Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

Lancia Kappa 3.0V6 24V

2006-03-26 22:01:56 | 試乗記

ランチャ特有の端正なマスクは気品を感じさせる


人と違ったクルマに乗りたいがトレードマーク?のHTCがお届けするレアーな
アイテムのランチャカッパをご紹介します。

国内ではかなりの少数派で正規輸入はされてませんでした。

基本的にはアルファ166と同じですがランチャ特有の味付けがしてあります。

ランチャ特有とは?

端的に言えばマイルド上品志向でしょうか?

エンジンは166と同じですがややデチューンしてあります。


166と同じながらややマイルドな特性の3.0V6 24Vエンジン
(誰かスペック教えて下さい)


走り出せば感じるのは決してパワフル感はないですが必要充分くらいの
パワー感です。

パワー重視であれば166をお奨めします。

そうランチャはあくまでも上品に気品を持って乗るセダンなのです。

それは乗りご心地に166と大きな差異が感じられることからも関連づけられます。

166がスポーティかつ硬めのサスに対してカッパはたっぷりとストロークを
取った仏車のサスですね。

最近のランチャサルーンは明らかに仏車を意識しています。

よく言えばアルファに対して大人のサルーンという感じです。

全体的に走りは軽快ですが逆に言えば重厚感はなくインテリアの質感もやや質素
というか質感はそれほどではありません。



ダッシュセンターは木目調で本物ではない(^^;


あくまでも量産車という感じでテージスとは大きな差があります。

今回入庫した個体のスペックは1999yの3.0V6で色はシルバーにゴールドを少し
混ぜたようなメタリックです。

内装は黒レザー仕様で一通りの装備は装着されています。

前オーナーはランチャ愛好家でテージスの下取り車です。

大変丁寧に乗られた車庫保管のワンオーナー車で走行5万kmの個体です。

液晶が少し黒ボケしてる以外は特に不良個所はありません。


A/Tのインジケーター部が黒ボケしてますが実用には無関係

この由緒あるカッパを誰か買いませんか?!

そこの少数派のあなた!

コンディションは本当に良いですよ(笑)。

(追加画像と価格等はこちらをご覧下さい。)


シンプルと見るか平凡とみるか答えにくい後姿(苦笑)









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Drの災難?!(妙齢の女性には気を付けましょう)

2006-03-19 23:23:08 | 雑記帳

パンダはHTCの得意なアイテム 99yパンダ4X4 FAJ最終物


某月某日妙齢(微妙)の女性三人組がご来店されました。

この女性三人というのは非常に珍しく当社でも開業以来ではないかというくらい
レアーな事です。

その内の一人が私に「社長覚えてる?」と来ました(汗)。

Drはどこかで見たような気もするが思い出せません(^^;。

飲み屋は行かないしまさか風○店(^^;で顔合わせたとか一瞬焦りましたがスタッフ
に「あれ誰や?」と聞いたらスタッフも苦しそうに思い出したようで昔販売した
女性でいわば元お客さんですね。(5年以上ご無沙汰です)

他のプラス2はご友人でその一人がパンダに乗りたいから探して欲しいという
リクエストでした。

Drは早速商売モードに切り替え妙齢(ここが重要)の女性三人に世間話から
パンダを探すにあたっての蘊蓄を説明しました。

Dr「ほな程度の良いの見つかったら連絡しますからね!」

女性「私移り気やから探して貰っても気にいらんかったら買いませんよ」

Dr;「・・・・・・・・」←目が点状態

顔で笑って心で泣いてとはまさにこの状態を言います(苦笑)

「そらそうでんな~気にいらかったら買うことないもんね~」
とガマンの子でありました(泣)。

さすが妙齢の女性(全員独身と思われる)は言うことが違うと妙に納得して
パンダ探しを始めたのです。

パンダはHTC得意のアイテムでかなりの台数を売りました。

そして見つかりました! 二台も!


二台ともDrの自信作のパンダです。

この辺りで今月の売り上げに気持ちは計上してますよ~ん♪

早速お客さんに入庫しましたと連絡を入れますが万年留守電でお返事は
ナシ状態でした。

仕方なく紹介者の女性(妙齢)に連絡してよと頼みました。

Drとしては自信作だけになんとしても売りたいところです。

そりゃ~無理して二台も在庫で買ったんスからね~(^^:。

数日後定休日明けの留守番電話に入っておりました、

女性「買うの止めました」

Dr「ガビ~ン」

奈落の底とはまさにこのことでしょう(泣)。


嫁ぎ先が無くなった二台のバリ物パンダです(泣)誰か買ってネ!
白は最終本国モデルで青はディーラー最終4WD

宛にして買ったクルマが必ずしも売れるとは限りませんが確率的に言えば
99%くらいこちらが自信作であれば売れます。
特に紹介者がいればより堅い商談と言えます。

しっかし見もせずに途中で気が変わったはないやろと愚痴るDrであります(悲)。

紹介者の顔も丸つぶれだと思うのですがネ(^^;。

思えば最初から多少は不吉な予感が有ったといえばありましたね。

ここでDrが得た教訓は「妙齢の女性には気を付けましょう」です(苦笑)。

正直なところ妙齢の独身女性(男性も)は難しいです。

「パンダが売れてたらあなた方も売れてたかもしれないよ!」と思わずDrは
言いたかったです(笑)。←これ内緒

本当に売れなかったから言うのではありません。←売れたら言わないって?

以前雑記帳にこういうクライアントはショップに好かれると書きましたが
今回は反対の例です。

皆々様もせめてショップで見てから適当な理由を付けて断りましょうね(笑)。


左の本国最終はクーラーが三方吹き出しになりました。 右は99年式です。












  

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FIAT 600(Seicent)

2006-03-12 19:26:28 | 試乗記

まずまずカワユイ前顔 円らな瞳(ヘッドライト)はチャーミングです!


今回はかなりレアーな一品のFIAT600(セイチェント)をご紹介します。

600と言っても600ccではありません!

実はパンダと同じ1,108ccエンジンでスペックも全く同じであります。


1,108cc 54PS/5,000rpm 9.0kgm/2,750rpmはパンダと同じEURO3スペック


このモデルはFIATの本国カタログの最下位モデルでつまりパンダの下位に位置します。

サイズを検証してみましょう。

3,337X1,508X1,420

旧パンダは
3,408X1,500X1,435

新パンダは
3,535X1,590X1,535

となりほぼ旧パンダに近いサイズで全長がやや短いことになります。

重量は

735kg(600)
715kg(旧パンダ2WD)
940kg(新パンダ2WD)

やはり設計の非常に古い旧パンダは軽く衝突基準をクリアーしている分600は
重くなっているのでしょう。

新パンダはなんと940kg!と肥満化しています。
(E/gは1,240cc 60PSのプントと同じ)

この三車を較べると600と旧パンダは似たようなコンセプトです。
新パンダは明らかにハイグレードになっておりワンランク上級です。

正直なところ600のインテリアはチープです(泣)。


スズキアルトか? やはり安っぽさは隠せない(^^;


内装のトリムも鉄板むき出しスタイルでやや寂しいと見るかシンプルとみるか
は難しいところですね。



チープかシンプルか? 軽量化にはGOOD!(笑)

あえて売り主として弁護させて貰えるならこの600はあくまでもFIATの下駄という
か昔の500の後継として見て貰うのが良いのですね(苦笑)。



旧パンダとは180度異なるデザイン (直線 VS 曲線?)


乗り味を較べてみましょう。

旧パンダはソリッドで600は全体にマイルド志向です。

つまり旧パンダはよく言えば軽快で悪く言えば安っぽいと言えます。
600は全体の剛性感と遮音性が向上していますので最近の良く出来た国産車
に近いものがあります。

ちょうどVWゴルフⅡ(ソリッド!)が旧パンダで600はVWゴルフⅢと言いたい
ところですがむしろVWゴルフⅣに近さを感じます。

エンジン音一つとっても同じE/gとは思えないところもあり旧パンダの
若干ノイジーさ(クルマらしくて不快ではないが)はなく結構静粛です。


大きなガラスエリアはちょっとホンダZを彷彿させる?      


一番大きな相違はサスペンションです。

旧パンダの硬めかつソリッドなサスに較べるとソフトで高めの着座位置と相まって
かなりコーナーではグラッと来ます。

しかし思うほどの破綻は皆無でロードホールディン自体は卓越していて不安は
ありません。

いわばフランス車の味付けですね!

ハーシュネスは本当に少なくこれはもう立派にしなやかと言って良いでしょう!

結論としてはどうでしょうか?

どこか国産車っぽいのはマイナスポイントは否めませんがそれを超越して
これが「イタリアンベーシックなんだよ!」とプライドを持って乗れる心意気
があればノープロブレムだと思います。

よく見ると目玉(ヘッドライト)は円(つぶ)らでカワユイですよ!

あなたも少し洗脳されてきたでしょう?!(笑)








 



 

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当社の一番古いお客様?!

2006-03-07 20:41:19 | 雑記帳

羨ましいアルファの館  屋根下のアルファの紋章はオーナーの手作り! 右はレストア中の本物GTAでゴルフは当社の代車(^^;


HTC創業20年!

本当にたくさんのお客様にアルファやその他のクルマを買って頂きました。

その中でも印象に残るお客様はそれなりにいらっしゃいますがとりわけ今回のDr.T氏(Drと違い本物のDrです)を忘れるわけにはいきません。

T氏との最初の出会いはDrがショップ開業の寸前にブローカーの真似事をしていたときに始まります。

古物商の認可が下りるまでDrは手始めに雑誌の個人売買欄にアルファを売りに出しておりました。

その時に拙宅までご夫婦でアルファを買いに来て頂いたのがT氏との出会いです。

つまりDrが開業前からのお付き合いになるわけですね!

その時奥様のお腹にいたお嬢様はもう大学生になられたそうです!

最初に個人売買?で買っていただいたのがアルフェッタ1.8でした。

T氏と私はほぼ同年代で共に文化系?の機械好きというのが共通点です。

アルフェッタの次はジュリア2000GTヴェローチェでこの辺りから氏はアルファ105系の泥沼に入られたようです(笑)。

ちなみに今まで買っていただいたアルファはアルファ6(セイ)、33(スッド1.5TIのツインキャブ仕様!)、2000GTV、お多福GTA仕様?、75、145フラット4、156、916GTV2000TS、ランチャテーマW、164(仏仕様の5MT!)、166(新車並行LHD)、ランチャテージス・・番外ではルノーツインゴ、シトロンAX・・etcと本当にこの20年間でたくさんのクルマを買って頂き
ました。

まさにお客様は神様です(^^)v。

T様はマニアですからもちろん拘りはあるのですが意外なのはそれほどオリジナル
に拘れないことです。

GTAに75TSのエンジンを積むなんてことも計画中だそうです(苦笑)。

クルマ選びもこれ又Drと同じく「在り来たり」を嫌いひと味違うアイテムを選ばれます。

本人曰わく変態趣味でDrと同じだと宣われます(笑)。

T氏とDrは同年代ということもありこの辺の波長がきっと合致したんだと思うんだなヤッパシ←久しぶりに山下 清調です

余談ですがT氏は非常に濃いジュリア系の同好会であるボンバロッサで通称「お殿様」のHNで参加しておられその文才はDrも一目おいております。

今回はT家のフラッグシップにまたまたDrところでテージスを買って頂きました。


納車待ちのテージスの図


もちろん当社が直輸入したイタリア本国仕様です。
ボディカラーとインテリアのカラーの選択には奥様のキツイご意見が入りました(^^;←奥様は神様です(苦笑)



平凡を嫌うお殿様スペシャル仕様のカーナビに注目!


本日無事にテージスを納車出来ました。

本当にDrところからたくさんクルマを買って頂き有り難うございました!

感謝感激雨霰くらいDrは感謝しています(涙)。

今後ともぜひご贔屓にして下さいネ!



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