Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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Drの技術リポート2題

2017-05-17 10:39:28 | Drのメンテ講座

最終型アルフェッタGTV2.0のキャブマウント

いわゆるノルド4気筒での定期交換パーツであるキャブマウントのお話です。

純正品が消滅して、OEM粗悪品が物議を醸し出しました。

それはともかく、このキャブマウントの交換は結構面倒で、インテークマニを外す必要がありました。

ところが、この116最終型では、インテークマニが変更されたのです。


変更されたインマニ形状


キャブマウントも変更

この変更の意義は意外なところにありました。

インテークマニを外さずに、キャブマウントが交換出来るようになりました!。

従って、キャブマウント交換の作業時間は大幅に短縮出来ます。


異なるキャブG/Kのサイズ                   グレーが従来のG/K

見たところ従来のG/Kと同じサイズに見えますが、適合は不可で流用できません。

やむなくシートから切り出しましたが、要注意点であります。

ちょっと残念なのはこのインテークマニ仕様は1983y以降のキャブ最終モデルのみで数年間しか存在しない
モデルでした。


最終型アルフェッタGTV2.0(11636)

116ジュリエッタも同様に後期のみの仕様です。



O/H中のSOLEX(40ADDH)                         左は作業前


スロットルバルブの調整もバッチシ?


開放型B/gをサンドイッチ

WEBERに比べると全体的にカッチリと頑丈に作ってるあるようです。

特にこの真鍮プレートで開放型B/gをサンドイッチしてるのは、グリスを封じるのに大いに効果があるようです。

WEBERの頼りない革シールよりも全然耐久力はあるでしょう。

B/gサイズはWEBERと全く同じでしたが、そのボディとの勘合がWEBERがユルユルなのに対してSOLEXは
キツキツでした。

スロットルシャフトもWEBERより頑丈(太い?)に出来てるようです。


結局はシールドB/gに交換

こうなれば、せっかくの真鍮プレートも意味がありません。

しかし、WEBERとの比較では興味深いものがありました。

たぶんSLOLEXも製造年式ではマイチェンしてるかもしれません。

大多数のショップが見捨てるSOLEXも捨てたくないので、しつこくリビルトに挑戦しております。

最も、Drのスキルでの範囲になりますので、保証は出来ませんがw。

それでも、アルファのツインチョークキャブに関しては、WEBERは元よりSOREX、デロルトでもキャブ屋の
お世話には近年なってませんので、それなりのスキルアップの実績は認められるでしょう。

下手の横好きDrのキャブいじりは当分続きそうです 




















コメント
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