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   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

年末年始をどこで過ごすか

2008年12月19日 | 
母が、お正月のお餅のことを心配する。

「一人ではもうお餅をつくのは無理。」と、母。

「私が年末に帰るから、一緒につこう!!」と、私。


ここ数年繰り返される会話である。


父が十数年前に亡くなり、母が一人で過ごす年末年始の寂しさを想像した時、私は母と一緒に過ごさねば‥と思った。
そうして数年が経った時、年老いる母を一人で過ごさせるのは今更できないと思った。
息子がずっと家にいる頃(つまり大学に入るまで)は、私が家を空けるのはそれほど問題ではなかった。それ以外の時は息子と一緒に日常生活していたのだから。

しかし、大学生になり、家を出てからは事情が違う。
たまにしか帰省しない息子に何かしらをしてやりたくなる。

息子は昨年はこの家で一人静かな年末年始を過ごした。
私の実家に行って一緒にお正月を迎えようよと誘ってはみたが、「折角帰ってきたのに、もう移動したくない」と断られてしまった結果、そういうことになった。

母が一人でお正月を迎えるのと、息子が一人でお正月を迎えるのとを比べると、母の方がより気の毒な感じがして、私は実家へと向かう。

先日、「年末年始はどうする?私の実家で一緒にお正月を迎えようよ!!」とまたまた懲りずに誘ってはみたが、その返事は「今年も一家離散なんだね。」だった。
私にはどうしようもない。



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