「こんにちわッ、テディちゃでス!
くうきがァ、かんそうゥしてまスゥ~…」
「がるる!ぐるるがる~…」(←訳:虎です!こんな時は~…)
「のどあめェ!」
こんにちは、ネーさです。
私ネーさの愛用のど飴は『ヴィックスメディケイテッドドロップ チェリー味』!
今日も1粒、パクっとお喉に放り込んで、
さあ、読書タイムと参りましょう~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/36/050e32c4ffaba33e974392b153334e45.jpg)
―― 荒神 ――
著者は宮部みゆきさん、2014年8月に発行されました。
先週末、本屋さんに宮部さんの新作
『悲嘆の門』(上・下)が並んで、また話題になってますね。
「ふァいッ! べすとせらーにィ、らんくいんッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:さすが宮部さん!)
本日ご紹介いたしますのは、
2013年3月~2014年4月の間、朝日新聞紙上に連載された
『荒神(こうじん)』の単行本です。
本屋さんでは御本の帯に、
或いはネット書店では簡単な内容紹介の欄に、
こんな風に記されています――
東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅状態となる。
そしてまた、その山村に現れたのは
“化け物”
であった、と。
「ううゥ~ッ、おばけッ!」
「がるるるる!」(←訳:グロテスク!)
東北、とはいっても、
御本に掲載されている地図によれば、
当の小藩があるのは下野(しもつけ)の、やや北方。
雪深く、貧しい最果ての地、ではありません。
それとも、見方によっては、
極端に貧しい土地ではない、という事こそが、
物語の要なのかもしれません。
「ふァ? まずしくないィからァ?」
「ぐるるがるっ?」(←訳:なんでまたっ?)
“化け物”が現れたのは江戸時代、
それも元禄の頃だったのです。
元禄期とは、歴史の上では
一種の《転換期》でもありました。
戦乱の世が完全に終わって、
徳川家の支配体制が固まり、
“武力”中心から“経済”中心の社会が
出来上がりつつある、という状態なのです。
武士が刀を持つ意味を失いつつあり、
経済を動かす力に長けた者たちが幅を利かせてゆく時代――
「ふむゥ! おさむらいさんはァ~」
「がっるぅるぐる!」(←訳:困っちゃう時代!)
変容してゆく社会機構は、
一見どこも奇妙なところのない山間の村に、
いびつなひび割れを起こし、
病んだ膿(うみ)の塊となって襲いかかります。
村の守り手のような存在の女性・朱音(あかね)さま。
少年、蓑吉(みのきち)。
村人から平安な日常を奪い盗る、
“化け物”の姿、威容、災厄。
いったい、“化け物”の正体とは、
その性質=本質とは、何なのか――
「こわいィけどォ、はらはらどきどきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:先が読めない!)
宮部さんらしい、怪異譚にして壮大なファンタジー。
新聞掲載時、毎日しっかり読み続けていたもん!という御方も、
どうか改めて単行本を読んでみてくださいね。
物語の終盤には加筆がされていて、
新聞版と単行本とでは
読後感がまるで違います!
「じだいしょうせつゥまにあさんにもッ」
「がるるるぐるー!」(←訳:おすすめですー!)
くうきがァ、かんそうゥしてまスゥ~…」
「がるる!ぐるるがる~…」(←訳:虎です!こんな時は~…)
「のどあめェ!」
こんにちは、ネーさです。
私ネーさの愛用のど飴は『ヴィックスメディケイテッドドロップ チェリー味』!
今日も1粒、パクっとお喉に放り込んで、
さあ、読書タイムと参りましょう~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/36/050e32c4ffaba33e974392b153334e45.jpg)
―― 荒神 ――
著者は宮部みゆきさん、2014年8月に発行されました。
先週末、本屋さんに宮部さんの新作
『悲嘆の門』(上・下)が並んで、また話題になってますね。
「ふァいッ! べすとせらーにィ、らんくいんッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:さすが宮部さん!)
本日ご紹介いたしますのは、
2013年3月~2014年4月の間、朝日新聞紙上に連載された
『荒神(こうじん)』の単行本です。
本屋さんでは御本の帯に、
或いはネット書店では簡単な内容紹介の欄に、
こんな風に記されています――
東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅状態となる。
そしてまた、その山村に現れたのは
“化け物”
であった、と。
「ううゥ~ッ、おばけッ!」
「がるるるる!」(←訳:グロテスク!)
東北、とはいっても、
御本に掲載されている地図によれば、
当の小藩があるのは下野(しもつけ)の、やや北方。
雪深く、貧しい最果ての地、ではありません。
それとも、見方によっては、
極端に貧しい土地ではない、という事こそが、
物語の要なのかもしれません。
「ふァ? まずしくないィからァ?」
「ぐるるがるっ?」(←訳:なんでまたっ?)
“化け物”が現れたのは江戸時代、
それも元禄の頃だったのです。
元禄期とは、歴史の上では
一種の《転換期》でもありました。
戦乱の世が完全に終わって、
徳川家の支配体制が固まり、
“武力”中心から“経済”中心の社会が
出来上がりつつある、という状態なのです。
武士が刀を持つ意味を失いつつあり、
経済を動かす力に長けた者たちが幅を利かせてゆく時代――
「ふむゥ! おさむらいさんはァ~」
「がっるぅるぐる!」(←訳:困っちゃう時代!)
変容してゆく社会機構は、
一見どこも奇妙なところのない山間の村に、
いびつなひび割れを起こし、
病んだ膿(うみ)の塊となって襲いかかります。
村の守り手のような存在の女性・朱音(あかね)さま。
少年、蓑吉(みのきち)。
村人から平安な日常を奪い盗る、
“化け物”の姿、威容、災厄。
いったい、“化け物”の正体とは、
その性質=本質とは、何なのか――
「こわいィけどォ、はらはらどきどきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:先が読めない!)
宮部さんらしい、怪異譚にして壮大なファンタジー。
新聞掲載時、毎日しっかり読み続けていたもん!という御方も、
どうか改めて単行本を読んでみてくださいね。
物語の終盤には加筆がされていて、
新聞版と単行本とでは
読後感がまるで違います!
「じだいしょうせつゥまにあさんにもッ」
「がるるるぐるー!」(←訳:おすすめですー!)