家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

冬になりかけ

2017-10-06 17:02:36 | Weblog
老猫19歳のマロ君のために部屋の冷房を24時間かけっぱなしにしていたのが、つい先日だった気がする。

冷房のおかげで食欲を取り戻し、更にカロリー2倍という猫用フードのおかげで夏痩せすることもなく元気に過ごした。

時おり気がふれたように部屋中を全力疾走するのを見るのは本当に嬉しい。

驚いたことに押入れの上にある天袋にジャンプした。

以前は垂直跳びのように、その場で飛び上がったものだが今回は助走をつけてジャンプした。

ところが、もう天袋には飛び上がらないだろうと思って天袋の扉を閉めておいた。

だが、さすがに猫である。

サッと向きを変えて何事もなかったかのようにストっと床に降りた。

「今日は寒くなりそうだからストーブと灯油の準備を頼むね」と妻が言ったのは正解だ。

午前中にストーブを出し灯油を購入しておいた。

今日は陽が出ないので屋上に行く階段を登っても温度は変わらない。

暑くてぐったりしていた老猫のマロ君が今日は「寒い寒い」と言いに来る。

早速ストーブを着けた。

ご長寿なマロ君はストーブを忘れていたが、暖かさを感じて、すぐに思い出してストーブの前に敷いた座布団に寝転がった。

行動的なマロ君を見るのも好きだが、のんびりくつろぐ姿を見るのも好きだ。

春野も薪ストーブの煙突掃除をした。

屋根に上って煙突の上から下にブラシを上下させてススを落とす。

ここで別の作業が必要になった。

屋根にかけたはしごの位置にモミジが伸びていて上がれない。

まずはモミジを切り捨てた。

煙突掃除を終えても別のモミジが煙突に掛かろうとしているので、それも切り捨てた。

次から次へと本来の仕事以外がうまれてくる。

終了してみるとススは拳2個分程度取れた。

これで安心して火が燃せる。

揺らめく炎と木材の燃える音、漏れ出す煙と香ばしさ。

この室内でコーヒーを味わいながら本を読み尚且つ綺麗な音楽を掛けておけば、もうこの上ない幸せ感が訪れる。

その季節が始まった。