
2009y AR159TI 3.2V6JTS Q4 Q-tronic 最新モデル

Drの159体験はデビュー時の2.2マニュアルで後にも先にもこれしか知りませんでしたw。
おまけにアルファのSSながら一台たりとも159を販売したことがありません

これはDrの販売路線からはちょっと珍しいとしか言いようがありません。
前身156はデビュー時からたくさん売りましたので・・。
Drの159初体験では悪くはないけど特に食指が湧かないといったところでした。

やや平凡なインパネの意匠w
今回取り上げた159TIは最新モデルでお客様の注文で仕入れた個体です。
ホワイトのボディカラーは人気色だそうです。(新色)
昨日登録完了して後は納車するだけなのですがDrとしてはテストの名目で試走する千載一遇のチャンスでありますw(笑)。
結論から言いますとこの3,2JTSは意外にも良く出来たクルマでありました!。
それは今までのイタ車(アルファ?)の弱点が大幅にリファインされているからに他なりません。

V6でもJTSエンジンなんです! 奧バンクが見えましぇ~ん

このエンジンは結構上出来でATとのマッチングも悪くありません。
低速域でもトルク不足を感じさせなくパワフルに159を引っ張ってくれます。
意外にもエキゾーストノートは野太い音でこれも悪くありません。
ちなみにこの3.2V6JTSのスペックはこんな感じです。
*260PS/6,300rpm 32.8kgm/4,500rpm

従来のアルファ製3,2V6エンジン 147GTA
こちらのスペックは・・
250ps/6200rpm 30.6kgm/4800rpm
スペックだけでは比較しにくいですがJTSがややパワーアップと言えます。
少なくともATとのマッチングはJTSに軍配が上がりアルファ製の低速域での物足りなさはありませんでした。
最もマニュアル対決であれば少々評価は変わったかもしれません。
結論を出すならトルクのJTS対回りのアルファV6というところでしょうか?。
(結論を出すにはもっと乗り込む必要がありますw)

Q-tronicでもパドルが備わる

おそらくこの3.2JTSに乗る人の多くは敢えてマニュアルシフトはしないでしょう。
それはQ-troの出来が良いのでする必要もないというのが正論です。
そういう意味ではパドルまで必要なのかという疑問が湧きます。
MTモードはここ一発のワインディングロードか急減速時くらいしか使う必要もないでしょう(個人的見解)。
ワインディングでのパドルは使いづらいだけですからネ

エンジンの出来映えもさることながらDrをして感動させたのは「走りの硬質感」です。
それはドイツ車的な硬質(良い意味で)なフィーリングです。
全てがピシッとしていて絶大な安心感があると言えば理解して貰えるでしょうか?。

18インチでも悪くない!?
恐れていた扁平タイアのもたらすハーシュネスも皆無どころか「しなやか」というイタ車とは無縁だった表現を敢えてしても苦情は出ないでしょう。
この扁平化対策は扁平が出始めたときに較べると各メーカーとも設計の改善が功を奏してか目を見張るものがあります。
扁平イコール硬いは徐々に死語になっていると思うDrです。
アルファもこの域に達したと思うとDrは嬉しい限りですネ

きっとそのうち「ドイツ車なんて要らないイタ車で充分やん」という風潮になるかもしれませんネ

(更に続く)