水を入れ、あとは缶をそこに入れるだけという状態にして、全ての窓を閉め切った。

「家を出る準備はOK?さぁ、缶を入れるわよ!!」と私。

先ず、母の寝室。煙がすぐに出てきた。と、次の瞬間、煙感知器が作動して、「ピーピー。火事です。火事です。」を連呼。

うわぁ、煙感知器のことを忘れていた。(数ヶ月前に煙感知器を設置したのは私だったのだが‥)
脚立にのぼり、急いで取り外し、ボタンを押して音を止め、寝室から逃げるように走る私。

台所の煙感知器も取り外し、バッグに入れて持ち出す準備をし、バルサン残り3個を計画通りのところにセット。煙に追われるようにして玄関を出た。

なかなかスピーディさが必要だわ。母1人ではやはりちょっと不安なことだろうと思った。



車でちょっと走ったところにある「○吉」では、美味しい懐石がお昼は2625円という手ごろなお値段でいただける。

お品書きを見ると、その日の刺身は「平政」と「鮪」と書いてある。私は「鮪」が苦手、母は「平政」も「鮪」も苦手。
お店の人にそう言うと、「では、何だったら食べられますか?」
「イカなら大丈夫ですが、無ければお刺身は結構です。」と母。

その結果、運ばれてきたのは、母には「イカ」、私には「平政」と「イカ」。

好き嫌いの多い私だが、そのチェンジのおかげですべてきれいに食べられた。
一品ずつ運ばれてくる料理はどれもいい味だし、器も美しい。

お品書きの「鱸」を「スズキ」と読むことはできたが、「ズイキ」の漢字表記が「芋茎」であることを初めて知った。なるほど、そういえばズイキは芋の茎だわ。

後で喫茶店に行かねばならない私たちは、最後のお品としてコーヒーは選ばず、母はマンゴーシャーベット、私は水蕨餅を選んだ。

ゆっくり美味しく食べられた私たちはすごく幸せな気分で店を出て、その後も計画通りに行動し、4時間半後に帰宅。

すべての窓を開け、換気扇を回した。
しばらくは、すだれを掛けたり、ブロックを運んだり、草を取ったり…と、外での作業。

もう換気ができたかなというところで、部屋に入り、全室に掃除機をかけた。
最高気温34℃の午後、汗だくになりながら、しかし、なんとしてもやりあげようという意気込みで頑張った。
後は食器を洗いたかったが、もう5時過ぎ。
そろそろ帰らなきゃ…という時間。明日はバイトだし…。
というわけで、「食器はぼちぼち洗ってね。」と言い残して実家を後にした。

帰宅後食事を作る元気もない私、「お好み焼きでも作ろうかねぇ。」と言うと、彼がキャベツを千切りして、お好み焼き粉を入れ、卵を割りいれ、ホットプレートを準備してくれた。

まぜまぜして焼いて、なんとか夕食が食べられた。

この暑さの中、バルサンは本当に疲れる!!
体力がないと、バルサンもできやしない!

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