テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

コットンと、田園と。

2016-06-22 21:38:08 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つゆはァ、あじさいィだけじゃァありませんよゥ!」
「がるる!ぐるるがるぐるる~!」(←訳:虎です!ユリの花もきれい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 アジサイに、ネジリバナに、
 バラのお花もきれいですし、
 ヤマユリやテッポウユリも咲き競う6月です。
 週の半ば恒例の、
 読書をサボって展覧会情報をお送りする本日は、
 布地の上に咲く花々を探しにゆきましょう♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!
 
  



       ―― 西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 ――



 東京・渋谷区のBunkamuraザ・ミュージアムにて、
 会期は2016年6月14日~7月31日(会期中は無休)、
 『Toile de Jouy,Printed Textiles from France』と
 英語題名が付されています。

「わほォ~♪ ろまんちッくゥ~♪」
「ぐるがるるる!」(←訳:花や樹木や鳥!)

  

 先日は、山梨県の平山郁夫シルクロード美術館で開催されていた
 『煌く布 平山郁夫コレクション企画展 金更紗と金糸織』(6月21日に終了)
 を御紹介いたしました。

 『煌く布』展では、
 インドやインドネシアで織られた布地
 (昔はジャワ更紗などとも呼ばれました)が
 出展されましたが、
 こちらは西洋更紗(さらさ)――
 フランスで生まれたコットンプリント生地の展覧会です。

「おうひィさまもォ、おきにいりィ、なのでス!」
「がるぐるるがるぐる!」(←訳:あの有名な王妃さま!)

 フランス、ヴェルサイユ近郊の村
 ジュイ=ジョザスの工場で生産された西洋更紗、
 トワル・ド・ジュイ。

 ドイツ人技師クリストフ・オーベルカンフさん(1738~1815)が
 デザインした布地は、
 田園風景、
 バラの花と小鳥、
 小花を散らしたものなど、
 女性に好まれそうな、
 ロマンティックな絵柄のものが中心です。 

  

 産業革命による機械化・大量生産には
 まだまだ程遠かった時代です。
 現代と違い、
 コットンは高級品でした。

 マリー・アントワネット妃も
 この布地をドレスに仕立て、愛用していたそうですよ。

「むかしィのォ、どれすゥもッ!」
「ぐるがるるーる!」(←訳:展示されまーす!)

 18世紀にデザインされたトワル・ド・ジュイの西洋更紗、
 そのモチーフの源となった17世紀のタピスリー、
 そして
 日本にも影響を与えたインド更紗も目にできるこの展覧会、
 デザイン好きな御方に、
 服飾史マニアさんに、
 『ベルばら』好きな歴史ファンさんにもおすすめです。
 渋谷にお出かけの際は、ぜひ、お出掛けを♪
 



   では、ここで夏のおやつタイム向きオマケ画像も!
   
   東京板橋区『中央軒煎餅』さんの
   《野菜のおかき》です。
   「うきゃふッ!しょッぱいィ~おかしッ!」
   「がるるぐるる!」(←訳:夏には嬉しい!)
   冷たい麦茶と、いえ、
   すっきり系のサイダーとよく合いそうな御煎餅です。
   蒸し暑かったり、梅雨寒だったり、
   気候の変動が激しい季節も、
   おいしいお菓子のチカラで乗り切りましょう~♫


   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする