テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

理系だけど、体育会系!

2014-09-12 21:33:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れんきゅゥだァ~♪♪」
「がるる!ぐるるる~♪」(←訳:虎です!お休みだ~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 新学期が始まってアタフタしていた学生さんには待望の三連休ですね。
 本日は、お休み気分がより盛り上がる楽しい御本を、
 さあ、どうぞ~!

  



          ―― 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 ――



 著者は桝太一(ます・たいち)さん、2014年7月に発行されました。
 ええ、桝さんって、あの御方ですよ。
 私たちがよくTVで拝見している――

「あなうんさーのォ、おにいさんッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:日テレの顔!)

 TVマニアさんはよく御存じのことでしょうが、
 民放のアナウンサーたちの中で、
 桝さん、ちょこっと“変種”系さんです。

 東大卒、というのは、有名なアナウンサーさんやキャスターさんには
 ちらほら見受けられますよね。
 ただ、農学部水園環境専修、とか
 農学生命科学研究科修了、となると、
 おやや?と思いますでしょ。

「のうがくぶゥ~!」
「がるぐるぅ!」(←訳:生命科学ぅ!)

 つまり、御本の書名にもありますように、
 桝さん、理系さん、なのです。
 彼を笑顔にする話題とは、
 アサリであり、アナゴの耳石(じせき)であり、
 東京湾や八丈島や西表島の大自然。

 そんな理系青年が、どうしてまたTV局に就職しちゃったのか……?

「そのォきッかけはァ~」
「ぐるるる!」(←訳:少年時代!)

 文学少年で虫取り大好きな少年であった桝さんは、
 中学生となって生物部に入部します。

 そのこと自体は、珍しくもありませんよね。
 虫屋さんたちの王道コースです。

 生物部――なんとなく、顕微鏡ばかり覗いて
 室内にこもりがちの部活動、って気がしますが……

 桝さんが入部した学校の生物部は
 フィールドワークが第一!
 そのために体力向上を!
 と考える体育会系生物部だったのでした。

「たいいくかいけいィ~…」
「がるるるぅ~…」(←訳:筋肉派かぁ~…)

 基礎体力をつけるべく、
 今日も桝少年は筋トレをし、走り込みもいたします。

 走るコースは、
 某女学院の周囲を二周する6キロや、
 某女学館への往復10キロ弱。

「…………」
「…………」

 えー、ちなみに、桝さんが通った学校は男子校だったのです。
 女子高の周りを走る青少年たちの姿に、
 なんだか生物部的な情熱が見え隠れいたしますね。

 そうして、真の生物部員となった桝さんは
 農学部へまっしぐら。
 大学でもまた、フィールドワークにどっぷり漬かります。
 海で、島で、浅瀬で、
 華やかな生活とは縁もなく……?

「ふなよいィ、したりィ~」
「ぐるぐるるがるるる~」(←訳:統計作業で泣いたり~)

 研究者魂を胸に秘めた人気アナウンサーさんの半生記は、
 予想外にバラエティ向き、でしょうか。
 読後は、人気投票で桝さんに一票入れたくなること必至の
 愉快な御本です。

「りけいさんもォ、ぶんけいさんもォ!」
「がるるぐる!」(←訳:読んでみて!)

 桝さん御自身が描いた!というイラストも
 楽し、いえ、ラブリーなので、見逃さないでくださいね~♪
 



 
コメント
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