今年もあとわずかですね。
今年1年を振り返って、ワタクシの個人的最大の出来事を書きます。
(クルマネタは一切ありませんのでご了承くださいませ)
もう半年も前になります。5月12日午後12時近くの出来事でした。←ほぼ13日の金曜日 悪い予感?
その日は昼間にちょっとした腹痛があってなんかおかしいな~と思っていた日でした。
なんの用事かは忘れたけど、外出して会社に戻ってきたのは3~4時頃で、ブログをアップしたかったので
早めに帰宅したのでした。(Drもそうであったように会社では中々集中できないので、基本ブログの作業は在宅でやっています。)
ブログをアップしたのは午後12時前
一息ついたところで、突然激しい腹痛に襲われました。それも尋常ではない痛み・・
横になったり水を飲んでみたりしましたが、変わりません。
水を飲んだのは理由がありました。てっきりこれは食あたりしたと思ったからです。
恥ずかしながら公表すると、本来前日までに食べなくてはいけない弁当を当日に食べたのです。
(半日遅れくらいならと思いますが、冷蔵庫に入れ忘れていたのです。汗;)
食中毒は怖いと聞いた記憶があったし、これはもういかん、後悔先に立たずだと思い救急車を呼びました。
救急車は5~10分くらいで来てくれたでしょうか
しかしここから少し時間がかかります。
行きつけの病院名を告げるものの、空きがないとかで断れました。そして次の病院に電話をしてくれましたがここもダメ
そして次の病院も・・
これが例のたらい回しか・・そう実感しました。
とにかく腹痛はまったく治まらずに、思わず救急隊員に
「とにかくこの痛みをなんとかしてほしいので、薬はないですか?」と聞くも
「救急車に薬はありません」と釣れない返事・・
教訓:救急車に薬はおいてない!
いまから思えば、正露丸くらい家にあったようななかったような・・しかし例え飲んだとして効かなったはずです。(理由は後述)
3件目の病院がだめだった後に、最初に電話した行きつけの病院から、空いたのでと連絡が入りました。
これはラッキーでした。結局20分近くは救急車の中で待機していたでしょうか・・ようやく病院に向かうことが出来ました。
しかし、ワタクシの体で怖いことが始まっていたのです・・(後述します。)
タンカで病室に入ってから一通りレントゲンやらCT?やら検査を受けましたが、病名がなんなのかはっきりしません・
当直医だと思いますが腸に水がたまっていので、その水を抜かないとだめやと言われました。
抜くってどうすんのと思ってましたが、その後看護師が心電図をとりました。
するとその看護師が、「先生、STが出てますよ!」と叫んだのです。
聞いてわかりましたが、STとは心筋梗塞特有の不整脈のことでした。(今、改めて調べてみると”ST上昇”という意味のようです。)
病院の雰囲気がいっぺんに変わりました。
そうなんです~
ワタクシの病名は”急性心筋梗塞”だったのです。
ガビ~ン(汗;)
マイ・ハートブレイク 失恋したわけではありません。
心臓がぶっ壊れたのです。
(英語的に正しくは”heart attack”とか、専門的には”myocardial infarction”みたいです。)
し、しんきんこうそく?まさかの・・
痛いのは胸ではなくお腹やけど・・
急に慌ただしく雰囲気が変わって、時計はおそらく午前1時を回っていたと思います。
循環器科のオペをしてくれる先生を呼んでくれているようでした。(いまから思えば、夜中でも駆けつけてもらえて本当にありがたかったですネ)
オペ室に運ばれて処置がはじまりました。
眼鏡は外さなくてはいけなかったのでよく見えませんでしたが、カテーテルを手首から挿入され
詰まっている冠動脈を確認後、ふさがっていた場所にステントを挿入して血管を広げてもらったようです。
所要時間は何時間もかからなかったと記憶しています。
ステントが挿入されて「パーフェクト!」と担当医の自信に満ちた声が聞こえました。
すると担当医の予告通り、あれほど激しかった腹部の痛みは嘘のように消えてなくなりました。
急性心筋梗塞とは?
テルモ株式会社「カテーテル治療の手順イメージ」
こういう凄い技術が確立されているおかげで、助かったわけですね(ありがたや~)
心臓に処置してもらったステントの映像(なんだかミミズのように見えますネ)
オペの終了時刻は午前3時半を過ぎていました。
なんとか助かりました。
”よくぞ早く来てくれた”と先生や看護師に言われました。
改めて調べてみると・・
---------------------------------------------------------------------------------------------
急性心筋梗塞とは,発症から48時間以内に35~50%が死亡する危険な病気
急性心筋梗塞発作を起こして救急車で搬送された人の生存率:60%。
35%は病院到着前に死亡、5%は院内で死亡。
・救急手当てが1分遅れるごとに7~10%ずつ蘇生の可能性が低下する。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
おそロシア・・
激しい痛みはむしろ良かったと言えるのかもしれません。
その後、医師や看護師の話を聞くと、なぜもっと早くこなかったのか、歯痛や肩の痛みを感じるも放置されて
手遅れのケースが多いそうです。(無症状の場合もあり)
しかーし、その後のMRI検査でショックなことが判明しました。
ワタクシの心臓輪切りの図
黒くなっている箇所は、壊死していてこれは治ることはないと言われちゃいました。ショック~
なんとかしてよ~(来年5月にMRIで再検査予定ですが・・)
これが途中で書いた”ワタクシの体の中で怖いことが始まっている”ことの真相でした。
血液の流れが止まると心臓は、20分で壊死が始まるそうです。
血流が止まってから20分で心筋細胞の壊死が始まる
改めて調べてみてもコワイコワイ~
発作後、数時間経つと痛みが引いくがこれは発作が治まったのではなく、壊死が始まり痛みの感覚がなくなったためですって・・
さらにわかったことは、エコー検査でどうも心臓の中に血栓ができてるらしい・・
放置するとその血栓がどこかに飛んでいって悪さをする(例えば脳に飛ぶと脳梗塞を引き起こす)
なので、カテーテルによる治療は極めてスムーズだったもののそれを溶かす注射や薬の量を見極めるのに
結局3週間という長い入院を強いられたのでした。
塩分の制限で味気なかった食事
とにかく心筋梗塞は意外でした。今や2人に1人がなるというガンになるのは仕方ないと思ってました。
しかも堀井家(5人家族)はいわゆるガン家系? 父 肝臓がん、兄 腎臓がん、弟 肺がん
しかも短命? 父70、母69、兄(Dr)66 数字は亡くなった年齢
弟は生きていて闘病中ですが・・(ブログでガンを公表しています。ご興味ある方は読んでやってくださいまし)
つまり、もはや堀井家は、Drの表現を借りると「ズタボロやおまへんか」の”丸出だめ夫”状態ですネ(苦笑)
そして今年、兄Drが亡くなった歳になったワタクシ・・
残された時間は少ない?(汗;)
なので、やり残したことがないよう悔いのない人生を送りたいと思っていますが(笑)
長くなるのでこの辺で切りたいと思いますが、現在はお陰様で元気に回復しております。(薬は朝晩欠かせませんが・・)
そしてブログアップした理由の一つは、心筋梗塞だとは思わずに歯痛、肩の痛みなどを放置されて手遅れになる人が
一定数いらっしゃるということで、ブログ読者ご自身、またはそのご家族に注意喚起したかったからです。
(ワタクシの場合も2年前の人間ドックで血管の石灰化は指摘されていたのですが・・)
改めて
心筋梗塞で命を落とさないために、 - その前兆を見逃さないで!
クルマネタ以外の場合は、お役立ちブログを目指しております
今日は大晦日ですね
ブログ読者の皆さん、今年1年本当にご愛読有難うございました。
来年もよろしくお願いします。
どうか健康でHappyなお年を迎えください!