「こんにちわッ、テディちゃでス!
あつさもォわすれるぅ、だいぶーむッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!みんな夢中だね!)
こんにちは、ネーさです。
はい、本日の読書タイムで御紹介いたしますは、
ホントに近頃すっごい人気!の或るモノをテーマにした
こちらの作品です。
マニアさんも初心者さんも、さあ、どうぞ~♪
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―― 名刀伝 ――
編者は細谷正充(ほそや・まさみつ)さん、2015年4月に発行されました。
『傑作日本刀小説アンソロジー』と副題が付されたこの御本には、
収録順に、
浅田次郎さん、山本兼一さん、東郷隆さん、
羽山信樹さん、津本陽さん、好村兼一さん、白石一郎さんの短編7作品と、
中村彰彦さんのコラムも収められています。
「ぜェ~んぶゥ、てーまはァ~」
「ぐるる!」(←訳:日本刀!)
はい、どれもこれも、
日本刀にまつわる物語ばかり。
けれど、どの作品も、
ブームに媚びて書かれたものではないのです。
時代小説好きな活字マニアさんは
著者さんたちの名前を目にした時点で
ニヤリ♪としたことでしょう。
編者・細谷さんの好みも加味されているのか、
実にシブ~いラインナップですよ。
先ずは、浅田次郎さんの人気シリーズ《沙樓綺譚》より、
『小鍛冶』。
しかも、お話の幕開けの場は、
東京国立博物館の刀剣展示室です。
「ふァいィ! しッてるでスゥ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:国宝がいっぱい!)
物語の語り手《私》が、
展示されている名刀に見入っていると、
声をかけられました。
振り向けば、そこに立っているのは
旧知の刀剣鑑定家。
彼に誘われ、
《私》は不思議な昔語りを聞くことになります。
《小狐丸(こぎつねまる)》、という
一口(ひとふり)の刀のものがたりを。
「ぞくぞくするゥおはなしィ、でス!」
「ぐるがっるるる!」(←訳:鬼気迫ってます!)
浅田さんのこの作品、
鎌倉~江戸初期の歴史と文化の知識を欠いては
面白さ、奥行きが理解できません。
また、《にっかり青江》という、
なんとも奇妙な名を持つ太閤ゆかりの名刀を主役とする
東郷隆さんの作品『にっかり』も、
戦国時代末期の複雑な政情を知った上で読めば、
ははぁ、なるほどね♪となります。
「ひとすじなわではァ、ゆかないィのがァ~」
「がるるぐる!」(←訳:刀剣の世界!)
山本兼一さんの作品には《堀川国広》、
羽山信樹さんの作品には《粟田口国吉》、
津本陽さんの作品には《胴太貫正国》、
好村兼一さんの作品には《和泉守兼定》、
白石一郎さんの作品には《日本号》、
と、名刀名槍が登場し、
刀剣マニアさんの血を熱くさせること必定ですし、
巻末の、編者・細谷さんによる解説は
時代小説好きな方々を魅了するに違いありませんね♪
ゲームを経て、
刀剣や武具への興味を持った御方、
もとから日本刀好きなんです!という御方も
それぞれに楽しく読めるアンソロジー作品、
ぜひ、手に取ってみてくださいな。
「しょしんしゃさんにもォ、じょうきゅうしゃさんにもォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:おすすめです!)
あつさもォわすれるぅ、だいぶーむッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!みんな夢中だね!)
こんにちは、ネーさです。
はい、本日の読書タイムで御紹介いたしますは、
ホントに近頃すっごい人気!の或るモノをテーマにした
こちらの作品です。
マニアさんも初心者さんも、さあ、どうぞ~♪

―― 名刀伝 ――
編者は細谷正充(ほそや・まさみつ)さん、2015年4月に発行されました。
『傑作日本刀小説アンソロジー』と副題が付されたこの御本には、
収録順に、
浅田次郎さん、山本兼一さん、東郷隆さん、
羽山信樹さん、津本陽さん、好村兼一さん、白石一郎さんの短編7作品と、
中村彰彦さんのコラムも収められています。
「ぜェ~んぶゥ、てーまはァ~」
「ぐるる!」(←訳:日本刀!)
はい、どれもこれも、
日本刀にまつわる物語ばかり。
けれど、どの作品も、
ブームに媚びて書かれたものではないのです。
時代小説好きな活字マニアさんは
著者さんたちの名前を目にした時点で
ニヤリ♪としたことでしょう。
編者・細谷さんの好みも加味されているのか、
実にシブ~いラインナップですよ。
先ずは、浅田次郎さんの人気シリーズ《沙樓綺譚》より、
『小鍛冶』。
しかも、お話の幕開けの場は、
東京国立博物館の刀剣展示室です。
「ふァいィ! しッてるでスゥ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:国宝がいっぱい!)
物語の語り手《私》が、
展示されている名刀に見入っていると、
声をかけられました。
振り向けば、そこに立っているのは
旧知の刀剣鑑定家。
彼に誘われ、
《私》は不思議な昔語りを聞くことになります。
《小狐丸(こぎつねまる)》、という
一口(ひとふり)の刀のものがたりを。
「ぞくぞくするゥおはなしィ、でス!」
「ぐるがっるるる!」(←訳:鬼気迫ってます!)
浅田さんのこの作品、
鎌倉~江戸初期の歴史と文化の知識を欠いては
面白さ、奥行きが理解できません。
また、《にっかり青江》という、
なんとも奇妙な名を持つ太閤ゆかりの名刀を主役とする
東郷隆さんの作品『にっかり』も、
戦国時代末期の複雑な政情を知った上で読めば、
ははぁ、なるほどね♪となります。
「ひとすじなわではァ、ゆかないィのがァ~」
「がるるぐる!」(←訳:刀剣の世界!)
山本兼一さんの作品には《堀川国広》、
羽山信樹さんの作品には《粟田口国吉》、
津本陽さんの作品には《胴太貫正国》、
好村兼一さんの作品には《和泉守兼定》、
白石一郎さんの作品には《日本号》、
と、名刀名槍が登場し、
刀剣マニアさんの血を熱くさせること必定ですし、
巻末の、編者・細谷さんによる解説は
時代小説好きな方々を魅了するに違いありませんね♪
ゲームを経て、
刀剣や武具への興味を持った御方、
もとから日本刀好きなんです!という御方も
それぞれに楽しく読めるアンソロジー作品、
ぜひ、手に取ってみてくださいな。
「しょしんしゃさんにもォ、じょうきゅうしゃさんにもォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:おすすめです!)