部屋の片づけをしていたら、手紙の束が二つ出てきました。
★一つ目の束★
両親や姉からの手紙やはがきです。
★二つ目の束★
友人からの手紙です。
あて先は、私の大学時代の下宿と結婚するまでの下宿。
下宿のことは今でも時折思い出します。
家の近くの風景、隣人、出会った人たち、交わした会話、部屋の間取り、使っていた家具、食べた物。
すべてが若さの上で成り立っていました。
〇〇市〇〇町までははっきり記憶していますが、丁や番地などの詳細はおぼろげです。
封筒に書かれた宛先が改めて正確に教えてくれました。
その手紙とはがきは処分する気になれず、また束にして、そのまま箱に納めました。
捨てないのは、私が精神的にこれが本当に必要になった時、或いは思い出の中でしか生きられなくなった時にきっと開きたくなるだろうと想像できるからです。
もし、開くよりも前に(或いは処分するよりも前に)私が命を終えたら、その所在に気が付いたい方は読まずに処分をしてくださいますようお願いします。
手帳、日記帳、「開けずに処分してね」箱も同様に処分をお願いします。
例外として、育児日記は、該当本人がサッと目を通すかもしれません。
だからそれはいいのですが、育児日記以外はどなたの目にも触れることを望みません。
そうそう。私のお気に入りのCDをまとめて布に包んであります。
お経の代わりに流してもらったらいいかなぁと思っています。
テレビ周辺の目に付くところに置くことにしました。
尊厳死を希望する書面は、クマさんの近くにあります。
あ、私はお線香の臭いが苦手だということはいつも話していますが、改めてここに書いておきます。
これは遺伝的要素が濃厚です。
困ったDNAの一つです。