昔のアルバムの中に貼ってあった写真です。
今から五十数年前です
姉と一緒に、ランドセルを背負っているこの写真には溢れる「希望」が見えます。
姉のランドセルは赤色でした。
私は「ピンク色のランドセルがほしい」と言いました。
私が買ってもらったランドセルは、期待したほど鮮やかな色ではなく、落ち着いた色でしたが、ピンク色であることに大いに満足して、六年間大切に使いました。
今はカラフルなランドセルがたくさんありますが、五十数年前、ピンク色のランドセルを持っている子は少なかった(或いは、いなかった)と思います。
「人と同じでないといやだ」とは全く思わない子どもでした。
人のことがそれほど気にならない、比較することもない、嫉妬することもない、卑下することもない…、私は、子どものころから、そう変わっていないような…。