テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

金平糖に、思わず注目?

2015-01-16 21:47:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 じゅけんせいィさんッ、りらァ~ッくすゥ!」
「がるる!ぐるがるぐるるがるる~!」(←訳:虎です!はい肩のチカラ抜いて~!)

 こんにちは、ネーさです。
 全国の受験生さんたちに幸あれ!と祈りたくなる週末の読書タイムは、
 真面目~なノンフィクション……ではなく、
 エンタな短編ミステリの作品集を、どうぞ~♪

  



       ―― 『このミステリがすごい!』大賞作家書き下ろしブック vol.7 ――



 著者は収録順に、中山七里さん、佐藤青南さん、
 七尾与史さん、伽古屋圭市さん、上甲宣之さん、2014年11月に発行されました。
 芥川賞直木賞の新受賞作&作者さんが発表されたばかりですが、
 賞といえば、こちらも人気ですよね。

「ふァいッ! このみすゥ、でスねッ!」
「ぐるるがるーるがっるる!」(←訳:ベストセラーがいっぱい!)

 『このミステリがすごい!』受賞作品は、
 映像化されたり、
 シリーズ化されていっそう人気が高まったり、と
 “余波”の強さにいつも驚かされています。

 この御本には、
 『このミステリがすごい!』こと『このミス』受賞作家さんの、
 書き下ろし作、つまり、
 ここで初公開!な新作5作品が収められています。

 『さよならドビュッシー』以降、
 音楽をモチーフにしたミステリと探偵さんで知られる、
 中山七里さんは――

「やぱりィ、おんがくゥみすてりィ!」
「がるるぐるがるっ!」(←訳:岬洋介さん出たっ!)

 『消防女子!!』が印象に強い佐藤青南さん、
 《死亡フラグ》シリーズで根強いファンを持つ七尾与史さん、
 『そのケータはXX(エクスクロス)』の上甲宣之さんの
 新シリーズ《JC科学捜査官》……

 どれも、ミステリ好きさんの心に
 がっちりアピールする作品ばかり。

 ですが、私ネーさが推したいのは、
 伽古屋圭市(かこや・けいいち)さんの
 『なないろ金平糖 第一話』です。

「こんぺいとォ~??」
「ぐるるるがるる?」(←訳:お菓子のはなし?)

 主人公は、《七ツ堂》という、
 金平糖専門店の看板娘さん・いろりちゃん。

「あれッ? これはァ~…?」
「がるぐる?」(←訳:昔の東京?)

 ええ、物語の舞台は、大正時代の東京です。
 5作品が並ぶと、
 時代設定の点で異色というか、
 異なる時空間が発生しますね。

 金平糖はいかがですか~と、
 声を張り上げる可愛い娘さんと、
 お店の看板猫くん。

 ひとりと一匹にかかわってくるミステリは
 ファンタジックな色合いも備えていて、
 第二話はどうなるのかしら?
 読んでみたい!と思わされますよ。

「ふぁんたじーみすてりィ?」
「ぐるる!」(←訳:新種だ!)

 長編作品より短編が好きです!という御方に
 おすすめしたい『このミス』書き下ろしブックVol.7、
 ミステリマニアさんは
 ぜひ一読してみてくださいな~♪
 

 

 
 
コメント
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