最終型アルフェッタGTV2.0のキャブマウント
いわゆるノルド4気筒での定期交換パーツであるキャブマウントのお話です。
純正品が消滅して、OEM粗悪品が物議を醸し出しました。
それはともかく、このキャブマウントの交換は結構面倒で、インテークマニを外す必要がありました。
ところが、この116最終型では、インテークマニが変更されたのです。
変更されたインマニ形状
キャブマウントも変更
この変更の意義は意外なところにありました。
インテークマニを外さずに、キャブマウントが交換出来るようになりました!。
従って、キャブマウント交換の作業時間は大幅に短縮出来ます。
異なるキャブG/Kのサイズ グレーが従来のG/K
見たところ従来のG/Kと同じサイズに見えますが、適合は不可で流用できません。
やむなくシートから切り出しましたが、要注意点であります。
ちょっと残念なのはこのインテークマニ仕様は1983y以降のキャブ最終モデルのみで数年間しか存在しない
モデルでした。
最終型アルフェッタGTV2.0(11636)
116ジュリエッタも同様に後期のみの仕様です。
O/H中のSOLEX(40ADDH) 左は作業前
スロットルバルブの調整もバッチシ?
開放型B/gをサンドイッチ
WEBERに比べると全体的にカッチリと頑丈に作ってるあるようです。
特にこの真鍮プレートで開放型B/gをサンドイッチしてるのは、グリスを封じるのに大いに効果があるようです。
WEBERの頼りない革シールよりも全然耐久力はあるでしょう。
B/gサイズはWEBERと全く同じでしたが、そのボディとの勘合がWEBERがユルユルなのに対してSOLEXは
キツキツでした。
スロットルシャフトもWEBERより頑丈(太い?)に出来てるようです。
結局はシールドB/gに交換
こうなれば、せっかくの真鍮プレートも意味がありません。
しかし、WEBERとの比較では興味深いものがありました。
たぶんSLOLEXも製造年式ではマイチェンしてるかもしれません。
大多数のショップが見捨てるSOLEXも捨てたくないので、しつこくリビルトに挑戦しております。
最も、Drのスキルでの範囲になりますので、保証は出来ませんがw。
それでも、アルファのツインチョークキャブに関しては、WEBERは元よりSOREX、デロルトでもキャブ屋の
お世話には近年なってませんので、それなりのスキルアップの実績は認められるでしょう。
下手の横好きDrのキャブいじりは当分続きそうです 。