「こんにちわッ、テディちゃでス!
えんぎィかつぎィ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!願かけ!)
こんにちは、ネーさです。
初詣に、おみくじ、お守り……と
お正月は神社に縁のある月でもありますね。
ショコラ話から読書タイムに戻っての本日のメニュー、いえ、一冊は、
こちらの御本を、どうぞ~!

―― 神様長屋、空いてます。 ――
著者は高橋由太(たかはし・ゆうた)さん、2014年12月に発行されました。
『新 大江戸もののけ横町顛末記』と副題が付されています。
「ながやァ、でスかッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:お江戸ですか?)
お江戸であってお江戸でない、
そこは、
“もののけ横町”。
この世とあの世の狭間(はざま)にある、
妖怪たちばかりが棲み暮らす町……なんですけど。
“もののけ横町”の一角に、
《神様長屋》がある、のだそうです。
神様云々、というくらいですから、住人さんは――
「もッちろォ~んッ!」
「がるるるぅ!」(←訳:神様でしょ!)
ええ、その通り。
活字マニアの皆さまはよく御存知のように、
ここ日本は八百万の神さまがたがおられます。
八百万……って、ものすごい数ですから、
それだけに、神様がたにも栄枯盛衰と申しましょうか、
人気の遷り変わりがあるらしくて。
《神様長屋》に入居しているのは、
いま世間に大人気!な神様とは、
ちょこっと別ジャンルの神様たちでして、
え~と、つまり、
自由、って言い換えてもいいかしら。
「あさからァ、おさけェ、ぐいぐいッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:飲めや歌えや!)
「おおさわぎィ~♪」
自由すぎる神様たちのお世話をするのは、
福助さん。
幸運を招く“福の神”である福助さん、
《神様長屋》の管理人さん……のはずが、
神様歴の長い先輩神様がたに
こき使われちゃっています。
今日も今日とて、あ~、トラブルだ~…。
「ひゃッ! たいへんッ!」
「ぐるがるるるっ?」(←訳:追い出されたっ??)
トラブルの源《神様長屋》の住人さんたちは、
なんと、長屋を追い出されてしまいました。
神様が?
追い出されるなんてアリなのか?
と疑問が湧きますけれど……
どうやら、アリ、みたいです。
困った福助さん、
世間知らず?で世渡り下手?な神様がたとともに
人間界へお引越しと、相成ったのでした。
「あんうんッ、ただよッてまスよゥ!」
「がるるるぐるる~…」(←訳:福助さん可哀相~…)
“もののけ横町”から、
よりいっそうややこしそうな人間の世界で、
神様がたはサバイバルできるのか?
著者・高橋さんによる、
人物造形ならぬ神様造型が愉快です♪
うんうん、こんな神様いるわよね!と、
賛成&感情移入させられる軽快なストーリーも
とっても楽しくて、
冬の寒さに強張った首や肩を
あたたかくほぐしてくれますよ。
「かみさまながやッ、いいかもォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:見学希望です!)
さりげなく日本史の機微を取り入れたファンタジーは
一見エンタでありながら、
奥深~い“何か”がひそんでいるようです。
週末の読書タイムに、皆さま、ぜひ~♪
えんぎィかつぎィ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!願かけ!)
こんにちは、ネーさです。
初詣に、おみくじ、お守り……と
お正月は神社に縁のある月でもありますね。
ショコラ話から読書タイムに戻っての本日のメニュー、いえ、一冊は、
こちらの御本を、どうぞ~!

―― 神様長屋、空いてます。 ――
著者は高橋由太(たかはし・ゆうた)さん、2014年12月に発行されました。
『新 大江戸もののけ横町顛末記』と副題が付されています。
「ながやァ、でスかッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:お江戸ですか?)
お江戸であってお江戸でない、
そこは、
“もののけ横町”。
この世とあの世の狭間(はざま)にある、
妖怪たちばかりが棲み暮らす町……なんですけど。
“もののけ横町”の一角に、
《神様長屋》がある、のだそうです。
神様云々、というくらいですから、住人さんは――
「もッちろォ~んッ!」
「がるるるぅ!」(←訳:神様でしょ!)
ええ、その通り。
活字マニアの皆さまはよく御存知のように、
ここ日本は八百万の神さまがたがおられます。
八百万……って、ものすごい数ですから、
それだけに、神様がたにも栄枯盛衰と申しましょうか、
人気の遷り変わりがあるらしくて。
《神様長屋》に入居しているのは、
いま世間に大人気!な神様とは、
ちょこっと別ジャンルの神様たちでして、
え~と、つまり、
自由、って言い換えてもいいかしら。
「あさからァ、おさけェ、ぐいぐいッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:飲めや歌えや!)
「おおさわぎィ~♪」
自由すぎる神様たちのお世話をするのは、
福助さん。
幸運を招く“福の神”である福助さん、
《神様長屋》の管理人さん……のはずが、
神様歴の長い先輩神様がたに
こき使われちゃっています。
今日も今日とて、あ~、トラブルだ~…。
「ひゃッ! たいへんッ!」
「ぐるがるるるっ?」(←訳:追い出されたっ??)
トラブルの源《神様長屋》の住人さんたちは、
なんと、長屋を追い出されてしまいました。
神様が?
追い出されるなんてアリなのか?
と疑問が湧きますけれど……
どうやら、アリ、みたいです。
困った福助さん、
世間知らず?で世渡り下手?な神様がたとともに
人間界へお引越しと、相成ったのでした。
「あんうんッ、ただよッてまスよゥ!」
「がるるるぐるる~…」(←訳:福助さん可哀相~…)
“もののけ横町”から、
よりいっそうややこしそうな人間の世界で、
神様がたはサバイバルできるのか?
著者・高橋さんによる、
人物造形ならぬ神様造型が愉快です♪
うんうん、こんな神様いるわよね!と、
賛成&感情移入させられる軽快なストーリーも
とっても楽しくて、
冬の寒さに強張った首や肩を
あたたかくほぐしてくれますよ。
「かみさまながやッ、いいかもォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:見学希望です!)
さりげなく日本史の機微を取り入れたファンタジーは
一見エンタでありながら、
奥深~い“何か”がひそんでいるようです。
週末の読書タイムに、皆さま、ぜひ~♪