「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
うわわァ~んッ! しょうげきィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!動揺だよう!)
こんにちは、ネーさです。
ブエルタ・ア・エスパーニャでまず椿事が!
優勝候補のひとりニーバリ選手(国籍はイタリア、所属はチームアスタナ)が失格?
次はセリエAで悪夢が!
ユヴェントスがホームの開幕戦で敗けちゃった??
ええええ~っ!!!
「ネーさッ、しッかりィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:目を覚まして!)
えーと、呆然自失中の私ネーさですが、
読書タイムは遂行いたします。
本日は、日本屈指のフットボールマニアでもある
あの作家さんの作品を、どうぞ~!
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―― アンタッチャブル ――
著者は馳星周(はせ・せいしゅう)さん、2015年5月に発行されました。
先だっての直木賞候補作となったことからもお分かりのように、
エンタ度MAX!な涙と笑いの警察小説です。
「……なみだとォ?」
「……がるぅ?」(←訳:笑いぃ?)
デビュー作『不夜城』、
大藪春彦賞受賞作『漂流街』など、
ロマンノワール、あるいはハードボイルドの香りがする作品で
人気を得ている著者・馳さん、ですが。
この御本には、いままでの作風とは
“ちょっと違う何か”が加味されているようです。
物語の始まりは、
警察の庁舎の、廊下。
そこを歩いてゆくのは――
「むゥ? あのひとォ、げんきィないィでスねッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:顔色暗いよ!)
宮澤武(みやざわ・たけし)巡査部長の表情が
どんよりと冴えないのは、
突然の人事異動のため、でした。
はっきり言ってしまいますと、宮澤さん、
ひどい失敗をやらかしちゃったのです。
捜査一課での居場所を失い、
彼がやって来たのは、
公安部外事三課……。
「あううゥ~、それはァ~…」
「がるるぐる~…」(←訳:キツいねえ~…)
同じ警察組織といっても
全く馴染みがない部署で、
宮澤さんが着任することになったのは。
身長190㎝はあろうかという巨漢、
椿(つばき)警視のもとでの職務。
しかし……警視の席が置かれているのは……
資料室?
「ッてェ、つまりィ?」
「ぐるるるる!」(←訳:やられたあ!)
ええ、やられました。
宮澤さんもミスをして飛ばされたクチですが、
椿警視は、もっとアブナい前歴をお持ちのようです。
上司さんたちは、
下手に椿警視をトバしたらどんな災難が降ってくるかと恐れ、
閑職を与えて素知らぬフリ……?
けれど、そこへ宮澤さんというカードが投げ込まれると。
「あはァ! かがくはんのうゥ、でスかッ♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:何かが起きそう!)
椿警視の本性、いえ、性格を把握する間もなく、
彼のペースに巻き込まれてゆく宮澤さん。
こんなの、妄想に違いないよ、
ヤキが回ってるんだよ――
と思われた警視の観察と推理の果てには、
なんと、途方もない事件の影が?
「ひょうたんからァ、こまッ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:棚からボタモチ!)
マジメな警察小説としての側面と、
まったくマジメでない笑えちゃう場面を噛み合わせ、
物語は超高速で快走します。
椿警視と宮澤巡査部長の迷コンビ、
金星をあげられるんでしょうか……。
「しんぱいィだけどォ~…」
「がっるぐるるる!」(←訳:きっと心配無用!)
元気いっぱいの変種ロマンノワール、
一級のエンタ本をお探しの活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ手に取ってみてくださいね~♪
うわわァ~んッ! しょうげきィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!動揺だよう!)
こんにちは、ネーさです。
ブエルタ・ア・エスパーニャでまず椿事が!
優勝候補のひとりニーバリ選手(国籍はイタリア、所属はチームアスタナ)が失格?
次はセリエAで悪夢が!
ユヴェントスがホームの開幕戦で敗けちゃった??
ええええ~っ!!!
「ネーさッ、しッかりィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:目を覚まして!)
えーと、呆然自失中の私ネーさですが、
読書タイムは遂行いたします。
本日は、日本屈指のフットボールマニアでもある
あの作家さんの作品を、どうぞ~!
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―― アンタッチャブル ――
著者は馳星周(はせ・せいしゅう)さん、2015年5月に発行されました。
先だっての直木賞候補作となったことからもお分かりのように、
エンタ度MAX!な涙と笑いの警察小説です。
「……なみだとォ?」
「……がるぅ?」(←訳:笑いぃ?)
デビュー作『不夜城』、
大藪春彦賞受賞作『漂流街』など、
ロマンノワール、あるいはハードボイルドの香りがする作品で
人気を得ている著者・馳さん、ですが。
この御本には、いままでの作風とは
“ちょっと違う何か”が加味されているようです。
物語の始まりは、
警察の庁舎の、廊下。
そこを歩いてゆくのは――
「むゥ? あのひとォ、げんきィないィでスねッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:顔色暗いよ!)
宮澤武(みやざわ・たけし)巡査部長の表情が
どんよりと冴えないのは、
突然の人事異動のため、でした。
はっきり言ってしまいますと、宮澤さん、
ひどい失敗をやらかしちゃったのです。
捜査一課での居場所を失い、
彼がやって来たのは、
公安部外事三課……。
「あううゥ~、それはァ~…」
「がるるぐる~…」(←訳:キツいねえ~…)
同じ警察組織といっても
全く馴染みがない部署で、
宮澤さんが着任することになったのは。
身長190㎝はあろうかという巨漢、
椿(つばき)警視のもとでの職務。
しかし……警視の席が置かれているのは……
資料室?
「ッてェ、つまりィ?」
「ぐるるるる!」(←訳:やられたあ!)
ええ、やられました。
宮澤さんもミスをして飛ばされたクチですが、
椿警視は、もっとアブナい前歴をお持ちのようです。
上司さんたちは、
下手に椿警視をトバしたらどんな災難が降ってくるかと恐れ、
閑職を与えて素知らぬフリ……?
けれど、そこへ宮澤さんというカードが投げ込まれると。
「あはァ! かがくはんのうゥ、でスかッ♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:何かが起きそう!)
椿警視の本性、いえ、性格を把握する間もなく、
彼のペースに巻き込まれてゆく宮澤さん。
こんなの、妄想に違いないよ、
ヤキが回ってるんだよ――
と思われた警視の観察と推理の果てには、
なんと、途方もない事件の影が?
「ひょうたんからァ、こまッ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:棚からボタモチ!)
マジメな警察小説としての側面と、
まったくマジメでない笑えちゃう場面を噛み合わせ、
物語は超高速で快走します。
椿警視と宮澤巡査部長の迷コンビ、
金星をあげられるんでしょうか……。
「しんぱいィだけどォ~…」
「がっるぐるるる!」(←訳:きっと心配無用!)
元気いっぱいの変種ロマンノワール、
一級のエンタ本をお探しの活字マニアさんにおすすめです。
ぜひ手に取ってみてくださいね~♪