不調に陥ったエンジン
世の中そう甘くはないようです。
比較的簡単な作業で、万事解決だと思ったのは早計でした。
好調だと思っていたエンジンは徐々に不調になりました。
乗れば乗るほどプラグがくすぶるというか、低速域が不調です。
しかし、アイドリングは平均すれば安定してますし、止まることもありません。
キャブのベーパーロック的な症状でもあるのですが、不調の低速域を超えれば吹き上がり
ます。
間の悪いことに遠路試乗に来ていただいた常連様が乗られたときはまさに絶不調で
たいへんご迷惑をおかけしました。
とりあえずプラグを外してみると一本が湿っておりました。
実はメンテ前もこの症状があり、キャブOHで解決すると推測したのは甘かったようです。
コンプレッション測定の図
特定のプラグがカブるのであれば、圧縮が無いのかと思い、コンプレッションを
測定しましたが全て揃っておりました。
頭貝割れ大根でPFセンセに聞いたら、バルブタイミングを確認したかと言われました。
Tベルトは交換しましたが、特に不調を感じなかったので、マーキングしてバラす前と
同位置にて合わせました。
故に、敢えてタイミングの確認までは再確認してません。
もしかしたら、最初からタイミングが狂っていた可能性が浮上してきました。
このようなことが現実的にあるそうです(PF氏談)。
面倒ですが、基本に返って一からタイミングを検証してみることにしました。
推測ですが、比較的最近Tベル周りを一新してるにも拘わらず、この33を手放した
前オーナーは不調ゆえに売却したのではないかということです。
前作業者が誤って一コマ間違って組んだということも考えられます。
今から思えば、全て再チェックしておけばと悔やまれます。
カムシャフトは密閉してある
Dr自ら意を決して再分解して検証しようと思いました。
しかし、図のごとくカムシャフトはカムボックス内に隠れております。
タペット調整はどうするネンと思ったら、ど~も油圧タペットのようです。
この方式はSUD1.5TIの最終型とも異なります。
思案していたら、PFセンセよりTELがありました。
そろそろGIVE UPしたんと違いますか?。
何やったらワテが診ますで~。
悪魔の囁きかもしれません(笑)。