テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

プラスアルファな、ノベライズ。

2015-08-28 21:52:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すぺいんのォ、なつはァ、おわッてないィぞッ!」
「がるる!ぐるるるるがるる~!」(←訳:虎です!ブエルタは激走中~!)

 こんにちは、ネーさです。
 東京の夏は終わりを迎えてしまった可能性大ですが、
 まだまだ熱い2015ブエルタ・ア・エスパーニャには
 新城幸也(ユーロップカー所属)も参加していますよ♪
 中継のTV画像にどん!と新城さんが写ることを、
 さらには表彰台に上れますようにと祈りつつ、
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



               ―― HERO ――



 福田靖さん脚本、ノベライズは蒔田洋平さん、2015年7月に発行されました。
 『ヒーロー2014』と副題が付されているこの御本は、
 2014年に放送されたTVドラマ『HERO』のノベライズ作品です。
 今夏は、新たに映画も公開されましたよね。

「ふァいッ! にんきィしりーずゥでス!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:TVも映画も人気!)

 えーと、実はその、私ネーさ、
 TVドラマはちょっとしか拝見していないんですけど……

「えええェ~ッ?」
「がるるぅ??」(←訳:本当にぃ??)

 いや、その、ちょっとは見たんです、ちょっとは。
 確か、最終話は、見た……気がします……。

「ぶーッ!」(←ブーイング)
「ぐるー!」(←こちらもブーイング)

 はあ、えー、そんなこんなの次第で、
 あらためて『HERO』に挑戦しようと思い立ったネーさです。
 ただ、映像ではなく、書籍で。

 この御本には、
 第1話《時効寸前の宝石強盗》から
 第11話《正義のために》まで、
 全11話が収録されています。
 それぞれの物語の大筋は、
 TV放送とほぼ同じ、ようですが、
 内容には若干の変更と創作が加えられている、のだそうですよ。

 しかし、変えようにも変わりっこないのは、
 主演、いや、主人公である検事さん――
 久利生公平(くりう・こうへい)さんの性格、でしょうか。

「うむうむゥ! あれはァ~」
「がるるるるる!」(←訳:変わらないね!)

 東京地検・城西支部に
 7年ぶりに赴任してきた久利生検事さん。
 通販マニアなのは相変わらず。
 ジーンズ姿なのも相変わらず。
 同僚の検事さんをびっくりさせることしばしばなのも、相変わらず。

 変わったのは、あの事務官さん――ツーといえばカーだった相棒さんが
 彼の横にいない、というくらい……?

 その代わり、いま、久利生検事さんの隣にいるのは、
 たいそう美人な、
 たいそう目力のキツい、
 いえ、キリリとした眼が印象的な、
 事務官の浅木千佳(あさぎ・ちか)さん。

「かわいィそうにィ~…!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:振り回されてます!)

 ルール無用?な検事さんと
 目を白黒させっぱなしの城西支部の職員さんたち。
 
 とりわけ笑いを誘うのは、
 例のバーのマスターさんと、
 久利生さんの上司・川尻検事さん、ですかしら♪
 川尻さんの“昭和の取り調べ”シーン、いいですねえ。

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 ドラマの面白さ――言葉のやり取りのテンポや
 各シーンの活きの良さを維持し、
 ノベライズとしても成功させているこの御本、
 ドラマファンさんには嬉しい『HERO』アイテムです。
 私ネーさのように、
 『HERO』全シリーズをこれから見直そうか、
 と思案中の方々も、ぜひ!

「どらまのォぞくへんはァ、いつほうそうゥでスかッ?」
「ぐるるるがるるーる!」(←訳:楽しみにしてまーす!)
 


コメント
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