Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

高取城跡(奈良県高市郡高取町) その1:高取城跡を目指して国見櫓跡へ 202310

2023年11月09日 | 旅(奈良)
「第15回高取かかし祭り」をゆっくりと見せてもらった後、初めて高取城跡へ行きました。

十津川村を歩いているとき、もしかしてクマが出てきたら…という不安感がありましたので、今回はリュックに鈴をつけて歩きました。
高取町にクマはいないだろうと思いますが、一人旅ですから念には念を…。

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20231104の毎日新聞を読むと、
「秋田県内のホームセンターではクマよけ商品の売り上げが急増」という記事がありました。
鈴は「サイズが大きく高価なほど大きな音が出る」とのこと。
私の持参したものは小さいサイズでした。ほんの「気休め」程度ということだったのですね。クマよけには大きい音が必要なのですね。
次回自然の中を歩くときには、持って行く鈴の数を増やそう!!と思っています。
クマだけではなく、イノシシもサルも出会ったら怖いですからね。
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高取城はこんな山城だったのでしょうか。
土佐街道で見かけた看板

   

奈良産業大学のCGによる高取城の再現 https://sightseeing2.takatori.info/cg-project/は見応えがあります。

https://sightseeing2.takatori.info/cg-project/#cgyoutubeの「高取城CG再現映像と現在の高取城を比較」は臨場感があって、面白いです。
まさに私が歩いた登山道が写されていて、大手道を上っている感じがするYouTubeです。

かつては立派な山城だったのですねぇ。
今は石垣を遺しているだけですけれど。

さて、私は11時頃にかかし祭りのメイン会場を出ました。
その後の時間経過はカメラの時刻表示によります。

11時25分 松ノ門  


田塩邸  


どこから十五丁でしょう?

    


11時28分 植村家長屋門  





「日本最強の城 高取城」の幟

    


11時43分 どこから「七丁」でしょう?

       


11時47分 

      高取城跡 2,300m  宗泉寺 700m

       




      


12時 宗泉寺への道との分岐点

     

ここに「大手道登城案内図」があり、それには「いよいよ山登りの始まりです。
…黒門跡から本丸までの高低差は約350m…
ここから本丸まで1,836m ここから壺阪山駅まで2,937m」とありました。

  




12時6分 高取城址の碑  






12時27分 一升坂

   



12時32分 「本丸 1,060m  岩屋不動 120m」
岩屋不動へ上り始めましたが、途中で道が怪しくなり、自信がなく、引き返しました。




12時44分 飛鳥時代の石造物「猿石」 
       ※大手道と明日香村栢森(かやのもり) との分岐点

ここから本丸までの高低差は約110m

   

     

猿の背中  


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※「栢」の読み
植物・樹木の名前として「かしわ」と読み、地名として「かい・かや」と読み、
人名としては「かしわ・かし・かや」などの読み方をすることがあるそうです。

※明日香村の奥、南東方向にある稲渕(いなぶち)栢森(かやのもり)入谷(にゅうだに)の3つの集落をさして奥明日香というそうです。

明日香村栢森(かやのもり)は観光地と全く無縁の一大過疎地だそうな。
その町並みは、大和棟の大きな家や切り妻造りの豪勢な家屋、白壁の土蔵、煙り出しを残した家屋など、江戸時代から明治時代の様相を残した集落だとか。
 そんな静かな所をいつか訪ねてみたいと思います。 
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12時49分 二の門跡

    

  

      

水堀がありました。大阪湾に注ぐ大和川の支流高取川の源流です。

   









13時  国見櫓跡と本丸との分岐点

国見櫓跡へ進みました。

    

13時3分 国見櫓跡

   

 

  
                      
   

展望が開け、見渡せます。

   

正面に二上山474m   手前の集落は土佐街並み

  

左が畝傍山199m   右のきれいな三角錐が耳成山140m
遠くに生駒山642m

    
                               

                        
     
               

            
  
ほっと一息ついて景色を楽しんで、国見櫓跡から登山道へ戻りました。

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かかし祭り(奈良県高市郡高取町)   202310

2023年11月08日 | 旅(奈良)
奈良県高市郡(たかいちぐん)は、高取町(たかとりちょう)と明日香村(あすかむら)の1町1村からなる郡です。
 
高取町(たかとりちょう)の「第15回高取かかし祭り」を見に行きました。
かかし祭りを見るのは初めてでした。


開催期間 2023年10月1日(日) ~ 2023年10月31日(火)  午前10時~午後4時
開催場所 近鉄吉野線壺阪山駅下車、駅前から直ぐの高取土佐町並み       

壺阪山駅でも、かかしが迎えてくれました。

   

メイン会場、民家やお店の軒下、塀の瓦の上などに約260体ものかかしが並んでいました。



      


        


     

土佐街道  


   

     

  


土佐街道  


    

         

高取城  



土佐恵美須神社  

かかしの神主さん  



    

暮らしの一場面を切り取った自然な姿には味わい深いものがありました。


   

後ろ姿はまるで人間のよう。

     



     


土佐町由来
  

どのかかしも丁寧に作ってあります。


      

         

お二人の語っている言葉が聞こえてきそうです。

       

メイン会場にはたくさんのかかしが並んでいました。

   

かかしの表情は、一体ずつ異なります。
個性豊かです。

     

阪神の岡田監督のかかしは製作が間に合わず、似顔絵ボード。

  

米大リーグで日本人初の本塁打王に輝いた大谷翔平くんも、一目でそれとわかりました。

    

お、表情が本人そっくり!!と思ったのは、史上初の全8冠制覇を果たした将棋の藤井聡太くんのかかし。
 
   

      

碁盤はかまぼこ板で手作りされたものだそうです。

     






15年も続いている恒例のイベントですが、運営メンバーの高齢化を理由に今回で幕を下ろすそうです。

主催団体「天の川実行委員会」のみなさん、楽しいかかし祭りを15年も開催していただき、ありがとうございました。

約260体のかかしさんたちの譲渡先は決まっているとのこと。安堵しました。  

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十津川村の旅 (その6)おしまい   202310

2023年11月06日 | 旅(奈良)
果無集落の駐車場から、くねくねとした細い道を下りました。
  
  

国道169号線に出るまでに、「めん滝」がありました。
雌滝(めんたき)でしょうか。

     

               

                   

                       


【境目滝(サイメタキ・サイメンタキ) 雄滝(おんたき)雌滝(めんたき)

https://hikojima.hatenablog.com/entry/20190902/1567350000_1
に詳しく載っています。

下ります。

  

  

「小辺路登山口下」バス停  

      

赤い柳本橋が見えて、ほっとしました。

            


下りきったところに向井去来の句碑がありました。

    

          『つづくりもはてなし坂や五月雨』
          (つづくりも はてなしざかや さつきあめ)
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https://ameblo.jp/mt-tokko/entry-12549675740.htmlより引用
大和紀伊のさかひはてなし坂にて、往来の順礼をとゞめて奉加すゝめければ、料足つゝみたる紙のはしに書つけ侍る
   つゞくりもはてなし坂や/五月雨    去来
   (つづくりも はてなしざかや さつきあめ)

(句意)通行料を取っていくらこの「はてなし坂」を修理しても、この五月雨が降る中でははてなし山です。「はてなし坂」とは、大和と紀州の国境の熊野神社への参詣道路。「つづくり」(名)修理。補修。
季語は「さつき雨」(初夏)。句中に切れのある取り合わせ。
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この後、「昴の郷」で野猿に乗り、足湯を楽しみ、今回の1泊2日の旅は終わりとなりました。

①谷瀬と柳本の吊り橋が渡れたし、②野猿にも乗れたし、③玉置神社への参詣もできたし、④天空の郷と呼ばれる 「果無集落」にも行けたし、⑤念願の「小辺路」を歩くこともできたし、今回の旅は、2023年の想い出に残る、よいものとなりました。


2023年のお泊りの旅はこの旅だけです。
日帰り旅は数多くしましたけれど(吉野の桜、金剛山登山、葛城山登山、高野山参詣等)。
ちょうど一年前(202210)の曾爾高原以来の旅でした。
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※十津川村の観光サイト「https://www.vill.totsukawa.lg.jp/traveling_guide/」は参考になりそうです。
次回はこれを見て情報を得てから十津川村へ行くつもりです。

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ちなみに、そこにはこんな記載が!!
お知らせ            
掲載日:2023.06.14          
ツキノワグマ出没に係る注意喚起について
十津川村には「ツキノワグマ」が生息しています。
ツキノワグマは全身黒褐色ですが、名前の由来通りほとんどの個体に胸に白い半月状の模様が見られるのが特徴です。
ツキノワグマは元来、臆病で警戒心も強く、好んで人間に近づくことはありません。聴覚と特に敏感な嗅覚で、人間より先にツキノワグマの方が気付いて避けようとしますが、不意に人間と鉢合わせてしまった場合、ツキノワグマの方も人間を恐れて、強い力と鋭い鉤爪、大きな歯で攻撃を仕掛けてくることがあります。
また、走る速度も時速40kmから50kmほどです。

令和5年に入り、奈良県内でツキノワグマの目撃情報が多数報告されています。
山に入る時は、大きな音の出るクマ鈴を身につけたり、ラジオを鳴らして携帯するなどしてください。
もしツキノワグマに遭遇しても背中を見せず、興奮させないようにそっと下がっていきましょう。
山の中でクマの姿や足跡を見つけたら、十津川村役場へご連絡ください。
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果無集落で、果無峠登山口から駐車場へ、車道を歩いて下りる時、十津川村にクマがいるなら、クマと出会うのではないかしら…という不安が渦巻きました。
十津川村にはクマがいるのですね!!
知らなかった!
無事帰れてよかった~!!!

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十津川村の旅 (その5)果無集落  202310

2023年11月05日 | 旅(奈良)
十津川村には「果無(はてなし)集落」という集落があるそうです。
かなり有名だそうですが、私は全く知らなかった…。


この集落は山の上にあるので、幅員の狭い道を10分ほど車で上がっていかねばなりません。

上りきると、4台分の駐車スペースがありました。
私たちが一台目でした。



200m歩きました。


路線バスは月曜日のみの運行です。

     

果無集落を歩きます。良い天気です。

  

コスモスが咲いています。

   

 

石垣がきれいに積まれています。

    

田んぼもあるのですねぇ。
稲刈りは終わっていました。

   

きれいな水と苔

   





集落はここで終わりました。
この細い道(小辺路)を歩いて行くと、十津川温泉を経て高野山へ行けるのですね。

    

ここで引き返しました。

  

果無峠 4.1㎞ 

十津川温泉 0.9km 

西国三十三観音 


いわゆる「原風景」でしょうか。

  

    


  

     

  

      


周りは山が幾重にも連なっています。
それらと同じ高さに立っている感じで、感動しました。
もし、私がこんな果て感のあるところで生まれて育ったとしたらどんな人間になったるだろうと思いました。

  

車道まで戻りました。

  

果無峠の方への小道(小辺路)を歩きます。

  

  

コウヤボウキ  

 

     

人家の敷地の中を通らせていただきます。

 

果無峠 3.7km  





車道に出ました。バス停「小辺路登山口上」です。

    

         

熊野参詣道小辺路の案内板 

   

ここからが登山です。

   

果無峠 3.6km  
  

登山道  


全く装備をしていないので登山道は進まず、ここで引き返すことにして、駐車場まで車道を歩きました。


コウヤボウキ  



  

「中果無」バス停  

おうちの前のコスモス 

  
木彫りのフクロウさん  

「世界遺産石碑前」バス停に戻ってきました。

   

駐車場へ向かいます。
里芋の大きな葉が見送ってくれました。

  


くねくね道を車で上って駐車場に着いたのは、9時半頃でした。
果無集落の散策を終えて駐車場に戻ったのは、10時40分頃でした。

一時間余りののんびりタイムでした。
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「小辺路」(こへち)や「中辺路」という言葉の響きに憧れて、「いつか歩きたいなぁ」と、漠然と思っていました。

高野山と熊野本宮大社を最短で結ぶ熊野参詣道が、全長72㎞の「小辺路」なのですね。
今回初めて知りました。

その小辺路が果無集落の中を通っているのです。
思いがけず小辺路を少しだけですけれど歩くことができて私は嬉しくなりました。
小辺路の道幅はとても狭いのですが、一人が通れたらよいのですから、この狭小な道で十分ですね。

果無集落から十津川温泉へ下って行く小辺路をどんどん歩くと、高野山へ行けるのですねぇ。
果無集落から小辺路を歩いて果無峠を越えて行くと熊野本宮大社に到着するのですねぇ。



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十津川村の旅 (その4)柳本吊り橋 202310

2023年11月04日 | 旅(奈良)
果無集落へ行く前に、柳本吊り橋を渡りました。
吊り橋を見ると、素通りできません。

柳本吊り橋は、県道735号線にあります。

   

長さ90m、高さ10mです。

   

徒歩なら、この吊り橋を渡って果無集落へ行けるようです。
  
  

「果無峠越登山路」を歩く体力があればなぁ…

    

柳本橋は繊細な感じのきれいな吊り橋です。

  

低い位置から撮ってみました。

     


連日良い天気に恵まれました。

    

まだ新しい木です。

   

下を流れるのは上湯川  


さぁ、次は果無集落を目指します。


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十津川村の旅 (その3)玉置(たまき)神社   202310

2023年11月03日 | 旅(奈良)
十津川村には標高1076mの玉置山という霊峰があります。
大峯奥駈道が通る玉置山は山岳修行の聖地のひとつ。
大峯奥駈道の南の拠点として多くの修行者が往来し、その山頂近くに鎮座する玉置神社は熊野三山の奥の院として栄えました。

玉置神社は、第十代崇神天皇の時代に王城火防鎮護と悪神退散のため創建されたと伝えられているようです。


玉置神社へお参りするには、幅員の狭いくねくね道を車で上がります。
対向車が来ないことを祈り続けるような道です。

  


山また山  

玉置神社の駐車場には思っていたよりも多くの車が止っていました。


         

    


幟がたくさん立てられていて、厚く信仰されている神様なのだとわかります。
    

    

  

この鳥居をくぐると、参道は下り道です。

   


    

かなり下りて行きます。


   

      



樹齢3000年と言われる神代(じんだい)杉や、常立(とこたち)杉、大杉などの巨樹を含む杉の巨樹が、天に向かってのびています。


    

御本殿 

  
   



三柱神社  
  

  

         

   

駐車場からの展望、幾重にも連なる山また山
 
  


玉置神社は、とても神聖な空気を感じる神社でした。

摂社・三柱神社
出雲大社玉置教会
末社・玉石社
後白河院、和泉式部の参詣記念の石塔
彩色戸襖(狩野派の花鳥画)
などについては下のリンクを見てください。


私は、全く予備知識なしに玉置神社へお参りしましたので、「玉石社」が玉置神社の最も神聖で重要な部分だとはつゆ知らず、玉石社には詣でずに帰ってしまいました。
残念なことをしました。「徒然草」ではありませんが、先達はあらまほしきもの…です。

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十津川村の旅 (その2)野猿(やえん) 202310

2023年11月02日 | 旅(奈良)
「野猿」という乗り物に乗ってみたいと、ずっと思っていました。

木の箱のようなものに乗って、綱を自分で引いて、川の向こう岸まで行くという乗り物です。

十津川村で野猿に乗れるところは、ホテル昴(敷地内)と西川出合にあります。
※それぞれ使用料無料です。

今回の旅の途中、「昴の郷」で野猿体験ができました。
平日でしたので「昴の郷」には人がほとんどいません。「野猿」に乗る人も皆無。

ロープが見えました。
きっと野猿のロープです。
ロープの左端の方へ行ってみました。


しかし、そこには乗るべきものがなく、どうやら反対側にありそうです。


野猿は川の上を通るわけではないようです。
乗り場はあちらです。

  

野猿がある側へ移動しました。

ありました!!


注意書き  

       
しかし、手袋は見当たらず…。


私は「野猿」に乗り込んで金具のロックを外し、進み始めました。
綱を引くにはかなりの力が必要だとすぐにわかりました。

向こう側に到着しましたが、そこにはロックのできる金具がありません。
ということは、元の所へ戻らねばならないということです。
つまり座る向きを替えて往復する必要があるということです。

まだ余力がありましたので、眼下の景色、サイドの景色を見ながら、また頑張って綱を引きました。

  
    

     


強力な援助を得たおかげで、それほど腕を酷使することなく、無事戻りつきました。
一人旅でないことを感謝した場面でした。
一人旅なら腕力のなさを思い、「野猿」は諦めたでしょう。
若い時なら一人旅でも怖いもの知らずで「野猿」に乗ったでしょうけれど、いろいろ考えてしまう年齢になってしまいました。

なにはともあれ、長年の念願が叶って、大満足の私でした。

野猿の後は、のんびり足湯をしました。
足湯にはベストシーズンでした。

足湯をするのは何年ぶりだろう…
城崎温泉には足湯はなかったなぁ…
ということは、湯村温泉以来かなぁ…

  

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https://www.vill.totsukawa.lg.jp/traveling_guide/onsen_gou/によると、

十津川温泉の泉質は、【ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉】70℃ pH7.5

                            
村内全域、源泉かけ流し。
                           
2004年、十津川村は全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をした村です。
 村の温泉施設すべてが、お湯の循環、再利用を一切せず、沸かさず、塩素消毒をせず、薄めず、「ほんまもんの温泉」をこんこんとかけ流しています。これは、十津川村の豊富な湯量だからできる、極めて贅沢な極上の温泉です。また、湯泉地温泉・十津川温泉・上湯温泉は、すべて「美肌の湯」の泉質を持っています。                            
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十津川村の旅 (その1)谷瀬の吊り橋  202310

2023年11月01日 | 旅(奈良)
十津川村の「谷瀬(たにせ? or たにぜ?)の吊り橋」


Taniseno Tsuribashiとあります。「たにせ」ですね。

車を村営駐車場に置きました。


Tanize no Tsuribashiとあります。「たにぜ」ですね。

たにせ? or たにぜ?
どっちが正しい読みなのでしょうか?

乗用車の駐車料金は800円。お高いですね!
2時間も駐車しないし…。






説明書きには「たにぜ」とルビが付いています。

  

雲一つない空、連なる山、流れる水、そして吊り橋!
最高にきれいな景色です。 


  
さぁ、上野地から谷瀬に向かって吊り橋を渡ります。

  

「スリル満天の空中散歩」と形容される「谷瀬の吊り橋」を渡りました。
上野地と谷瀬を結んでいる、鉄線の吊り橋です。
長さ297.7m、高さ54m。
もともとは生活用のための吊り橋として、昭和29年(1954年)戦後の復興期
にかけられたそうです。
それまでは、谷瀬の人々は川に丸木橋をかけて行き来をしていたのですが、洪水のたびに流されたそうな。そこで谷瀬集落の人々は大金を出し合い、大吊り橋を村の協力を得て完成させたそうです。
真剣な思いでできた吊り橋なんですね。
静かな山々に囲まれ、眼下には清らかな熊野川(十津川)が流れています。
古人の偉業に感謝しながら、トコトコトコと渡りました。
ゆらゆらふわふわと揺れる不安定感、浮遊感が空中散歩っぽく、スリルというよりも心地よさを覚えました。


途中、大きな白い犬とすれ違いました。

吊り橋を渡り切り谷瀬側に到着して、上野地側を見た写真です。

  
   
注意書き  

   

このベンチに座っておにぎりを食べました。

  



ゆっくりと歩いて渡ってくる男性たち

  
   
          

          


案内板  

       

吊り橋の谷瀬側の終点から300mほど歩くと、後醍醐天皇の第3王子大塔宮護良親王が十津川に逃げ出したとき、豪族竹原八郎が仮宮殿を建ててかくまった御所の跡「黒木御所跡」があるとのこと。南朝史跡です。
明治22(1889)年8月、奈良県吉野郡一帯はすさまじい豪雨に襲われ、十津川の被害は甚大(じんだい)で死者168人、生活の基盤を失った者約3千人。
あの時に宮跡や竹原八郎の五輪塔などもなくなったようです。

「黒木御所跡」に行ってみようかしらと、チラッと思いましたが、吊り橋が苦手で渡ることのできない人を上野地側で待たせているので、「黒木御所跡」には行かず、早々に戻ることにしました。


谷瀬側から吊り橋を渡ります。
この瞬間、私だけのためにある吊り橋です。
 
  

帰りは写真をたくさん撮る余裕があります。
河原にはテントがたくさんありました。
  
  

          

      

        

  
        

この辺りが中間地点でしょうか。
   
    


           


上野地側に到着しました。
谷瀬側の空と山が美しい!!


ゆっくりと吊り橋を渡れて、私は大満足!!
「いつか…」の思いがひとつ叶いました。

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