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   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

「瀬戸ノベルティの魅力―世界に愛されたやきものたち―」

2019年04月07日 | 
兵庫陶芸美術館へ特別展を見に行きました。

「瀬戸ノベルティの魅力―世界に愛されたやきものたち―」
The charm of Seto Novelty ーCeramic Ornaments loved from worldー
        会期:2019 年3月16日(土)~6月2日(日)

     
          http://www.mcart.jp/exhibition/e3004/より引用
      


10時半頃、兵庫陶芸美術館に到着  

私は「瀬戸ノベルティ」という言葉を、今回初めて知りました。

やきものの産地・愛知県瀬戸で作られた輸出用の陶磁器製人形などの置物は「瀬戸ノベルティ」と呼ばれ、海外の多くの人々の暮らしに彩りを添えてきたそうです。

エレガントなレース人形、キュートなエンジェル人形、写実的な表現の動植物など170点ほどが展示されていました。

とりわけ印象に残ったのは、1「アン王女」、2「エンゲージ」、3「花を摘む男女」、4「語らう男女」、5「果物持田舎子供人形」、6「マドモアゼル」

1「アン王女」  

1991年 テーケー名古屋人形製陶株式会社 瀬戸蔵ミュージアム所蔵

    

          

                   

       

       




2「エンゲージ」  

1995年頃  丸山陶器株式会社 横山美術館所蔵

淡いピンクと水色が、穏やかで幸せな雰囲気を醸し出しています。

         




3「花を摘む男女」  

《花を摘む男女》1957年頃 丸山陶器株式会社 横山美術館所蔵

高さ50cmほどの、大きな作品です  




4「語らう男女」は、壁飾りです  



5「果物持田舎子供人形」  

1960年 丸山陶器株式会社 瀬戸蔵ミュージアム所蔵

女の子の視線、男の子のミカンを剥く指先に目がとまりました

         



6「マドモアゼル」は、写真撮影禁止の作品。きれいな黄色のレース人形でした。


その他、私が写真を撮った作品は、

手袋がとてもよくできています   

        





男の子の持つロングトレーンの質感がステキ  

          



白頭鷲  

この花びらは石膏の型を使わずに作っています  

美術館を出たのは、13時過ぎ。ゆっくりさせてもらいました。

次回愛知県へ行くチャンスがあれば、瀬戸市にある「瀬戸蔵ミュージアム」や名古屋市にある「横山美術館」へも行ってみたいなぁと思いました。

小さなお子さんには「ノベルティこども創造館」が瀬戸市にあるようです。

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以下は、http://www.mcart.jp/exhibition/e3004/より引用

 愛知県の瀬戸で作られ、世界に向けて輸出された、やきものの人形や動植物などの置物は、「ノベルティ」と呼ばれ、海外の多くの人々のくらしに彩りを添えてきました。
 中世に、施釉陶器を焼造した、日本で唯一の窯場である瀬戸は、やきものを意味する「せともの」の語源となった窯業地でもあり、ロクロ成形のうつわを中心に作り続けてきました。そのような産地で、ノベルティが本格的に作られるようになったのは、大正時代のことです。大正3(1914)年に第一次世界大戦が起こり、当時ノベルティが人気を博していたアメリカでは、最大のノベルティ生産国であるドイツからの輸入が途絶えました。代わりに白羽の矢が立ったのが瀬戸で、石膏の型によって作られた輸出用ノベルティの生産が始まりました。
 その後は、欧米をはじめとした世界中に多数輸出され、戦後には最盛期を迎えました。ヨーロッパの17~18世紀風の衣装を身にまとった華やかで優雅な人形、ハロウィンなどアメリカ文化を題材にしたもの、さらに、可憐なエンゼル人形や、写実的な表現の動植物などさまざまなノベルティが作られました。しかし、主に輸出向けに作られていたため、これまで日本国内では、その存在がほとんど知られていませんでした。
 本展では、世界に愛された、色鮮やかで多彩な瀬戸ノベルティを紹介し、異国情緒あふれる、その愛らしい魅力にせまります。関西では瀬戸ノベルティをまとまって紹介する初めての展覧会となります。この機会に、どうぞお楽しみ下さい。


展覧会の特徴

1 「ノベルティ」って何?

 「ノベルティ」というと、現在では、広告宣伝のために作られた景品のことを指すことが多いですが、日本で、着物を身に付けて日本髪を結った、いわゆる日本人形が家庭で飾られてきたように、欧米をはじめとした海外の家庭で飾られてきた陶製の置物を「ノベルティ」と呼びます。瀬戸は、ノベルティを生産した世界有数の窯業地として知られています。明治時代に誕生し、主に輸出用として世界に愛され、現在まで作り続けられている、一世紀を超える歴史のあるやきものです。

2 多彩なデザインの魅力
 指の先まで丁寧につくられた人形や、本物と見間違うほど忠実に表現された動植物は、石膏の型に泥を流し込んで成形する「鋳込み」によって作られています。また、レースに泥をしみこませてドレスに仕立てた人形は、優雅で繊細な魅力に満ちあふれています。「エレガント」「キュート」「リアリズム」を極めた、瀬戸ノベルティのデザインの魅力をお楽しみ下さい。

3 関西初!瀬戸ノベルティ大集合
 地元・瀬戸や東日本では紹介されたことのある瀬戸ノベルティですが、関西では、ノベルティ誕生から近作までを、一堂に公開する初めての展覧会になります。会場では、原画や石膏型などを通じて、愛らしいノベルティの作り方についてもわかりやすく紹介します。

概要
展覧会名 瀬戸ノベルティの魅力―世界に愛されたやきものたち―
The charm of Seto Novelty ーCeramic Ornaments loved from worldー
会期 2019 年3月16日(土)~6月2日(日)
休館日 月曜日
※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館し、5月7日(火)は休館
開館時間 10時~18時
ただし4月29日~5月6日は10時~19時
※入館は閉館の30分前まで
会場 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1・2・4・5(地下1階、1階、2階)

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■テーケー名古屋人形製陶株式会社に興味があり、https://www.tknagoya.com/を見ました。

すると、「アン王女」が受注生産で売られていました。54万円!!
赤と桃とロイヤルブルーの3色があります。


以下は、https://www.tknagoya.com/より引用

陶製 総レース人形 アン王女 *受注生産
SKU: 364215376135191
¥540,000

人形サイズ:33x25xH25cm
ガラスケースサイズ:48x36xH37cm
素材:人形)磁器製、ケース)木、ガラス
付属品等:陶製プレート、付属ガラスケースに入った状態でのお届けになります。

陶製レースドールの世界一の作品を製作するべく、土、顔料、窯などの研究を重ね、2年の歳月を経て完成させた最大サイズの陶製レースドールです。
一つ一つハンドメイドですので、陶製レースの重なり具合や雰囲気は微妙に異なることも陶製レースドールの特徴です。

*受注生産となりますので、ご注文を頂いてから50日程度での発送となります。

*お支払いは[前金として半額]+[発送前に残りの全額]を銀行振込みとなります。

*一点一点ハンドメイドとなりますので、写真と異なる場合がございます事をご了承ください。

*表記されいる価格は税込価格です。

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■株式会社鯛利商店さんhttp://www.tairi.co.jp/index.htmlも気になります。

以下は、http://www.tairi.co.jp/liquor/index.htmlより引用

瀬戸千年の土の恵
瀬戸の地酒 と 瀬戸焼きのコラボレーション

日本の六古窯の一つである瀬戸は、山と川、そして土に恵まれ千年以上の昔から焼き物の産地として発展してきました。
そんな自然豊かな瀬戸で昔から食されてきた自然薯を二次仕込で使い、まろやかな味わいの本格焼酎に仕上げ、酒容器は、瀬戸焼きで造ったそれぞれ個性のある器に焼酎を詰めております。

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