業者専用のオークション 全国ネットで居ながらにして買える
通常お客様からの車両の買い注文が入ると我々ショップの人間は真剣にお客様の要望に答えるべく全国から車両を探します。
問題はその探し方であります。
一昔前のアナログ時代は業者専用の在庫リストというのが出版されていました。
ネット未普及時代ですからそのシステムは極めて原始的でありました。
そのリスト本はほぼ週一回ペースで郵送されるのでした。
我々ショップへの取材はFAXでリスト用紙を流して記入後に返送するのですがモタモタしてると柄の悪い出版社のオッサンが「まだでっか~」と追い込みを懸けてくるのです。
Drは出来るだけオッサンと喋るのを避けるためにFAX返信派でありました(笑)。
この業者本は極めてアナログ的でありましたが唯一の良いところは専業者しか読めないというところで一般ユーザーにネタバレすることは先ずあり得ませんでした。
小売店の殆どが掲載してる両誌
その専業者リスト本はやがて時代の波に乗れなくなり廃盤になりました。
もう一つの理由は業販専門の業者が商売にならなくなったことです。
それは以前にも書きましたガ○バーとかの買い取り専門店の台頭で車両の仕入れが思うようにならなくなったためです。
勢い我々小売り業者の仕入れは巻頭画像の業者専用ネットオークションがメインとなりました。
最も全ての車種が買える訳ではなくお客様のご要望と一致しないことも多々あります。
全国の小売店の在庫が簡単に見える
ここで問題なのはお客様にネタバレすることであります。
最も業者専用オークションでさえどこかの小売り媒体に掲載されている場合も多いです。
Dr; 「○○さん、こんな物件が見つかりましたけどどうでっか~?」
お客様; 「それは○○というお店のクルマやんか、そっちのほうが安いやん」
てな、感じでやりにくいわけです。
Drは出来る限り一般誌からはネタを仕入れないようにしておりますが最近は少々異変が起きるようになりました。
なんとDrが探さなくてもお客様がGOOやセンサー等で探して来られるのです。
お客様; 「Dr、センサーの○○という店に一台入庫したよ」
Dr; 「あ~そうでっか、ほなワテも見てみますわネ」
お客様; 「もう電話して見積もりもとったしネ」
Dr; 「???????」
お客様 「Dr、心配しなくても買うのはDrのお店やしネ」
Dr; 「しかし、業販するかわかりませんがな・・」
お客様; 「相手の業者さんは業販出来る言うてましたで~!」
よってDrはクルマを探す必要もなくなり手間要らずになりました。
お客様は神様です(笑)。