「こんにちわッ、テディちゃでス!
やッたねッ、うぇーるずゥ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!意義ある1勝!)
こんにちは、ネーさです。
メジャーな大会に出場&得点するのは58年ぶり!のウェールズ、
早くもEURO2016の台風の目となっていますよ。
今夜はトルコ×クロアチア戦に注目しながら、
さあ、読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/67fb3d491ed4ef8ac2a162e938f54ccf.jpg)
―― 恭一郎と七人の叔母 ――
著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2016年3月に発行されました。
『Kyoichiro and Seven Aunt』と英語題名が付されています。
7人の叔母さん、
叔母さんが七人、と聞いて、
大概の人が思うであろうところは……
「おおすぎィませんかァ?」
「ぐるるる!」(←訳:大家族だ!)
実はね、もっともっと“大”家族さんなんです、
恭一郎くんのお家は。
七人の叔母さんに加えて、
母――恭一郎くんのお母さんがいます。
祖母――お母さんのお母さんもいます。
祖父――お母さんのお父さんもいて、となると、
これはもう、すっごい大家族だわね。
「やぱりィ、おおすぎッ?」
「がるっるるるるぐる?」(←訳:家族っていうか一族?)
物語の主人公といえる、
更屋恭一郎(さらや・きょういちろう)くん。
そして、恭一郎くんの母・さき子さんには、
七人の妹さんがいます。
つまり、さき子さんは
更屋家の、八人姉妹の長女さん。
恭一郎くんが生まれ少し前のこと、
夫を事故で失くしたさき子さんは
実家の更屋家に戻り、
そこで恭一郎くんを育てる道を選びました。
「じゃァ~、うまれたときからァ~…」
「ぐるるがるるるぐるる!」(←訳:周りは叔母さんだらけ!)
お母さんと、その妹さんたち。
うわあ~女性ばっかに囲まれて、
なんかめちゃくちゃややこしそうじゃん!
と思うのは外側の者の考えで、
当事者にとってはそうでもないのでしょう、
恭一郎くんはごくごく自然に
この女系大家族の中で成長してゆくのですが……
いやいや、
ごくごく自然、だと思っているのは
更屋家の人びとだけで、
外側から眺めれば相当スットンキョーな世界です。
八人姉妹の父=恭一郎くんのお祖父ちゃんは、
プレイボーイっていうべきかしら、
なぜか、モテる。
どうしてなのかモテちゃって、
結果、家族が困るような事態も起きて。
「ふァ~…もてもてェ~…?」
「がるるるるるるぅ~…」(←訳:問題児さんかぁ~…)
姉妹さんも、それぞれに個性があります。
正統派美人さん、
個性は美女さん、
アーティスト志向さん、
実業家肌さん、
超マジメさん、などなど。
これだけバラエティに富み過ぎている家族に囲まれては、
恭一郎くんの精神状態が
心配になりますけれども。
恭一郎くん、いたって健全です。
「ほほゥ~??」
「ぐるるがる!」(←訳:珍しいかも!)
健全な少年の目に映る、
少々屈折しかかっている叔母さんたちの、
そして母の、祖父母たちの生き方、
敢えて言うなら
“人生とのカタのつけ方”――
それはもう、必然的に、
花あり、嵐あり♪
「まきこまれるゥ~!」
「がっるぐっる!」(←訳:あっぷあっぷ!)
《東京バンドワゴン》シリーズで
大家族の描写は手慣れたもの、の著者・小路さん。
ここでもまた、
筆は軽快に更屋家の毎日を綴ります。
かすかに、『細雪』へのオマージュを窺わせつつ……。
「ひとりッこさんはァ、びッくりィ!」
「ぐるるがっるぐっるる!」(←訳:核家族だってびっくり!)
片山若子さんの可愛らしい表紙画・挿画にダマされた気分で、
すったもんだの家族大河ロマンを
皆さまもお楽しみくださいな♪
とりわけ《東京バンドワゴン》ファンさんに、
おすすめで~す!
やッたねッ、うぇーるずゥ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!意義ある1勝!)
こんにちは、ネーさです。
メジャーな大会に出場&得点するのは58年ぶり!のウェールズ、
早くもEURO2016の台風の目となっていますよ。
今夜はトルコ×クロアチア戦に注目しながら、
さあ、読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/67fb3d491ed4ef8ac2a162e938f54ccf.jpg)
―― 恭一郎と七人の叔母 ――
著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2016年3月に発行されました。
『Kyoichiro and Seven Aunt』と英語題名が付されています。
7人の叔母さん、
叔母さんが七人、と聞いて、
大概の人が思うであろうところは……
「おおすぎィませんかァ?」
「ぐるるる!」(←訳:大家族だ!)
実はね、もっともっと“大”家族さんなんです、
恭一郎くんのお家は。
七人の叔母さんに加えて、
母――恭一郎くんのお母さんがいます。
祖母――お母さんのお母さんもいます。
祖父――お母さんのお父さんもいて、となると、
これはもう、すっごい大家族だわね。
「やぱりィ、おおすぎッ?」
「がるっるるるるぐる?」(←訳:家族っていうか一族?)
物語の主人公といえる、
更屋恭一郎(さらや・きょういちろう)くん。
そして、恭一郎くんの母・さき子さんには、
七人の妹さんがいます。
つまり、さき子さんは
更屋家の、八人姉妹の長女さん。
恭一郎くんが生まれ少し前のこと、
夫を事故で失くしたさき子さんは
実家の更屋家に戻り、
そこで恭一郎くんを育てる道を選びました。
「じゃァ~、うまれたときからァ~…」
「ぐるるがるるるぐるる!」(←訳:周りは叔母さんだらけ!)
お母さんと、その妹さんたち。
うわあ~女性ばっかに囲まれて、
なんかめちゃくちゃややこしそうじゃん!
と思うのは外側の者の考えで、
当事者にとってはそうでもないのでしょう、
恭一郎くんはごくごく自然に
この女系大家族の中で成長してゆくのですが……
いやいや、
ごくごく自然、だと思っているのは
更屋家の人びとだけで、
外側から眺めれば相当スットンキョーな世界です。
八人姉妹の父=恭一郎くんのお祖父ちゃんは、
プレイボーイっていうべきかしら、
なぜか、モテる。
どうしてなのかモテちゃって、
結果、家族が困るような事態も起きて。
「ふァ~…もてもてェ~…?」
「がるるるるるるぅ~…」(←訳:問題児さんかぁ~…)
姉妹さんも、それぞれに個性があります。
正統派美人さん、
個性は美女さん、
アーティスト志向さん、
実業家肌さん、
超マジメさん、などなど。
これだけバラエティに富み過ぎている家族に囲まれては、
恭一郎くんの精神状態が
心配になりますけれども。
恭一郎くん、いたって健全です。
「ほほゥ~??」
「ぐるるがる!」(←訳:珍しいかも!)
健全な少年の目に映る、
少々屈折しかかっている叔母さんたちの、
そして母の、祖父母たちの生き方、
敢えて言うなら
“人生とのカタのつけ方”――
それはもう、必然的に、
花あり、嵐あり♪
「まきこまれるゥ~!」
「がっるぐっる!」(←訳:あっぷあっぷ!)
《東京バンドワゴン》シリーズで
大家族の描写は手慣れたもの、の著者・小路さん。
ここでもまた、
筆は軽快に更屋家の毎日を綴ります。
かすかに、『細雪』へのオマージュを窺わせつつ……。
「ひとりッこさんはァ、びッくりィ!」
「ぐるるがっるぐっるる!」(←訳:核家族だってびっくり!)
片山若子さんの可愛らしい表紙画・挿画にダマされた気分で、
すったもんだの家族大河ロマンを
皆さまもお楽しみくださいな♪
とりわけ《東京バンドワゴン》ファンさんに、
おすすめで~す!