Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

Drは手間要らずの巻?

2009-05-31 20:53:12 | 現代クルマ屋事情

業者専用のオークション   全国ネットで居ながらにして買える


通常お客様からの車両の買い注文が入ると我々ショップの人間は真剣にお客様の要望に答えるべく全国から車両を探します。

問題はその探し方であります

一昔前のアナログ時代は業者専用の在庫リストというのが出版されていました。

ネット未普及時代ですからそのシステムは極めて原始的でありました

そのリスト本はほぼ週一回ペースで郵送されるのでした。

我々ショップへの取材はFAXでリスト用紙を流して記入後に返送するのですがモタモタしてると柄の悪い出版社のオッサンが「まだでっか~」と追い込みを懸けてくるのです

Drは出来るだけオッサンと喋るのを避けるためにFAX返信派でありました(笑)。

この業者本は極めてアナログ的でありましたが唯一の良いところは専業者しか読めないというところで一般ユーザーにネタバレすることは先ずあり得ませんでした。



小売店の殆どが掲載してる両誌


その専業者リスト本はやがて時代の波に乗れなくなり廃盤になりました

もう一つの理由は業販専門の業者が商売にならなくなったことです。

それは以前にも書きましたガ○バーとかの買い取り専門店の台頭で車両の仕入れが思うようにならなくなったためです。

勢い我々小売り業者の仕入れは巻頭画像の業者専用ネットオークションがメインとなりました。


最も全ての車種が買える訳ではなくお客様のご要望と一致しないことも多々あります。



全国の小売店の在庫が簡単に見える


ここで問題なのはお客様にネタバレすることであります

最も業者専用オークションでさえどこかの小売り媒体に掲載されている場合も多いです。


Dr; 「○○さん、こんな物件が見つかりましたけどどうでっか~?」

お客様; 「それは○○というお店のクルマやんか、そっちのほうが安いやん


てな、感じでやりにくいわけです


Drは出来る限り一般誌からはネタを仕入れないようにしておりますが最近は少々異変が起きるようになりました。

なんとDrが探さなくてもお客様がGOOやセンサー等で探して来られるのです


お客様; 「Dr、センサーの○○という店に一台入庫したよ」

Dr;   「あ~そうでっか、ほなワテも見てみますわネ」

お客様; 「もう電話して見積もりもとったしネ」

Dr;   「???????」

お客様  「Dr、心配しなくても買うのはDrのお店やしネ」

Dr;   「しかし、業販するかわかりませんがな・・

お客様; 「相手の業者さんは業販出来る言うてましたで~!」



よってDrはクルマを探す必要もなくなり手間要らずになりました


お客様は神様です(笑)。 
 
  









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ルノー ルーテシア スポール2.0

2009-05-30 21:38:17 | 新着入庫

この膨よかなお尻は良い感じ  安産型かも


このお尻の形を見て感じる物があるという人はマニアです?!。

それはもちろんHな意味ではありません(笑)。

とても良く考えてあるデザインでマニア心を刺激するわけなんです。



フロントは冴えないかも  アロイは社外16インチ


前置きが長くなりました

Drが衝動買いしたルノールーテシアなんですがこれは日本名で本名はクリオRS2.0なんです。

ご存じかと思いますが当初クリオ(CLIO)で国内販売する予定がホンダからクレームが着いたとかいう話でした。

それでやむなくルーテシアという車名に変えたのですね。

同じモデルでも並行輸入車はクリオで正規物はルーテシアとややこしいです

このワインカラーのRSはいわゆるフェイズ2と言われるマイナーチェンジされた二代目です。

どちらか言うとフェイズ1の方が好ましいデザインと思う方も少なからず居るのではと思うDrであります。



1998cc DOHC16バルブ169ps/6000rpm20.4kgm/5400rpm

なんでもアルピーヌの血の入ったこのホットハッチモデルは日本でも人気モデルと言えます。

その証拠に少々古くなっても中古車市場ではそれなりの価格相場は保っていますから。

DrもこのRS2.0は数台販売した実績があります。

フェイズ2に関してはお初ですが一部フェイスリフトされた以外はなんら変わらないと思います。

今回仕入れたこのRSの取り柄は何でしょう?。

ワンオーナー車で結構ボディも内装も綺麗なんですが・・



インテリアも結構綺麗です

アルカンターラと思われるシート生地もヤレてません。

走りもどこもこれという不具合もなく良く走ります。

レフトハンダーで右手(これ重要)でカチッと決まるシフトと良く回るエンジンをぶん回せばあなたはその気になること受け合いです。

この個体の強いて問題点をあげますと・・・



ガビ~ン!   オドメーターは10万kmにもう少し


そんな少々走行距離が多くても心配は無用です。

この手の欧州製エンジンはむしろ10万kmくらいのほうがパワーが出てる場合が多いのです。

マニュアルシフトはこれくらいでは全く壊れませんしクラッチも軽くてスムーズです。

おまけにエアコンも良く効いております

内装も綺麗と言いましたが一点ちょっと問題が・・・



これはちょっと頂けません (反対側はキレイ)


中軽度レストレーションを得意とするDrもこれにはちょっと悩んでおります・・


しかしステアリングが少々傷んでいてもそんなことを気にする必要はありません。

RS2.0の走りには全く関係ありませんし取るに足らない問題だと言えましょう。

むしろこのRSを運転すれば血が騒ぐ故に誰でもグリップに力が入るのかもしれません(笑)。 

社外品のアロイが気に入らないという人も居るかもしれません。



????



このワンオーナーのRSはホントに良いクルマですよ~!

走行は10万kmでもとても調子は良いし値段はナント僅か48.5万円!です~!

さらに純正アロイ+スタッドレスもお付けしましょう!


相場の半額で全然まだまだ楽しめるRSはホントに希少ですよ~!


欲しいと思うアナタは迷わずお電話して下さいネ!・・


075-934-0282 担当Dr



(お後がよろしいようで・・・






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変身もDrにお任せの巻 その2

2009-05-28 21:20:57 | 新着入庫

何かが違いますね?


そうなんです川崎さん?

標準はトップ(幌)の色は全て黒だったのです。

しかしこのSpiderはタン色に変えております。



新調したばかりのタン色トップ


Spiderのトップ(幌)は定期交換部品なのです。

保管状況によりますが数年に一度は交換を要する消耗品です。

更に後部のスクリーンはもっと早く傷みますがこの部分だけの張り替えも可能でコストは比較的お安いです。

この年代のトップの開閉はもちろん手動ですがワンタッチ間隔で一分もかからないくらいの簡便さです。



ナルディの限定復刻ウッドステアリング付


こちらはクラシックフェラーリの復刻版で10万円近くしたそうです。

そういえばこの115Spiderのファイナルエディションという最終限定バージョンにはナルディのウッドが標準でした。

ステアリングホイールに関しては純正品も残してありますのでご心配なくです。

その他見えないところではダンパーを一新しています。

エンジンのアーシングも施工済みです。



Drの好きなアングル



一時は後継のType916Spiderの相場を超えての高値で取り引きされた115Spiderもさすがに今ではお安くなりました。

スタイルはクラシックを残しつつ中身(メカ)は現代流にモディファした実用にも耐えるモデルです。

この稀少色かつ長年当社でメンテしたSpiderをこの度商品として売ります。

パーツは徐々に欠品傾向になっていますがDrは何とかします

詳細はこちらをご覧下さい。












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変身もDrにお任せの巻

2009-05-27 21:40:43 | 新着入庫

91y アルファロメオスパイダー 5MT レストア済?


とても綺麗なSpiderです

新車同様と言えば明らかに言い過ぎですがそれに近いものを感じさせます。

おまけにボディカラーがホワイトと言うのもレアーです。

ここまで書くとDr自慢の中軽度のレストレーションの宣伝やねと目ざとい方は思うかもしれません。

それがちょっと違うのダス~インダス川ザンス・・。(←意味不明)


この綺麗なSpiderの元の姿は・・・



ガビ~ン!   真っ黒やおまへんか


通常であればDrのコンセプトに基づきDr好みにレストアさせることは考えられます。

しかし今回はユーザー様の希望により偶然にこうなったというお話です。

ここに至るまで二名のユーザー様の変遷がありました。

一人目のユーザー様はなんと女性オーナー様でありましたがボディカラーを黒から白に塗り替えて欲しいという指令が下りました。

場合によっては塗り替えはオリジナルに反するので抵抗?するDrであります。

しかし、DrのSpiderではありませんので何をしようとお客様の自由とも言えます・・


お客様は神様です(笑)。


結果的にこのSpiderに関しては白に塗り替えて正解だったと思うDrであります。



エンジンルームに黒の名残があります


エンジンルームが真っ黒というのはそれほど違和感はなく補器類に隠れて目立ちません。

間違っても旧車みたいにエンジンも降ろして同色(白)に塗りましょうなんて言いません(笑)。

これは全く無駄な作業としか言えませんしボンネットを閉めたらわからないことですかねネ


更に内装も綺麗にして欲しいという要望もありました。



ジャジャ~ン!  綺麗としか言いようがありません


このType115Spiderでヤレて見窄らしくなるのがアルカンターラのベージュ色のシートなんです。

これを限りなくオリジナルに見せられるようにDrは出入りの内装屋と共同開発しました。(←大袈裟と思われる



試行錯誤の結果のシート  一見の価値有りザンス


ここまでの作業は最初のユーザー様のリクエストで完成しました。

本当に作業はこれだけでいつもDrがやるような手の込んだ作業はしておりません。

それはベースの程度が良かったからこの程度の作業で済んだと言えます。

更にDrはこのSpiderを下取り二人目のユーザー様の元に嫁ぎました。

そして更にこのユーザー様が愛情を加えて頂いたのです。


(続く)






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新兵器を導入の巻

2009-05-24 21:13:22 | Drのメンテ講座

経年変化で腐食したレンズ  (検体FIATプントスピードギア)



ヘッドライトのレンズがガラスからプラスティックに変わったのはいつ頃でしょうか?・・

アルファで言えば155はガラスでしたが156はプラですね。

なんでプラになった理由は聞いたわけではありませんがコストダウンと軽量化でしょうか?。

このプラレンズが曲者で経年変化で↑画像のようにくすんだりただれてしまうのです。

一旦こうなるとどうしようもありません

新品のヘッドライトASSYを買えばウン万円はします

コンパウンドで少々研磨したくらいでもダメですね。

Drはネットで除去剤なるものを買ってみましたが全く効果がなく騙されました


最も為す術が全く無いわけではなく耐水ペーパーで研いでコンパウンドで磨けば綺麗になります。

オー○バッ○スなんかでもウン千円出せばやってくれるようです。

Drも業者に頼んで修復して貰うことがありますが結構なコストが要りますし商品車の原価を上げるのは好ましくありません。



今回GETした修復キット  (椅子代わりにもなる)



このくすみを手っ取り早く除去してレストアするキットが出現しました。

早速Drは清水の舞台から飛び降りたつもりで買いました!

キットの中身は至れり尽くせりでミニエアーポリッシャーまで入っております。

後は磨く専用液が3種類と研いだり研磨したりするバフが数種類です。

早速Drはその効果の程を検証してみました。



ピンクの液と専用バフで研磨するの図 (荒研ぎ~中研ぎ)


この忌まわしいただれを研磨するのですが研磨中は白濁してしまいもう一つ綺麗になってるのか心配です。



早くも次の工程で綺麗になってきました!

こちらはまたまた専用液を今度は普通のバフにつけて磨くのですがあのくすみとただれは消えてるのが見えます。

ここまで来たら自信が出てくるDrであります(笑)。



新品に戻りました(Dr感激!) 最後の工程はコーティング


今度はバフ(布)からスポンジ(二種類有り)に替えて磨きます。

最初は慣れないからそれなりの時間を要しましたが慣れたら片側5分だそうです。

これで仕入れた商品車もお客様のクルマもレンズのダメージは簡単にレストア出来ます。

お困りの方はジャンジャンバリバリとDrにお申し付け下さい。

もちろん有料でっせ~!

キットの分も償却しなアカンしネ~


中軽度のレストアはDrにお任せ!。


(ナンちゃってネ・・













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Aさんの手紙  その二

2009-05-23 20:02:35 | イタリア車

A青年から頂いた何通かの手紙  



Aさんの免許証の制限事項は以下のようなものでした。

*ノークラッチ車であること

*車両総重量が1200Kg以下であること


Drの返信に対して二通目のお手紙を頂きました。

このお手紙でDrが感激した下りがありました。


「堀井様

 とてもわかりやすい解説をありがとうございました。

 ・・・・・・・中略・・・・・・・・

 ご存じのようにスパイダーにはオートマチックなどありません。
 ですからノーマルでは乗れないことになります。
 単純に申しますと改造が必要なわけです。
 
 しかし、スパイダーを普通のオートマチックにしてしまっては余りにスパイダー が可哀想です。
 オートマチックにはとても馴染みそうにないアルファのエンジン・・
 発進時の上品なスピン・・
 コンソールから突き出た長いシフトレバー・・
 普通のオートマチックにしてしまうと失う物が余りに大きすぎるのです・・
 出来ることならばクラッチを手動にしたい。
 アルファのエンジンをフルに生かしたい。

 アルファが好きならばオートマチックにするなんて本来ならば考えられないこと です。        
 しかし私は左足が不自由なのでノーマルでは運転出来ません。
 出来る限りノーマルに近い状態でアルファに乗ることが出来れば・・   」


これを読んでDrはちょっと感激しました

田舎と言っては失礼ですが若干20歳代の青年がすごくイタ車(アルファ)の心?を理解しておられるということです。

更にDrはこれは何としてもAT仕様を作って乗せてあげたいと思うようになりました。

AT仕様に関しては同じコンポーネントの2000ベルリーナの北米仕様にAT仕様(BW製3速)があるので何とかコンバート出来る可能性があることを閃きました。

早速当時懇意にしていた伊藤忠オート出身のF氏に相談したら自身で改造作業をしても良いと言う嬉しい返事を頂きました

こうしてDrプロデュースのF氏製作担当でプロジェクトが始まったわけです。



F氏の仕事は完璧で純正仕様と言ってもバチがあたらない出来映えです


賢明な読者であればわざわざAT仕様を作らなくても当時(1990年)はType115のスパイダーAT仕様が有ったのではと思われるでしょう。

しかしもう一つの関門である総重量制限に引っかかるのです。

乾燥重量でさえ1,200Kgをオーバーしてしまいます。

そこでType11538欧州仕様のスパイダーなら乾燥で1,070Kgで総重量でも1,200Kgをクリアー出来ます。

(日本のばあいはの総重量は乾燥重量+55kgX定員)

迷わずベースはこのType11538(キャブ仕様!)にしてDrが輸入しました。

その他の改造はプロペラシャフトの調整やATミッションのスペース確保にコンソールボックスの製作などでした。

このプロジェクトはF氏の協力ナシでは実現しませんでしたしその妥協を許さない作業には敬服するばかりでした。

(ありがとうFさん!


待つこと数年? やっとこの日が来ました!  A青年とF氏に若き日のDr


目出度く世界に一台のスパイダーAT仕様は完成しました。

Drももちろん試乗しましたがベースがECキャブ仕様ですからエンジンのレスポンスや音は全然オリジナルに引けをとりませんでした。

旧式なZFのトルコンですがそれなりに快活に走りました。




NAVI誌 94/5に記事を掲載  後半の2ページ (クリックで拡大)


記事掲載に関してはA青年とF氏の許可を取りNAVI誌に提案しました。

NAVIさんも快諾していただき取材の運びとなったわけです。

思い起こせば今から20年近くも前の話なんですね。

Drはこのスパイダーが今でも元気に走っているのか気になります。

もしかしたら今は優秀なシーケンシャルATも多数ありますしAさんも乗り換えておられるかもしれません。

それはDrとしても全くノープロブレムですしせっかく作ったのだから一生乗って欲しいなんて思いません。

世界で一台のこの身障者用スパイダーを提供出来たことが少しでも社会に貢献出来たとしたらとても嬉しく思います。

Drの20数年間のクルマ屋人生で最も印象に残る思いで深い出来事なんですから・・・
















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Aさんの手紙

2009-05-22 20:29:58 | イタリア車

バックナンバーthe二玄社?


Drは例の売らんがための一枚物HPの制作のためマーケティング会社の担当より「貴社の過去の取材例を集めて下さい」なる指令を頂きました。

過去の雑誌取材というのはDrにとって思いで深いものです。

それ故に他の雑誌とは別にどこかに温存していたつもりであります。

しかし・・・

敢えて温存のようなことをすると逆にそれを行方不明にしてしまうDrであります

実家に持ち帰ったかのか?

引っ越しで捨てたのか?

自宅に隠したのか?


探すのが面倒なのでやむなくネットオークションなんかで買い揃えました


記事をチェックしていたら当時の事を思い出すものなんですね。

古い記事では早二十年近くも過去の出来事です。

当時の懐かしい思い出をちょっと振り返ってみます



NAVI誌 94/5  懐かしのルノーツインゴの記事


こちらは他車に先駆けてDrが輸入したらヒットして結構な数を売ったルノーツインゴです。

当時は一旦車両を東京まで送り自走にてNAVIの編集員が京都までテストがてら来てくれたと記憶しております。

車両のみならず京都をネタにするのはさすがNAVIだと思いました。



比較的最近のCG誌  シトロエンC1 HDI


こちらも京都らしさをアピールしたC1ディーゼルの記事でした。

もちろん本邦初上陸で特にCG誌は原則的に一番乗りしか記事にしないと聞きました。

つまり他誌がすでにネタにした記事は取材しないということですね。

もちろんDrも一番乗りしかしませんで~!←ホンマかな


ALFA 75 3.0 V6 AMERICA 5MT(ルボラン誌取材 89y)

ALFA 33 1.7 Boxer 16V QV(ルボラン誌取材 90y)

FIAT Barchetta(ルボラン誌取材 94y)


DrはCG世代で小林影太郎さんが教祖?でした。

そのCG誌が自分のショップに取材に来てくれたのですからそれはもうウレシカルカル明治のカールを通り越していたものですね(苦笑)。


でも?


Drがショップを始めて一番思いで深かったのはNAVI誌が取材してくれたこの記事でしょう



NAVI誌 94/9  最初の2ページ (クリックで拡大)


ストーリーはNAVI編集員がアルファ75に乗って長崎のスパイダーに乗る青年を訪問するというものです。

敢えて長崎まで訪問するのですから普通のスパイダーではありません。

本来ならA青年がスパイダーに乗るというのはあり得ないことでした。



A青年から届いた19年前の手紙 (大事に残しています



DrとこのA青年との取っ掛かりは1990年に頂いた手紙に始まります。

手紙には以下のようなことが書いてありました。


「・・私は長崎のド田舎にに住むAですがいくつかの質問が・・

       中略

私の免許証には制限がありアルファスパイダーに乗りたくても乗れません・・

       中略 

貴社の1600スパイダーなら何とか制限をクリア出来ないもものか・・

       中略

どうかユーノスロードスターにでも乗ってなさいなどと冷たいことを言わないで下さい



文面から青年はどうしてスパイダーに乗りたいから何とかして下さいという情熱がヒシヒシと感じられました。

この免許証の制限を適応するなら当時のどのスパイダーも乗るのは不可能でした。

Drはこの青年のために何とかしてあげることは出来ないだろかと思いました。


続く












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パーツが無い?

2009-05-20 22:14:48 | 修理日記

96yFIATチンクチェント スポルディングABARTH  右の男前はKメカ


誰ですかスズキアルトを黄色に塗ったんやなと言う人は?。

それは禁句であります

その昔にお客様の注文で販売したFIATでレアー車であります。

ご存じDrのショップは個性を重んじて在り来たりを嫌う故にこの手のレアー物は余程のことが無い限り喜んで販売します。

正規には無いモデル故にパーツの供給に困るのじゃ無いかという疑問があるかと思います。

それは半分正解で半分ハズレなんですね???。



ラジエターのリザーバーに亀裂が・・  (補修は効果ナシ)


実は車検で預かって連休前に間に合わせるべく作業を進めていたのですが土壇場で問題が生じました。

その最たるものが画像のリザーバー破損です。

実はこのチンクのパーツはFIATパンダと殆ど共通なので困りませんでした。

このリザーバーも何とか流用出来るモデルが有るだろうと高をくくってたのですが意外と取り付けスペースが無いのですね

もちろん本国から取り寄せれば良いのですが時間がかかります。


それで・・・・・


Drが考えた苦肉の策が・・・・・


(いつにも増して前置きが長いようですが・・




ジャジャジャ~ン!  一品製作手作りのリザーバー


部品が無けりゃ作るしか無いと言っても全てのアイテムを製作出来るわけではありません。

作れる物でもコストとの兼ね合いもありますし余りに高価になるものであれば入荷を待つとか中古品を探す方が賢明でしょう。

今回の製作品も微妙でありましたがコストよりも時間を重視したというべきですね。

オールアルミのアルゴン溶接ですから手間暇はそれなりに生じました。

パーツにしても作業にしてもDrが直接手を下すわけじゃありませんが困ったときは
Drにお任せザンス!!


無理難題はそれなりに実績がありまっせ~!(笑)
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FIAT 500 ABARTH 早速クレームの巻(泣)?

2009-05-17 22:27:32 | 雑記帳

エンジンを始動すると消えないライト


先日到着した500 ABARTHは早くもお客様に納車しました。

納車の当日に早くもお客様から「ライトが消えません」なるクレームの電話が入りました。

そう言えば点いていたような気がしますネ

スタッフに聞いたら陸送屋が持ってきた時も点いていたそうな・・。

NEW500に関しては電気廻りがちょっと変わってるのでDrはきっとそういう設定で点いていて正常なのだろうという解釈をしました。(←都合良すぎかもw)

確証を得るために正規ディーラーのボンちゃん?に電話したら「そんなことは無いです、ちゃんと消えてます」という回答でした。

これでますます頭が貝割れ大根状態になるDrであります

イタリア仕様と日本仕様の違いかはたまた故障か?・・

やむなくDrは仕入れたイタリア人に聞くことにしました。
(もちろん日本語でネ


結論から言いますとこのNEW500にはDaylightなる設定があり設定次第ではフォグランプ(ヘッドランプの下)が始終点きっぱなしになるとのことです。

即ちイタリア本国でデリバリーされる時にその設定になっている場合もあるとのことです。


一応レクチャーを受けて設定方法を聞きました。



燃料、水温計に日付、時間、外気温等を表示するインフォメーションセンター

右側のMENUボタンで設定変更できます。



使用する言語も選択可能  英、伊、独、仏はあるが日本語はナシ


ここでは使い勝手の良い英語を迷わず選択しました。

MENUボタンと+-ボタンを順繰りに押すと設定できます。

決まったら最後にMENUを押して確定することを忘れないことです。



ついに出てきたDaylight!


このonとoffは+-ボタンで入れ替わりますのでoffを選択するとあの忌まわしいランプ一生点きっぱなしは解除出来ました!。

まさにDrはウレシカルカル明治のカール状態になりました

これで目出度く解決したのですが他にもこのNew500の電気仕掛けは結構複雑です。

もう一台の500はなぜかヘッドライトのHiビームとパッシングが点きませんでした

これも判明したのですがバッテリー保護の為にある一定以上に電圧が下がると保護回路が働きバッテリー消費をセーブするようです。

ちなみにこの状態でもセルは勢い良く回りとてもバッテリー不足には思えません。

考えられる原因は過去にそういう状態になり一度でもなると制御してしまうようです。

そう言えばバッテリー警告灯は点きっぱなしでした。

一旦制御されるとイクザミナーでリセットしない限り元に戻らないのでやっかいであります。

ショップのエクザミナーはNew500対応にバージョンアップしてないのでディーラーさんに借りました。

以上、クレームと言う程のクレームにならなくて安心のDrでありました

他には標準のシガーライターのサイズが合って無くていわゆるゴソゴソ状態なのはイタ車のご愛敬というところでしょうか?(笑)














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FIAT 500 ABARTH 試走編

2009-05-14 22:12:42 | 並行輸入車礼賛

サソリの毒で嫌でも血が騒ぐ

若干支離滅裂ながらDrは堪らずABARTHに乗り込みました。

納車前のテストという大儀名文に個人的興味が半分です。

嫁ぐ前の新車故に無茶は出来ないし半ば腫れ物に触るというプレッシャーは十二分にあります

それでもABARTHの外観と内装は否が応でもその気にさせます。

ABARTH(esseesse仕様)のパワーが先ず気になるところですが恐る恐るアクセルを踏んでも大した加速感はなくもっとブーストを上げないとダメなのかと半ば失望していたら思いだしました。



これを押すとジキルとハイドのごとく豹変


このブースト圧をアップするボタンを押すと1,500rpmくらいから豹変してパワーアップします!。

ABARTHぽく乗るなら始終ONしておく方が良いと思われますネ

ON/OFFの差はまさにジキルとハイドと言って良いでしょう。



esseesseは160PS! (標準は135PS)


160PSの実力はノーマルと乗り較べた訳ではないので評価出来ません。

ぜひ一度ノーマルも乗ってみたいと思うDrであります。



esseesseはドリルベンチローター+スポーツパッド


少なくとも近所のチョイ走り程度ではブレーキの制動力は優秀でした。

少し気になったのはドリルのせいか新車でも鳴きがたまに有ったことです。

ハンドリングは評価するほど攻められる状況ではありませんでしたが素直な弱アンダーステアで悪くはありませんでした。

電動パワステの重さは固定ですがCITYとスポーツの中間くらいでDr的には軽すぎず重すぎずで切り替え式よりもむしろBetterでした。

Drがむしろ感銘を受けたのはハードなイメージの乗り心地が決してそうではなかったことです。

いわゆるハーシュネスは17インチ(ミシュラン)にも関わらず感じなかったことです。

しなやかと言う表現は誉めすぎかもしれませんがそれに近いものを感じました。

イタ車の最も遅れてるのが「しなやかでない?」乗り心地ですからこのABARTHがここまで改善したとすれば他のイタ車も頑張って欲しい物です。

ちなみにこの手のミニスポーツでDrが感激したのはNEWミニクーパーSでした。

さすがBMWと言うところでしょうか?

他メーカーの美点は真似して欲しいと思うDrであります。



新しいCanonはなんとノンストロボでここまで写る(夜間撮影)



このABARTHの評価はどうでしょう?。

全体のパッケージングはなかなか好バランスであると思うDrであります。

それは外内装の出来映えと走りに集約されるのですが今までのエンブレムだけのABARTHでなく全てがモディファイしてあります。

ABRTHのコンセプトは血が騒ぐイタ車の中でもとりわけ騒がないと買う意味がありません(笑)。

そのコンセプトは充分に反映してると言ますし決して見かけ倒しではありません。

この辺りはFIATの真剣さを買いたいと思うDrであります。

わずか1.4Lにターボチューンと言うのがこれからの主流になり得るかというのも興味があるところですね。

日本の税制上1.4Lというのはすごく割安感があります。

300万円を切った価格設定もリーズナブルで投資金額に充分な見返りはあるでしょう。

これはもう買うしかありません(笑)。
















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