黄昏時のワンショット Q4ルック仕様?
先日お伝えしました
164QVが入庫しました。
結論からすると、予想以上にコンディションの良い個体でした
。
こと164に関してはデビュー時より末期まで、正規物から希少な他国仕様まで多くの
モデルを体験しました。
そのDrが商売抜きでこの164QVを評価しちゃいましょう
。
懸案の色褪せは許容範囲で、ボディラインもスッキリしております。
Q4を意識した外装はセンス良くまとまっており、大きなダメージも皆無です。
補修が無用なのは販売主もクライエント様のお財布にも負担がかかりましぇん
。
フェンダーとの間に隙間が
FL後期型ルックにモディファイしてあるのは良いのですが、落とし穴があったようです。
但し、それほどは目立ちませんので、気にするほどではありましぇん
。
この固体はQVからQ4にモディファイさせています。
本物OZモンツァ
アロイホイールはQ4純正のOZモンツァ風(ワンピース)でなく本物のモンツア(2P?)が装着されてます。
扇風機風のQVオリジナルアロイとヘッドランプをオリジナルに戻すことも可能ですが、
面倒なのでこのままにします(笑)。
例の75エボ仕様には別のOZモンツアを装着予定です。
綺麗なマルミッタANSA
こちらもノンSTDですが、悪くはありません。
交換してから、それほど使用されてないことが推察されます。
綺麗なインテリア
運転席に小刷れがありますが、修復します。
それ以外のダッシュ廻りなどはかなり綺麗です。
後席はさすがに綺麗ダス
全体的に生きているインテリアは実走行の証明です。
エンジンルームもスッキリ
タイミングベルトは比較的最近交換されます。
特に手を入れる必要性は感じられませんでした。
強いて言うなら例の吸気管を磨くことでしょう。
164のウイークポイントをチェックしてみました。
ガタガタ度とストロークも許容範囲です。
クラッチの踏力も許容範囲で、例のペダル戻りが少々気になりましたが、もう少し
様子を見たいと思います。
懸案のAC噴出し切り替えをチェック
嬉しい誤算でノープロブレムでした。
ダッシュを外す必要が無いので、その分お財布に優しい価格で売れます
。
ファンツードライブ!
久しぶりにQVに乗りましたが、マニュアル仕様のためにパワーとレスポンスは素晴らしい
です。
基本的に同じエンジンであるDrの164AT(結構速い)よりも三割は速い感じでした。
早い話がトルクコンバーターが介在しないぶんダイレクト感が最高
裁判所です。
そこいらの街道筋では先ず他車に負けないだけのスピードが出ます。
これはパワートレインだけの問題ではなく、164の美点である類稀な安定感(低重心)が
大きく貢献しているのも大きな要因です。
一点、インチアップされたアロイが純正15インチよりも重いために、バネ下のマスを
感じさせたことを付記しましょう。
以上、出来る限り商売抜きで公正に評価しました。
現存すら危ぶまれる164の中でも、秀逸な164QVです。
外内装機関と全てのバランスが整った固体は滅多にありません。(年式的に)
名作SOHCエンジンと低重心の抜群のスタビリティはアナタを官能の世界に導くことを
保証できます。
同クラスのMBミディアムクラスはオーバーコート感覚ですが、164はTシャツ感覚の身軽さです。
(シビック並みの軽快感!)
かって、1stギアで目一杯引っ張ってもストレスを感じさせないのポルシェ911とこの164QVくらいでした。
本日より正式に商品車デビューしますが、売れなかったらDrの自家用にするつもりです。
売れて欲しいような、売れて欲しくないような複雑気分ですネ(苦笑)。