クーラー冷媒を変更のGTV6 レトロフィットKIT使用
先日作業しましたGTV6のクーラー冷媒の変更は、効きに不安がありましたが、オーナー様より
以前のR12(旧冷媒)より良く効くようになったと報告がありました。
現行のR134a(新冷媒)よりR12のほうが良く冷えるというのが定説でしたが、それは必ずしも当たらない
ということになりました。
オーナー様のご要望で、例のクスリを添加したのも効果があったのかもしれません。
クスリはR12は対応不可ですから、R134a+クスリというのはイケてると思われます。
現実的に、新冷媒採用以降のモデルのクーラーの効きは全くNPですから、少なくとも冷媒のハンディは
ないということです。
この冷媒変更にはご存知レトロフィットKITという変換KITを使うわけです。
余り変換に積極的ではなかったDrのショップですが、昨今のR12の入手難と高騰により重い腰を上げました。
効きに問題がないのであれば、今後とも積極的に採用したいと思います。
最も、旧冷媒車は1990年代初頭迄のモデルとなり、アルファで言えば、164や75までとなります。
旧車の後付クーラーも基本旧冷媒車となりますから、特にガス漏れ修理の時に変更するのも一考かと
思います。
レトロフィットとは冷媒変更だけを指すのではありません。
RETROFIT→旧型式の機械を改装・改造して新型式にすること。
一般的に、旧車では既に行われてました。
デストリビューターの変更
オリジナルのコンタクトポイント方式は、放置すると必ずエンジン不調になりますから、メンテフリーの
フルトラに変更するのは好ましいです。
ポイントレスKITも存在
個人的に大歓迎のフルトラ(ポイントレス)ですが、その信頼性や進角に問題が有り、敢えてポイント式
に戻すという皮肉な事態も散見されてます。
絶版マレリーPLEX10
Drのショップのかってのベストセラー商品でしたが、随分以前にに生産中止されました。
アルファでも一部純正採用されていましたから、性能信頼性にオリジナル度もNPです。
再生産がされたら、ややこしい汎用品を捨て、これに換えたら間違いありません(笑)。
DCダイナモ仕様のACダイナモ!
今時の性能ではない旧ジュリアのDCタイプからの交換部品です。
全く外観はDCオリジナルでも中身ACダイナモという優れものです!。
ショップでも既に何基か採用した実績がございます。
これは賛否両論か? 国産小型オルタ仕様
性能的には、全くNPでむしろBESTかもしれません。
しかし、オリジナル度の観点からは嫌う人も居るのが事実です。
Drの個人的見解は何とも言えません(笑)。
肯定も否定もしないし、あくまでも好みと言うところでしょうが、オリジナル重視の固体では採用しては
いけません。
その他レトロフィットはまだあるかと思います。
ヘッドライトのHIDやLED化なども最近はポピュラーのようです。
少なくとも、オリジナル度を余り損なわないなら、レトロフィット化は賛成したいDrであります 。