
これは広告ダス
この章では、具体的なショップ(修理屋)選びのポイントをレクチャーしよう。
対象は旧車寄りの為に、ディーラーさんは対象外にしたことをお断りする。
■ 紹介して貰う
最も確実性の高い手法で、大きな外れはなく、一押しだろう。
難点は紹介者が必要であることである。
アナタと同型車を保有している人と懇意になるのが良いだろう。
後は相性の問題くらいである。
■ 書籍(雑誌広告)やNETで探す
自身で探すなら、これがポピュラーというか、これしかないかもしれない。
しかし、これは最も要注意な探し方で、リスクがある。
SPECIALSHOPなるマニア向けの本も実は広告である。
業者が出版社にコストを払い、掲載して貰っているのであって、
決して雑誌社が実績ある
SHOPだから掲載しているのではない!。 (Drのショップも掲載歴ありw)
むしろ実績や歴史のないSHOPほど、こういう類の本に掲載したがるから尚更である。
NET系は更に性質が悪く玉石混淆と言える。
マニアックな謳い文句に飛び切りの画像で、簡単にクライエントを虜にしてしまう。
もちろん全てのSHOPがまがい物ではないが、NET名人なる悪評も多いのである。
掲載料はブログなどでは無料であるから、SHOPはノーリスクで、クライエントはハイリスク
ということになる。(DrのSHOPは如何に?w)
NET系SHOP利用は、充分な下調べをするのがbetterである。
補足すれば、派手に広告しているショップよりも、広告ナシで長年営んでおられるショップ
ほど本物だと言える。 これは口コミや紹介の評判がよいということに疑いない。
■ 専門店か否か
餅は餅屋のごとく、スキル面では専門店が最上であろう。
しかし、敷居が高いのと、それなりのコストを請求されるのも専門店である。
また、専門店は拘りが強いので、融通が利かない場合もある。
準専門店というか、看板は専門ではなくとも、広範囲に対応する腕利きのSHOPもある。
こちらのほうが融通は利くであろうし、柔軟な対応は見込めると思われる。
例えば、F田氏のようなSHOPがこの例である。
その他、全く専門外の国産主体の修理屋も使い方によっては駄目とも言えない。
但し、クライエント側のスキルがないと、難しいと言えよう。
■ 総合SHOPか修理専門店か
総合SHOPとは販売も兼ねていて、どちらかいうと販売主体であることが多い。
修理専門店とは文字通り、修理しかやってないSHOPである。

これは総合SHOPですネ
総合SHOPを運営しているDrが言うのもなんだが、こと修理メンテ面では修理専門店に
軍配が上がる

。
その大きな理由は、スキルは二の次にしても、取り組む姿勢の問題がある。
即ち、総合店はクルマを売ってナンボだが、修理専門店は修理してナンボである。
総合店は在庫車を回転させることが使命であり、そうでないとSHOPは回らない。
メンテ修理面は、いきおい二の次三の次になりやすいのである。
早い話が、
修理に対する視点が基本的に違うのである。
過去の話ではあるが、ジュリアの購入はDrのショップからで、メンテは関西の雄である
YMさんという賢明なマニアな方が結構いらっしゃった。
Drのショップでは、より修理専門店になれるように、人員の増強やスペシャル作業は
PF氏等に依頼するなど、販売店の域を超えた修理屋を目指したい所以である。
■ 総括
以上、主治医の選択肢をやや理論的に解説した。
主治医の選択はスキルだけでは決して選べないのも事実であり、スキルというものが
抽象的でもある上に、クライエントの価値観もそれぞれである。
スキルに関しては、クライエントが満足していればこの限りではないだろう。
むしろ、地の利のほうが現実的には重要かもしれない。
対象はクルマであっても、基本は人と人の人間関係なのである。
いくらスキルがあっても、対応が悪いとか、いつまで経っても放置状態というのは
頂けない。
アナタにもし時間と予算があるならば、何件かのショップを試すのも良いだろう。
それは授業料だと思って、結果は不問にするべきだし、無駄はあっても貴重な体験として
決して無駄にはならないはずである。
ここぞと決めたショップ(修理屋)に一度相談に訪問するのも賢明な策である。
店主の対応や工場の様相をじっくり観察すれば良い。
入庫状況や工場の清潔度などが、判断基準になるのである。
以上、アナタが現在の主治医に満足しているなら、こんな記事は参考にする必要は無い。
これから主治医を探したい人の参考になれば嬉しいと思う。
(完)