偶然後ろに居合わせたW126セダンと2ショットの図
Drはイタ車ショップの主宰者ですがMB(メルセデス)にもそれなりに造詣があります。←本当か?
MBがBest Car in the Worldかはさておいても世界中の自動車メーカーのリーダーであることは疑いない事実でしょう。
どちらかいうと短期間ですが色々なMBを買ったり足にしたりして試してみました。
そう、Drはかって自動車評論家を目指しておりました?!。
なぜか今はクルマ屋のオヤジですが気分はいつでも評論家でありまする(苦笑)。
今回のW210の4MATICに関してはまさに初体験です。
Drの危惧したのはSOHCのV6エンジンが鈍くないかと4MATIC故の鈍重さでした。
C240のV6がモサッとしていたので懸念したのですが結果は全然ノープロブレムで予想以上にこのV6は活発でむしろ旧直6(24V)より優れていると言っても過言でないでしょう。
ちなみに直6よりV6は50kgも軽いんです!。
Drもお気に入りのV6エンジン 224PS/5,600rpm 32.1kgm/3,000~4,800rpm
参考までに旧直6(24V)のスペックは以下です。
220PS/5,500rpm 32.1kgm/3,850rpm
なんとほぼ全く同じと言っても良いスペックなんですね!。
後はフィーリングの勝負といったところで好みの問題もあるでしょう。
Drの経験ではかってW124のドイツ仕様に載っていた直6エンジンは3,000rpmからまさに官能的な咆哮とカムに乗る素晴らしさでした(300E24V)。
このエンジンは後のE320直6と同馬力でしたから結構なハイチューン版と思われます。
もう一つの心配の4MATIC故の重さも全く杞憂に過ぎず全然軽快で言われなかったら4MATICだと気付かないでしょう。
この4MATICは35:65に駆動を前後にスプリットするフルタイムシステムですが雪道や凍結路は未体験ですからDrはその実力を評価することは出来ません。
少なくともドライではなんの不具合もないことが判明しました。
もう一点Drが感動したのはAVでないノーマル車故の乗り心地です。
AVとはアダルトビデオの略ではありません(笑)。
AV(アバンギャルド)はスポーツ&豪華仕様を意味します。
スポーツサスで車高が若干低いのとホイールがインチアップされます。
ホイールアーチの隙間に注目 AVは狭い(低い)ダス
AVに比較すると過大なホイールアーチの隙間は格好良いとは言えないでしょう。
しかしホイールストロークがたっぷりとあるが故にしなやかな乗り心地を与えて快適なんです。
ちなみにダンパーは十二分にその役目を果たしてハーシュネスもほとんど気になりませんでした。
Drが乗った今までのW210は殆どがAVであったから余計にそう感じたのかもしれません。
レザーシート以外はAVと変わらない? 4MATICはLHDに限られる
結論としてDrはこのなんの変哲もないE320がいたく気に入りました。
これはホンマに商売抜きで言えます。
ちなみに当社はイタ車専門店ですが・・・(苦笑)。
下手すりゃこの手の旦那クルマは移動だけのアイテムに成り下がります。
しかしDrはむしろこの4MATICは五感に訴えるものがあると言いいたいですね。
この五感とは官能的なエンジンとかのスポーツ心に訴えるもんでなくむしろ仕事帰りの疲れた状態を癒してくれるといった性格のものです。
そういえばあの清水という腕利き?ジャーナリストが似た理由でMBを足に使うのだと書いていました。
最も清水さんのはもっと速いMBを選ばれているはずですが(苦笑)。
Dr的にはこのE320のV6で必要かつ充分で重いV8は要りません。
ホンマに好バランスでDrが真剣に乗りたいと思った一品です。
初体験のマルチは使い方が難解
最後にこの個体のPRを少しします。
98年式ながら実走行1.5万kmの極上車です。
もし売れなかったらDrが乗ります(苦笑)。