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ちゃんちゃん祭り(その3:お旅所祭 大和神社境外末社である大和稚宮神社と境内社の歯定神社)20240401

2024年04月19日 | 旅(奈良)
行列がお旅所「大和稚宮(おおやまとわかみや)神社」に到着すると、「お旅所祭」が行われます。

大和稚宮神社はもともと中山大塚古墳の前方の小高いところにあったそうですが、明治維新の際にこの地に遷されたとのこと。

大和神社から北西約1kmにある大和神社の境外末社大和稚宮神社(おおやまとわかみやじんじゃ)では神前に両神輿が安置され、御旅所祭が始まります。

15時  


   


    


たくさんの見物人たち  

(https://www.city.tenri.nara.jp/kakuka/kyouikuiinkai/bunkazaika/bunkazai/mukeiminnzokubunkazai/1520225828586.htmlより引用)

稚宮神社の西に位置する歯定神社(はじょうじんじゃ)では、中山町の氏子から各町の頭屋が順に呼び出され、献饌と交換に粽等を受け取ります。  


   

      


   


    


   

      


  

    



      


歯定神社の行事が終わると、中山町の氏子が粽を撒き、各町の人々が競ってこれを拾います。

16時10分   

        
   
     

頭人児全員が稚宮神社に参拝しました。

   

龍の口舞と新泉町の翁の舞が行われました。

龍の口舞は、子供二人が龍頭を持って神輿の周りを回ります。
龍頭は龍神・水神とのかかわりがあるのでしょうか。

16時25分  

   

    

      

翁の舞では、まず翁役が農耕の所作を演じます。

  

       

その後「オーミタラシノカミ ワー」の掛け声とともに樫の葉を頭上に舞い上げます。

   

     

この樫の葉は雨を表すものだそうな。

         

これにて神事は終了しました。


行列は来た道を大和神社へ帰ります。

   

16時35分、行きと同様「長柄」が行列の先頭です。

     

  

     

       

     

       

しばらく間があって  
神輿が見えてきました  

  

帰路も元気な若者たち  



しばらく間があって  



神輿が来ました  


休憩です  

  

行列はすべて通り過ぎました。

スラィリーの登場です  

    

スラィリー撮影の後、行列を追いかけました。

もうすぐ大和神社です  

一行は大和神社に帰り着きました。

17時25分  

参道を進みます  

神輿も無事帰還  


任務を終えた馬たちは静かに帰って行きました。

17時30分  

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https://www.city.tenri.nara.jp/kakuka/kyouikuiinkai/bunkazaika/bunkazai/mukeiminnzokubunkazai/1520225828586.html

大和神社ちゃんちゃん祭り 《奈良県指定無形民俗文化財》

所在地  天理市長柄町・三昧田町・佐保庄町・萱生町・兵庫町・新泉町・成願寺町・岸田町・中山町 

概要
  天理市新泉町の大和神社(おおやまとじんじゃ)でおこなわれる4月1日の例祭は、旧大和郷(おおやまとごう)に該当する9町の氏子による祭礼で、一般に「ちゃんちゃん祭り」の名で親しまれています。  祭りでは、各町で一年交代の頭屋(とうや)が選ばれ、祭りの期間に自宅の玄関に門飾りを飾ります。また、頭屋1件につき十歳ごろまでの男子が頭人児(とうにんご)となり、頭屋とともに神事に参加します。祭りは3月23日の宮入から始まり、祭り当日まで頭屋と頭人児は毎日神社に参拝します。31日の宵宮渡り(よいみやわたり)では頭屋に産子幣(うぶこへい)が授与されます。  4月1日午前に例祭の神事があり、午後には御渡りに参列する人々は装束に着替えて各町から境内に集合します。本社および摂社である増御子神社(ますみこじんじゃ)の両神輿を中心に、各町の産子幣、山鉾(やまぼこ)や風流傘(ふうりゅうがさ)等の様々な持ち物、馬上の甲冑武者、楽人等に扮した100名を超す行列は、一の鳥居から上街道(かみかいどう)を南下します。岸田町市場垣内のお休み所では、本社神輿が石の周りを3度半回った後、兵庫町の龍の口舞(たつのくちまい)がおこなわれます。中山町の御旅所に一行が到着後、中山町以外は所定の場所に座り、頭屋と頭人児を上座にして遅めの昼食をとります。大和稚宮神社(おおやまとわかみやじんじゃ)では神前に両神輿が安置され、御旅所祭が始まります。また稚宮神社の西に位置する歯定神社(はじょうじんじゃ)では、中山町の氏子から各町の頭屋が順に呼び出され、献饌と交換に粽等を受け取ります。  歯定神社の行事が終わると、頭人児全員が稚宮神社に参拝し、龍の口舞と新泉町の翁の舞(おきなのまい)がおこなわれます。最後に中山町の氏子が粽を撒き、各町の人々が競ってこれを拾います。往路と同じ道を還御した一同は、拝殿での神事後、頭屋と頭人児が昇殿し、産子幣を変換します。拝殿前で龍の口舞と翁の舞が奉納されて神事は終了し、神職から各町の頭屋に産子幣の幣紙が授与されます。  大和神社のちゃんちゃん祭りは、宮座の代表である頭屋・頭人児や神霊を祀る頭屋宅の門飾りをはじめとして、各町ごとに伝統的な頭屋祭祀がよく残されています。15世紀には4月1日の神事で神輿2基が岸田町のお休み所を通り、中山町方面へ神幸する形態をすでにとっていたこともわかっています。また、江戸時代初期から記された宮座文書も伝わっています。  龍の口舞、翁の舞のような芸能的要素を残した行事が付随しており、神社から御旅所への風流行列による賑やかな御渡りを特徴とした大和の古い祭礼の形を現在に伝えるものとして貴重です。 

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https://www.nara-np.co.jp/news/20240403195402.html

【動画あり】新・大和の神々/14 大和神社のちゃんちゃん祭り(天理市新泉町) - にぎやかな渡御で大和に春告げる
 「ちゃんちゃん祭り」の名で知られる、天理市新泉町の大和神社の例祭(県指定無形民俗文化財)。「祭りはじめはちゃんちゃん祭り、祭りおさめはおん祭」とうたわれてきた大和に春を告げる行事で、古い祭礼の形を残す奈良を代表する祭りの一つだ。(竹内稔人)

 祭りの中心はみこしの渡御(とぎょ)。大和神社と摂社増御子(ますみこ)神社の2基のみこしを中心に、約200人の行列が大和神社を出発。同市中山町の御旅所までの約2キロを、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしながらにぎやかに練り歩いた。

 渡御が御旅所手前の「ちゃんちゃん川」を渡る際には合図の鉦が鳴らされた。大正時代刊行の「奈良県山辺郡誌」によると、「ちゃんちゃん祭り」の名はこの鉦の音から付けられたという。現在は近くの長岳寺の鉦が使用されている。

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