「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ、すぽーつゥにゅーすゥ、どッさりィでしたでス!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!みんな頑張れ~!)
こんにちは、ネーさです。
錦織くんは勝ち上がったけれどジョコさんが敗退?
EURO2016でイタリアは涙をのみ、
ツール・ド・フランスでは優勝候補さんが落車で深手?
朝からもうハラハラし通しの一日の読書タイムは
疲れ切ったココロに活力をくれるこちらの御本を、
さあ、どうぞ~!

―― スクープのたまご ――
著者は大崎梢(おおさき・こずえ)さん、2016年4月に発行されました。
『配達あかずきん』から始まる本屋さんを舞台にした作品で知られる
著者・大崎さんが、ここで描いているのは……
おお! いま大評判ですわね!
週刊誌の世界ですよ~!
「しゅうかんしィ? というとォ~…」
「ぐるるがる?」(←訳:まさかあの??)
ええ、そのまさかですとも。
今年に入ってからは売れ行き好調、
スクープも連発して、
『センテンススプリング』とか
『ニューウェーブ』とか呼ばれちゃったりしている、
週刊誌というメディア。
主人公の信田日向子(しのだ・ひなこ)さんは
出版社の雑誌編集部に配属されたばかりの、
新人さんなんです。
「じょせいィでェ、しんじんさんなのにィ??」
「がるるるぐるる!」(←訳:いきなり週刊誌!)
超難関といわれる出版社に、
みごと就職できた日向子さん。
文芸の雄と名高い老舗出版社『千石(せんごく)社』の、
PR誌の編集部が、
日向子さんの配属先、だったのですけれども。
誌面のレイアウト、企画の立て方、
作家さんへの原稿依頼、デザイナーさんとの打ち合わせや、
対談記事のテープ起こし、
といった業務に慣れてきた頃になって。
異動、ですって?
「むひゃあァ! おおごとォ、でスよゥ!」
「ぐるるがるるる……!」(←訳:しかも新部署が……!)
社内でいちばん過酷。
しかし、会社名を背負っているだけあって、
発行部数も影響力も巨大な、
『週刊千石』へ、
日向子さんは移ることになったのでした。
就業時間なんて、あるようでないようなもの。
長時間の張り込み、
足を棒にしての聞き込み、
へとへとになる電話調査、
苦情の受け付け。
先輩デスクに命じられた雑務に、
あたふたしながら取り組んでゆけば。
「はーどわーくゥ、なのでスゥ!」
「がるぐぅるるがるる!」(←訳:ご飯ちゃんと食べて!)
御飯を食べそこねることもしばしばの、
バタバタスケジュールにマ一に振り回されてばかり。
最初は日向子さんも、
やだなぁ、週刊誌なんて~、と
思ってはいたんです。
でも、やっぱりね、
ひとつずつ、お仕事をこなすうち、
興味も好奇心も湧いてきます。
編集長や先輩たちは
何をしようとしているんだろう?
私は、週刊誌という名のチェスプレイヤーに操られる
チェスの駒のひとつなのかな?
だとしたら、
このゲームの行く末は……?
「うむむゥ? じけんッでスかッ??」
「ぐるるる!」(←訳:特ダネだ!)
新人週刊誌編集部員・日向子さんの、
勇猛果敢でありつつ
ほんわか&の~んびりでもある、
初々しい《お仕事小説》、
後半にかけては
ミステリとサスペンスの色合いも
小気味よいテンポで強まってゆきます。
読んだら元気になれそう!なフィクション作品を
お探しの方々に、おすすめですよ~♪
「ひなこおねえさんにィ、えーるゥ!」
「がるるぐるーる!」(←訳:拾おうスクープ!)
きょうはァ、すぽーつゥにゅーすゥ、どッさりィでしたでス!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!みんな頑張れ~!)
こんにちは、ネーさです。
錦織くんは勝ち上がったけれどジョコさんが敗退?
EURO2016でイタリアは涙をのみ、
ツール・ド・フランスでは優勝候補さんが落車で深手?
朝からもうハラハラし通しの一日の読書タイムは
疲れ切ったココロに活力をくれるこちらの御本を、
さあ、どうぞ~!

―― スクープのたまご ――
著者は大崎梢(おおさき・こずえ)さん、2016年4月に発行されました。
『配達あかずきん』から始まる本屋さんを舞台にした作品で知られる
著者・大崎さんが、ここで描いているのは……
おお! いま大評判ですわね!
週刊誌の世界ですよ~!
「しゅうかんしィ? というとォ~…」
「ぐるるがる?」(←訳:まさかあの??)
ええ、そのまさかですとも。
今年に入ってからは売れ行き好調、
スクープも連発して、
『センテンススプリング』とか
『ニューウェーブ』とか呼ばれちゃったりしている、
週刊誌というメディア。
主人公の信田日向子(しのだ・ひなこ)さんは
出版社の雑誌編集部に配属されたばかりの、
新人さんなんです。
「じょせいィでェ、しんじんさんなのにィ??」
「がるるるぐるる!」(←訳:いきなり週刊誌!)
超難関といわれる出版社に、
みごと就職できた日向子さん。
文芸の雄と名高い老舗出版社『千石(せんごく)社』の、
PR誌の編集部が、
日向子さんの配属先、だったのですけれども。
誌面のレイアウト、企画の立て方、
作家さんへの原稿依頼、デザイナーさんとの打ち合わせや、
対談記事のテープ起こし、
といった業務に慣れてきた頃になって。
異動、ですって?
「むひゃあァ! おおごとォ、でスよゥ!」
「ぐるるがるるる……!」(←訳:しかも新部署が……!)
社内でいちばん過酷。
しかし、会社名を背負っているだけあって、
発行部数も影響力も巨大な、
『週刊千石』へ、
日向子さんは移ることになったのでした。
就業時間なんて、あるようでないようなもの。
長時間の張り込み、
足を棒にしての聞き込み、
へとへとになる電話調査、
苦情の受け付け。
先輩デスクに命じられた雑務に、
あたふたしながら取り組んでゆけば。
「はーどわーくゥ、なのでスゥ!」
「がるぐぅるるがるる!」(←訳:ご飯ちゃんと食べて!)
御飯を食べそこねることもしばしばの、
バタバタスケジュールにマ一に振り回されてばかり。
最初は日向子さんも、
やだなぁ、週刊誌なんて~、と
思ってはいたんです。
でも、やっぱりね、
ひとつずつ、お仕事をこなすうち、
興味も好奇心も湧いてきます。
編集長や先輩たちは
何をしようとしているんだろう?
私は、週刊誌という名のチェスプレイヤーに操られる
チェスの駒のひとつなのかな?
だとしたら、
このゲームの行く末は……?
「うむむゥ? じけんッでスかッ??」
「ぐるるる!」(←訳:特ダネだ!)
新人週刊誌編集部員・日向子さんの、
勇猛果敢でありつつ
ほんわか&の~んびりでもある、
初々しい《お仕事小説》、
後半にかけては
ミステリとサスペンスの色合いも
小気味よいテンポで強まってゆきます。
読んだら元気になれそう!なフィクション作品を
お探しの方々に、おすすめですよ~♪
「ひなこおねえさんにィ、えーるゥ!」
「がるるぐるーる!」(←訳:拾おうスクープ!)