
1972年式のイタリア並行車
衝動買いしたスーパーがやっと到着しましたw。
例によって各部を検証してみましたので、ご報告します。
こういう場合の評価は辛口すぎると商売上は好ましくありましぇん(笑)。
しかし、甘口なのもDrのジャーナリスト魂の沽券に拘わります

。
これでも、ジュリアを扱って25年は経ちますから、目利きは当然自信があります。
PF先生のように本当の新車は知りませんが、それに近い固体や、はたまたズル物体験
では負けましぇん(笑)。
本当に数え切れないくらいのジュリア105は扱いましたからネ!。

例外的新車体験 92ySpider本国仕様キャブモデル
92年式ながら、中身は旧ジュリア105そのものでした!。
1600ながら、随分とトルクが太いのが印象的でした。

オリジナルな佇まい
例によって前置きが長くなりましたが、出来る限り商売抜きの公正な視点から、
評価してみましょう。
画像が頼りの衝動買いでしたが、やはり全体評価はいくぶん差し引かなければ
なりましぇん。
謳い文句のボディフルレストアは間違いないようで、一応綺麗には仕上がっており
ます。
ただ、細部のフィニッシュがちょっと中途半端ですから、まだ手を入れる必要が
あります。
これは比較的リーズナブルな価格でしたから、致し方ないでしょう。
塗装の一部がはやり直す必要があります。

綺麗過ぎるエンジンルーム?!
エンジン補器類全てを外してペイントしてるので、仕上がりは及第点以上をあげても
良いでしょう。
エンジン本体もツルピカオイル漏れなし状態です。

運転席シートはこれいかに?w
運転席のみは張り替えており、シビアな目で見ると、ビニールの材質が違います。
形状が違うのはちょっと不思議ですが、このような仕様は無いかと思います。
予算があれば、全て張り替えたいところですが、売価が釣りあがるので、我慢しますw。

運転席トリムは見苦しいw
他の三席は許容範囲でしたから、この席のみボードを新製しましょう。

ダッシュ廻りは綺麗ダス
この部分は外せないところですから、大きな長所と言えましょう。
インテリアに関しては純正のゴムカーペットがトランク内も含めて少々ヤレてます
から、リファインする必要があります。
他はあらかた大丈夫でした。

オーバーサイズなタイヤ
185/70はこのホイールには大きすぎて少々見苦しいです。
細めに交換するのと、クリップナットとセンターキャップも一新予定ダス。
以上、見た目上の気づいた箇所をピックアップしてみました。
基本的なところは謳い文句に偽りはなかったので、一安心というところです。

マニュアル完備はレアー 痛んでないキーヘッドは特筆物
現地で2オーナーというこの固体は比較的大事に扱われて来たのが、伺いしれます。
また、コストが嵩むボディとエンジンに手を下す必要がないのも大きな取り得です。
その分は確実にお安く販売出来ますからネ!

。

走りはいかに?
試走してのメカチェックも大事なチェックポイントです。
不良箇所を洗い出して、修復の算盤勘定をする必要がありますからネ。
余談ですが、外内装はツルピカでも中身(メカ)は結構ズルズルという業者が見受けられ
ます。
スルズルの理由はコストアップで利益が取れないからです。
見栄えよければ全て良しというのは褒められましぇん

。
全体のバランスが良くなければ、固体の価値が無いのです。
このスーパーのメカに関しての評価は以下となります。
■エンジンは先ず先ず好調だが完璧では無い(やや辛口ダス)
■サスはダメ
■MT/クラッチは好調でOH不要
とりわけサスは少し動かしただけでも、ズルゴトとRrから異音が聞こえます

。
ダンパーも明らかに役目を果たしてませんでした。
これは修復して納車したいと思います。
エンジン等は旧式なポイント点火ですから、調整等でもっと良くなるでしょう。
少しずつですが、愛情を加えますので、乞うご期待下さいネ

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