Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

イタリアへの旅(その18:イタリアで気を付けること!!  スリ!! ショッピング!!)

2014年05月14日 | 

イタリアで気を付けること!!  スリ!! ショッピング!!)


【その1 スリ】

サン・マルク大聖堂の鐘楼を下りてからヴェネツィアをたっぷりと散策した日のことです。

サンタマリアデッラサルーテ教会に行こうと思っていましたので、教会や広場を地図で確認しながら、アカデミア橋を目指していました。

ガイドブックにもあるようにヴェネツィアの道は細くて迷路のようです。

運河にかかっている橋も、そこから見える景色も魅力的でした。

もうすぐサンタマリアデッラサルーテ教会という辺りで、写真を撮ることに夢中になっていた私、人に押されたような気がして、ふと斜め掛けをしているバッグに目を向けると、ファスナーが開いています。

更に、バッグの中に入れてあるビニール袋のファスナーも開いています。

「えっ!!」

と思った瞬間、二人の女性が「Sorry」と行って、遠ざかって行きました。

「えっ!! もしかしたら、あの人たちはスリ?! やられた!!」

私は顔面蒼白(だったでしょう)。

すぐにバッグの中身をチェックしないではいられない気分で、橋の上に立ったままざっと見てみたところ、パスポートもケイタイも財布も無くなっていないと確認できました!!

ひとまずほっ!!

しかし、早く教会に着いて、もう一度じっくりバッグの中を点検したい気分の私、急いでサンタマリアデッラサルーテ教会へ。

やっとサンタマリアデッラサルーテ教会に到着。


スリ事件のすぐ後、「教会へ入ったら、先ずバッグの中を調べたいわ」と話していたにもかかわらず、夫は私の胸の内などには無頓着で、教会の中をどんどん歩き回っています。

私は、教会の中を見るよりも、まず確認せずにはいられません。

ベンチに腰掛けて、バッグの中をしっかりと点検しました。

被害はないと判明して、心底ほっとしました!!



夫はどこに行ったのか、姿が見えません。思い遣りというものを持てない人のようで、私はこの事実に大いにがっかりしました。



「必要でない人には課題は起こらない」のですから、隙のある私にはこれは必要な課題だったのでしょう。

私はこの件で、みっちり学習しました。その次の日からはパスポートと大きなお金はバッグの中ではなく、身に着けました。

右手にはカメラを持ち、相変わらず写真撮影を楽しみながらも、バッグのファスナーはしっかりと左手で握りしめるようになりました。もう二度とこんな気分はごめんですから。



私のこのアクシデントは、残念ながら夫にはあくまでも他人事だったようです(この件はローマに続きます)。そういうもんでしょうかねぇ。




【その2 スリの真似】

ローマのエスカレーターでのことです。

夫がどの程度、緊張感を持って旅をしているのかを試してみたくて、ローマの地下鉄のエスカレーターに乗っている時、夫の斜め掛けのショルダーバッグの口のファスナーをそっと開けてみました。

夫は全く気がつきません。

「これでは、スリにやられるわよ!!」と、私。

しかし、これさえも夫には自分のこととは受け取れなかったようです。残念なことです。




【その3 スリ】

ローマの地下鉄車内でのことです。

エスカレーターで緊張感を持つように促したにもかかわらず、夫は地下鉄でバッグのファスナーを開けられてしまうという事件が発生しました。



その時、私たちは5人で行動していました。

その地下鉄は通勤ラッシュ程度に混んでいました。

私たちの後に続いて車両に乗り込んできた女の子(中学生程度)のことを、「彼女、おかしいわ」と、添乗員さん。

”おかしい=スリ”の意味です。

その女の子を避けるために、とても混んでいましたが、わざわざ下りて、隣の扉から乗り込みました。

すると、その女の子と小さな男の子(小学生程度)も私たちについてきたのです。

添乗員さんが、「気を付けて」と言ったときには、既に夫のバッグの口が開いていました。

「あっ」と夫。パスポートは身に着けていましたが、財布のクレジットカードが…。

私はヴェネツィアで懲りていますので、左手はしっかりバッグのファスナーを握っていましたから大丈夫。

地下鉄を下りて、地上に出て、辺りに危険がない状態になり、やっと夫はバッグの中を確認。

その数分間、胸の中は冷静さを欠いていたことでしょう。

バッグの中にはちゃんと財布があり、ほっとする夫。

「財布はバッグの奥の方に入れておかないといけないね。大きな金額や使う予定のないカードは財布に入れないで、身に着けておかなくてはいけないね。」と反省する夫。

ヴェネツィアでの一件を自分の問題としてとらえることができていたら、夫にこの課題は起こらなかったでしょうに。

ちなみに、添乗員さんのリュックの外側のファスナーも、車内のスリにより開けられていました。

一緒に行動していた女性は、バッグの上からコートを着ていたのですが、コートのポケットを触られているのがわかったと言っていました。

スリに関しては、「イタリアは恐るべし!!」

でも、実害がなかったからイタリアを嫌いにならずに済んでよかった~!!

いい勉強もさせてもらえたし。

これからは国内外でもっと気を付けねば!と思うに至った出来事でした。

-----------------------------------------------------------------------------------------------

帰国後、友人とスリの話をしていたら、

フランスの地下鉄で、美しくて陽気な4人家族(うち子どもが2人)が乗っていましたが、車内の人から「あの人たちはスリの一団だから、この場を早く離れなさい」との助言を受け、被害に遭わずに済んだと言っていました。


帰国後、従兄弟とスリの話をしていたら、

フランスの地下鉄で、ポケットを探る手を掴んで「なにするねん!!」と叫んでいる友人がいたと言っていました。


帰国後、観光地やアウトレットモールなどで日本人の様子を観察していると、みんな全く警戒心がなく、バッグの口を開けたまま歩いている人のなんと多いこと!! スリ集団が日本へやってきたら、被害は甚大でしょう!!

-----------------------------------------------------------------------------------------------


【その4 ジェラート屋さん】

ツアーでご一緒だった新婚さんが、「フィレンツィエの駅の近くで、大盛りジェラートを買わされた。美味しかったら許せるけど、とても不味かった…。」と話していました。

一人10ユーロだったそうで、被害額は20ユーロ。



【その5 押し売り】

添乗員さんから、「スリ」とともに、ローマで気をつけねばならないこととして、「物を受け取らないこと!!」という助言がありました。


「花を差し出されても絶対に受け取らないようにしてください。買う気がないから返そうと思っても一旦受け取ったらもう返すことができず、お金を払うまで追いかけてきます。」とのこと。

コロッセオのあたりでは、スカーフやサングラスやカバンを売る人がたくさんいましたが、あれもこの手で物を売るのかもしれないと思いました。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする