家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ジュズダマ

2020-10-19 14:12:27 | Weblog
妻は子供にピアノを教えているが、どうしても集中力が続かない。
そこで妻は子供に「お手玉」を渡して集中力を養う訓練をしている。
子供は面白がることでないと乗ってこない。
お手玉は、わりあい乗ってくるようだ。
袋を手作りし、中身を小豆で代用していた。
「けっこう高くつくのよ」と聞いて、それならジュズダマを採ってこようと考えた。
散歩によく出かける私はジュズダマを探すのも散歩の目的とするようになった。
9月末の段階で、まだ薄い緑色の段階だったから写真を撮って位置を確認しておいた。
ジュズ玉は緑色から黒色に変わると理解していた。
だが白色に変わる物が多い。
これは毎年そうなのか、それとも今年だけの傾向なのかは分からない。
何日か前に通りかかった田んぼの横に多くのジュズダマがあることは承知していた。
だが稲刈りと同時にジュズダマも刈られてしまっていた。
堤防に生えているジュズダマも河川の改修工事で刈られてしまったものもある。
「おっ、これは急がないと刈られてしまうかもしれないな」と考えた。
ちょうどおあつらえのジュズダマのかたまりを見つけた。
元は田んぼだったが今はもう耕作しなくなっている。
それどころか一部に土砂が入れられているから、埋め立てて何かの建物ができるようだ。
また、そこは奥までコンクリートが張られているから長靴に履き替えなくても歩いて行ける。
現場に着くと白色と緑色、また薄茶色そして黒色が目立つ。
白色は発育不全のように考えていたが、そうでもないようだ。
ナップサックから持ってきた手袋とハサミを出しジュズダマの枝ごと切り米袋の中に入れる。
帰宅し籠を置き、そこに新聞紙を広げてジュズダマを出してみた。
結構な量を採ったものだ。
ジュズダマを茎から外し別の籠に入れていく。
茎や葉っぱは、ゴミ入れに。
単純な作業が続き腰や首筋が痛くなった。
籠に入れたジュズダマを天日に当てて完了だ。
お手玉にしたら何十も作れそうだが、あとは妻に任せる。