「こんにちわッ、テディちゃでス!
じょこおにいさんがァ、やりましたァでス!」
「がるる!ぐるるるがるーる!」(←訳:虎です!グランドスラーム!)
こんにちは、ネーさです。
ノヴァク・ジョコビッチさんが悲願達成!
ローランギャロス12回目の挑戦にして
偉業を成し遂げたジョコさんに拍手を送りながら、
さあ、読書タイムとまいりましょうか。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c4/6521dd2bcfcab2acebf7e6c3c1d7aecb.jpg)
―― 図説 長崎の教会堂 ――
著者は、木方十根(きかた・じゅんね)さん、山田由香里(やまだ・ゆかり)さん、
2016年2月に発行されました。
『風景の中の建築』と副題が付されています。
前回記事では、突如写真誌に変身しちゃった?女性誌を
ご紹介しましたけれど、
こちらは、写真を大黒柱に、
文章もぐっと読ませてくれる作品ですよ。
「ねらッているのでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:世界遺産を!)
先頃、上野の国立西洋美術館を含む
ル・コルビュジェさんの建築作品群が
世界遺産に登録される見込み、とニュースになりましたけれど、
こちらの、長崎の教会堂も
《長崎の教会堂とキリスト教関連遺産》として
いずれは世界遺産候補に立候補をすべく
準備中のようですね。
「ふァいッ! そうしたくゥなるのもォ、わきゃりィまス!」
「がるぐるるがるるるぅ!」(←訳:この建築は残さなきゃ!)
長崎の、地理・風景・集落に、
溶け込むように建つ教会たち。
御本の表紙になっている写真は、
長崎県佐世保市黒島の
黒島天主堂を撮影したものです。
この一枚をとっくりと眺めれば、
こみ上げてくるのは、
残さねば!という思いです。
赤レンガの外観、
ステンドグラスと祭壇、
バランスの取れた列柱アーケード……
完成したのは1902年でしたから、
もう百年以上もこの土地にある、ということですね。
災害の多いこの日本で、
百年を超えてなお完成時の姿を失っていない建築って、
いったいどれほど存在するものだろうかと
考えると。
「きちょうゥ、でス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大事にしたい!)
この御本では、長崎大司教区内の
教会堂、天主堂の写真、
建築に関する資料図版と
長崎の教会に信仰の基を置いた人々と土地の歴史もが
解説されています。
江戸時代から明治の初期まで、
かの地でキリシタン弾圧が行われたことは
遠藤周作さんの小説作品などで
活字マニアの皆さまは
よく御存知の通り、ですが。
1889年(明治22年)、
信仰の自由が憲法に明記されて以後、
キリシタンがどうなったのかが
本文の各章で取り上げられています。
当時のバチカンが主導するキリスト教に
すんなり馴染んだ人びと、
馴染むことをよしとしなかった人びとも、
そこにはいたのだ、と。
「おもいもォよらぬゥ、れきしのォてんかいィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:人の世の不思議!)
表紙を一瞥した印象は、写真集。
ですが、その内側は
ずしりと重い歴史ノンフィクションです。
幾つもの教会堂を立てた宮大工さん、
教会の建築に奔走した神父さんたち。
読み応えのある一冊は、
近代史好きな方々におすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね~!
じょこおにいさんがァ、やりましたァでス!」
「がるる!ぐるるるがるーる!」(←訳:虎です!グランドスラーム!)
こんにちは、ネーさです。
ノヴァク・ジョコビッチさんが悲願達成!
ローランギャロス12回目の挑戦にして
偉業を成し遂げたジョコさんに拍手を送りながら、
さあ、読書タイムとまいりましょうか。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c4/6521dd2bcfcab2acebf7e6c3c1d7aecb.jpg)
―― 図説 長崎の教会堂 ――
著者は、木方十根(きかた・じゅんね)さん、山田由香里(やまだ・ゆかり)さん、
2016年2月に発行されました。
『風景の中の建築』と副題が付されています。
前回記事では、突如写真誌に変身しちゃった?女性誌を
ご紹介しましたけれど、
こちらは、写真を大黒柱に、
文章もぐっと読ませてくれる作品ですよ。
「ねらッているのでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:世界遺産を!)
先頃、上野の国立西洋美術館を含む
ル・コルビュジェさんの建築作品群が
世界遺産に登録される見込み、とニュースになりましたけれど、
こちらの、長崎の教会堂も
《長崎の教会堂とキリスト教関連遺産》として
いずれは世界遺産候補に立候補をすべく
準備中のようですね。
「ふァいッ! そうしたくゥなるのもォ、わきゃりィまス!」
「がるぐるるがるるるぅ!」(←訳:この建築は残さなきゃ!)
長崎の、地理・風景・集落に、
溶け込むように建つ教会たち。
御本の表紙になっている写真は、
長崎県佐世保市黒島の
黒島天主堂を撮影したものです。
この一枚をとっくりと眺めれば、
こみ上げてくるのは、
残さねば!という思いです。
赤レンガの外観、
ステンドグラスと祭壇、
バランスの取れた列柱アーケード……
完成したのは1902年でしたから、
もう百年以上もこの土地にある、ということですね。
災害の多いこの日本で、
百年を超えてなお完成時の姿を失っていない建築って、
いったいどれほど存在するものだろうかと
考えると。
「きちょうゥ、でス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大事にしたい!)
この御本では、長崎大司教区内の
教会堂、天主堂の写真、
建築に関する資料図版と
長崎の教会に信仰の基を置いた人々と土地の歴史もが
解説されています。
江戸時代から明治の初期まで、
かの地でキリシタン弾圧が行われたことは
遠藤周作さんの小説作品などで
活字マニアの皆さまは
よく御存知の通り、ですが。
1889年(明治22年)、
信仰の自由が憲法に明記されて以後、
キリシタンがどうなったのかが
本文の各章で取り上げられています。
当時のバチカンが主導するキリスト教に
すんなり馴染んだ人びと、
馴染むことをよしとしなかった人びとも、
そこにはいたのだ、と。
「おもいもォよらぬゥ、れきしのォてんかいィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:人の世の不思議!)
表紙を一瞥した印象は、写真集。
ですが、その内側は
ずしりと重い歴史ノンフィクションです。
幾つもの教会堂を立てた宮大工さん、
教会の建築に奔走した神父さんたち。
読み応えのある一冊は、
近代史好きな方々におすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね~!