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2021y Maserati Ghibli Hybrid GranSport
8AT 外装ビアンコ 内装レッド/ブラック 走行8,500km
成約済みのお車でございますことをご了承ください。
マセラティ初
マイルドハイブリッド(2.0リッターターボ+48Vハイブリッドシステム)を
搭載したレアなイタリアンプレミアムをご納車させて頂きました。
グランスポーツはスポーティグレードの意となります。
昨年2021年にデビューしたてのモデルということもあり、
2022年11月現在で広告媒体には14台しか出ておりませんでした
(業者オークションにも出品無し)。
そのほとんどが認定中古車(ディーラーさんからの販売)ということで、
仕入れは難航しましたが
オーナーさまの(とホリイトレーディングの??)コネクションのおかげで、
なんとか入手に至りました。
関係者の皆様のご厚意に感謝致します。
マセラティ2021年モデル(ギブリ・レヴァンテ・クアトロポルテ)の
中ではエントリーモデルにあたるギブリGTですが
新車プライスはなんと 1106万円 のプレミアムカー!
それに加えこの車両はメーカーオプションてんこ盛りということで嬉しいパッケージです。
リセールも悪くないでしょう
オーナー様につきましてはご成約を頂き、誠にありがとうございました。
気になる詳細を見ていきましょう!
<外装>
全長4971×全幅1945×全高1461mm ホイールベース2998mm
フロントはダブルウィッシュボーン式、リアはマルチリンク式
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ノーマルギブリとの外観の違いは何処に?
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Cピラーのマセラティエンブレムや
Fフェンダーの三連エアベントが、ブルーで彩られています。(このあたりのみでしか見分けがつきません)
さりげないアクセントなのです。
外観以外では、音を聴くか、
エンジンルームやトランクルーム(ハイブリッドシステムが底に収められています)を
覗かないとわかりません。
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オプションの21インチTITANO(チターノ)ホイル
タイヤはピレリのP ZERO
(フロント)245/35R21(リア)285/30R21
FR車らしく後輪に太いタイヤを履きます。
走ると多少ダイレクトに路面情報が伝わりますが、
エアサスの恩恵か、これだけ大径ホイールでも、乗り心地面は問題ないです。
「グランスポーツ」の標準サイズは
(フロント)245/40R20 /(リア)285/35R20
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ベースグレードのギブリは18 インチだったはずなので、かなりのインチアップですが
さすがの迫力ボディなので21インチを履きこなしています。
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キャリパーはGTでは(先ほどのエンブレムの例のごとく?)ブルーが標準のようですが、
グランスポーツではレッドキャリパーとなっております。
内装レザーカラーと統一感があり◎
リアビューを見ていきましょう
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さりげないブーメランテール
4本出しマフラー
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ちらッ
エンドで2本ずつになっていますね。
スポーツモードで排気音が変わるので、
このあたりのバルブで排気経路を変えているものと思われます。
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(参考画像)たまにこのような4本出しもありますので
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17万円のオプション、パワーサンルーフも付いています。
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ガラスコーティングもしましたので、
このあたりの汚れやすいディティールも綺麗です。
<内装>
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ビアンコ(白)で落ち着いたボディに
このロッソ(赤)でアクセントがあり色気のあるインテリア、好印象です!
ロールキャベツ男子的?
フルプレミアムレザー(オプション26万円)
シートの他、ダッシュボードやドア内張もレザー。高級家具でしょうか。
ちなみに4枚のドアには半ドアでも自動で閉める「ソフトクローズドア」なるものが付いていました。
※グランスポーツは標準装備
国産車のパワースライドドア以外で初めて見ました。
剛性があり重量のあるドアなので、閉める時も乗り込むときも、結構役立ちそうです。
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harman/kardon社 プレミアム・サウンド・システム(オプション13万5000円)
車内に10個スピーカー配置されているとのこと。
BMWやメルセデスのドイツ勢のオプションによく採用されているイメージでしたが
現行ジュリアやステルヴィオにも採用されていますね。
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ギブリ後期仕様の内装
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左:後期 右:前期
(初期型レヴァンテ左ハンドルですが比較のため並べてみました)
ディスプレイが10インチ超と大きくなり、よりタブレットのように使い易くなりました。
セレクターレバーのデザインも変更されていますね。
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タッチパネルのシステムが使いやすくなった他、
従来は有線でしか対応していなかった Apple CarPlay が
無線(Bluetooth)に対応した点が、個人的高評価ポイントです。
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360°カメラ(トップビュー)も、全長5m弱の大柄ボディでは重宝します。
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ステアリングスポーク右
メーター部ディスプレイの表示切替や、音声コントロールのスイッチ
(音声コントロールはそこまで賢くなく出番は少なそう)
左右のスポーク「裏」には音楽のボリューム調整、
スキップ、バックのスイッチが付いています〇
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ステアリングスポーク左
「ハイウェイアシストシステム」のスイッチ
アクセルブレーキの他、操舵(レーンキーピング)もアシストしますので
「自動運転レベル2」相当のシステムです。
(ユーザー様向けになりますが)
スイッチが多く取っ付きにく印象ですが、簡単には
①上段中央のスイッチでスタンバイ
②下段左のダイヤルを下(SET)
で、自動運転スタートです。
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十分実用レベルに仕上がっている自動運転
慣れると、遠距離や渋滞の際、手放せなくなりそうです。
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一定時間ステアリング操作が認められないと(ドライバが手を離しきっていると)
警告の後、自動運転が終了しますのでご安心を。
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ディティール
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ZF製8AT
性格上指紋が気になるが、美しいピアノブラックのパネル
隠れていますが、セレクターレバーの上にハザードスイッチがあり押しづらいw
スカイフックサスも付いております(グランスポーツ標準)
※パーキングスイッチの上のスイッチ
「スポーツモード」では排気音がやや大きくなり、アクセルレスポンスの向上が体感できました。
※スカイフックサスの上のスイッチ
スカイフックサスもスポーツモードになり締まった足になります。(ガチガチではない)
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芸が細かいシリコン素材のキーカバー。
ディーラーさんが用意したものでしょうか?
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ワイヤレスチャージシステムなるもの。(スマホのワイヤレス充電)
私のスマホ(iPhone11Pro)では走行中動いてしまい充電できなくなることもしばしば、
レイアウト的にスマホが熱くなる点も気になりました。
急ぐ場合は右にある従来の有線ポートでするのが吉!
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写真で分かりづらいですが、ルーフライニングはアルカンターラ
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リアシートに座ってみたの図(運転席は中間くらい)
足回り、頭上の高さも快適です。
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500Lのラゲッジスペース
この車両、ツーリングパッケージなるものも装備しており、
トランクがキックアクションで自動開閉します。感度も〇
両手が塞がっているときに重宝。
「ツーリングパッケージ」内容:
フロント・シート・ヒーター/イージー・エントリー・システム/電動トランク・リッド/電動調節式ステアリング・コラム
<機関>
いよいよハイブリッドシステムの御開帳です。
トランク下をめくってみると、、

48V電気システム(48Vバッテリ、DCコンバータ等)が搭載されてるようです!
※右の黒いバッテリーは、通常の補器類用12Vバッテリー
重量バランスの為、
重いハイブリッド用の48Vバッテリーはあえて
トランクルーム内に持ってきたものと思われます。

パンク修理キットもさりげなく収まっていました。
エンジンは 2.0リッター直列4気筒DOHCターボ
ベースエンジンはアルファロメオ ジュリア ヴェローチェと同じとか。
「2.0リッターMHV(マイルドハイブリッド)のマセラティって大丈夫そう?」
2tある大柄ボディに、2.0リッターは厳しいのではと思ったのですが
十二分なパワー(330馬力)を発生します。(330ps/450Nm)
普通に速かった(笑)
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(参考)レヴァンテベースグレードの3.0リッターV6エンジン(350PS/500Nm)
いくらモーターのアシストがあるとはいえ2.0Lダウンサイジングターボエンジンで
330馬力はどうやって出しているのだろうか?
同じ48Vシステム+ BSG を搭載した
メルセデスのE300アバンギャルド(2.0L直4ターボ BSG搭載)でも
十分なパワーですが 250馬力 ほどです。
※《BSG(ベルト駆動のスタータージェネレーター)》
このモーターで発進時や加速時にアシストする。

画像はイメージ
調べてみると、ギブリGTには48V+BSGに加え「eBooster」なるものが搭載されていた。
《電動コンプレッサ「eBooster」》
※48Vで稼働する電動スーパーチャージャーのようなもの

これがBSGに加え、
過給機としてさらに強力に発進時、加速時にアシストを入れているということらしい!
すごいのは、実際走ってみてもモーターやeBoosterの介入はあまり分からないので
あくまで自然なパワー感です。
言われなかったらMHVとは気づかないで、きっとNAの3.0Lくらいの車と思います(^^;)
シフトアップダウン時のショックも殆ど感じません。
<総括>
ギブリ ハイブリッド
MHVにはV型エンジンの官能的なサウンドは無いものの、
十二分なパワーで、CG代表 加藤哲也さんの言葉を借りると、
「社会性を持って運転できるので、非常に大人っぽいしありがたい感じ」
スマートな大人の選択肢の一つになるであろう、ラグジュアリーサルーンでした。
この度はご成約、誠にありがとうございました。
by インターンN