テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《BEST》集めました♪

2016-06-20 22:10:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス
 げんきだまァ~ゆきまスゥ!」
「がるる!ぐるるがぅーるる!」(←訳:虎です!頑張れウェールズ!)

 こんにちは、ネーさです。
 えー、連日のEURO2016小ネタで申し訳ありませんが、
 何しろ今夜が勝負どころなもので、
 ウェールズの選手さんたちに、元気玉を、

「うおォりゃあァ~ッ」
「ぐるるっ」(←訳:ていやっ)

 はい、投げ終わりました。
 では始めましょう、読書タイム♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



    ―― 2016 The Best Mysteries ザ・ベストミステリーズ――



 編者は日本推理作家協会のみなさん、著者は収録順に、
 大石直紀さん、永嶋恵美さん、秋吉理香子さん、芦沢央さん、伊吹亜門さん、
 大沢在昌さん、小林由香さん、榊林銘さん、永瀬隼介さん、日野草さん、
 南大沢健さん、若竹七海さん、
 2016年5月に発行されました。
 2015年に発表されたミステリ作品の中から、
 ザ・ベスト!な短編小説12作を選出したのが、この御本です。

「ぱちぱちぱちィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:名作に拍手を!)

 特に、御本の冒頭に配されている、

 大石直紀さん作『おばあちゃんといっしょ』

 永嶋恵美さん作『ババ抜き』

 上記2作品は、第69回(平成28年度)日本推理作家協会賞短編部門受賞作!
 そのストーリーは、というと――

「だめでスゥ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:ネタばらしは厳禁!)

 はいはい、分かってます、
 バラしません。
 
 いえ、バラさないんですけど、
 これで今日の読書タイムが終わってしまうのも
 あんまりですから、
 私ネーさが大いに惚れ込んでしまった作品を、
 ほんのさわりだけ御紹介いたしましょう。

 ページを捲って捲って、
 御本の313ページ、
 12人の作家さんの最終番手、
 いわばオオトリに位置している作品は。

 若竹七海さん作『静かな炎天』――

「あッ! このたんていィさんッ、しッてまスでス!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:あの腕利きさんだ!)

 『悪いうさぎ』『さよならの手口』他、
 短編&長編で大活躍しまくっている
 女性探偵・葉村晶(はむら・あきら)さんを語り手とする
 人気シリーズは、
 ミステリ好きさんにはもうお馴染みでしょうか。

 葉村さん、探偵さんであり、
 しかも、
 吉祥寺にお店を構えるミステリ専門書店
 《MURDER BEAR BOOKSHOP》
 でバイトもしているユニークな探偵さんです。

 古書店のバイトと探偵業の
 どちらが本職で
 どちらが儲かるか、というと、
 それはもちろん、

「たんていィさんッ、でスねッ!」
「ぐる!」(←訳:天職!)

 その天職たる探偵業が、
 今日はなぜか、
 ちゃきちゃきっとテンポよく進行いたしました。

 ラッキー!と葉村さんが思ったのも束の間、
 あら?肩が急に痛み出した?
 バイト先の本屋さんへ行ってみれば、
 予定外のお店番をすることに?
 そこにまた新たな探偵調査の依頼が次々と?

「ひゃあッ、こうちょうゥでス~!」
「がるぐるる~!」(←訳:でも忙しい~!)

 シップを貼っても消えない肩の痛みと
 炎天の熱気。
 その只中で、ふっと見えてきた“事件”の形とは――

 ミステリ古書店さんが舞台なだけに、
 あっちにもこっちにも
 古今東西のミステリネタと笑いが仕掛けられています。
 常連さんやご近所さんのキャラも、
 あるある、ありそう!と
 読む側がニヤニヤしてしまうんですよね。

「ぜッたいィのォ、おすすめッ♪」
「ぐるるがる!」(←訳:楽しい逸品!)

 ミステリマニアさんに激おすすめの選集、
 巻末の香山二三郎さんによる解説も
 お読み逃がしなきよう!
 
 
 
 
コメント
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