テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

驚きあふれる、《花のパリ》♪

2015-08-31 21:50:14 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……ネーさッ、めちゃくちゃッ、おちこみちゅうゥ!」
「がるる!ぐるる~?」(←訳:虎です!なんで~?)

 こんにちは、ネーさです。
 し、信じられないわ……
 王者ユヴェントスがクラブ史上初の開幕二連敗なんてっ!
 と、取り乱してしまった日の読書タイムは、
 とびっきり明るくて元気いっぱいの御本を、
 さあ、どうぞ~♪

  



              ―― パリこれ! ――



 著者は との まりこ さん、2015年8月に発行されました。
 『住んでみてわかった、パリのあれこれ。』と副題が付されたこの御本は、
 糸井重里さん主宰の《ほぼ日刊イトイ新聞》で人気のコンテンツ
 『バブー&とのまりこのパリこれ!』を書籍化したものです。

「わほほォ~いッ♪ ばぶーくんッ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:憧れのパリ~!)

 パリを拠点に、ヘアメイク、フォトエッセイ、
 ガイドブック執筆と大活躍、
 2014年には東京・西荻窪でフランス雑貨のお店
 《Boite(ぼわっと)》を営んでおられる著者・とのさん。

 パリで暮らすとのさんにとって、

   ええっ?!?
   おフランス流なの、これがっ?
   こっちではこれが普通?
   日本の常識は通用しないんだわ……!
 
 と驚いたり、呆れたりする事柄が多数あります。

 たとえば、迷信。
 食卓に、バゲットを裏返しに置いたりしたら……

「のんのんッ! いけませんでスゥ!」
「がるるぐるぅる!」(←訳:不幸が来ちゃう!)

 てな具合に大ブーイング。
 ああ、これがカルチャーショックというヤツですねえ。

「ほかにもォ、あるのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:文化の違いが!)

 旅行しただけでは見えてこない、
 住んでみてようやく分かる、彼我の食い違い。

 けれど、とのさんは、驚いたり呆れたり、
 時々は本気で怒ったりしながらも、
 おおらかな心で受け止めます。

 これが、パリ。
 これが、フランスの常識。

「ちがッてるからァ~、たのしィ~♪」
「がっるるぐるがるる!」(←訳:違ってるから面白い!)

 フランスのじゃんけんは、
 グーと、チョコと、パーと……ピュイ??

 いちばん人気の職業は、革命記念日にわかる??

 パリ名物?の水撒き清掃車がやって来たら……
 みんな、逃げてー!

「ひゃわわわわァ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:すたこらっ!)

 ちょうど今の今、
 宿題の仕上げに苦しんでいるチビっ子ちゃんたちには
 ショックなんじゃないかしら、
 フランスの“バカンス事情”が。

 9月の新学期、
 6週間がんばって学校に通えば、
 はい、秋のバカンス(万聖節のバカンス)2週間があって。
 それからまた6週間後には、クリスマスのバカンス2週間があって。
 またまた6週間たったら、スキーバカンスが2週間。
 さらにまた6週間のちには、イースターのバカンス2週間。
 そしてまた6週間が過ぎたら……
 じゃーん!
 夏のバカンス2ヶ月だー!

「きゃッぽォ~いッ♪♪」
「がるるるるぅ!」(←訳:羨ましいぞぉ!)

 日本のお父さんお母さんはびっくり、
 チビっ子ちゃんたちは狂喜乱舞?な学期スケジュール、
 私ネーさも仰天いたしましたよ。
 うう~ん、ちょっといいかもバカンス尽くしの一年!

「にほんにィ、ゆにゅうしましょゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:フランスのバカンス!)

 著者・とのさんと、
 とのさんの愛犬バブーくんが案内してくれるパリ生活は、
 日本に生まれ育った私たちには
 やっぱりちょっとまぶしいような、
 ゆったり&充実してるような。

 ちなみに、バブーくん……
 私ネーさの目には、プチサイズのチューバッカ、に見えまする。
 チューバッカってヨークシャーテリアだったんだわ!と、
 これも大発見ですね♪

「ぷふふッ♪」
「がるる♪」

 《ほぼ日》読者の方々も、
 書籍版の『パリこれ!』おすすめです。
 ぜひ、一読を~!
 


 
コメント
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