「こんにちわッ、テディちゃでスー!
あらしろォおにいさんがァ、やりましたでス!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!敢闘賞だぁ!)
こんにちは、ネーさです!
ツール・ド・フランス2016第6ステージで、
新城幸也(あらしろ・ゆきや)さんが敢闘賞を獲得!!
4年ぶり2度目の表彰台に立ちました!
大腿骨骨折から完全復活、
先日の落車のダメージをハネのける快挙に心よりのお祝いを!
「ぱちぱちぱちィ!」
「ぐるる~!」(←訳:大拍手~!)
新城さんのおかげで気分上々の本日は、
読書タイムも、チャレンジャー度満点の一冊を、
さあ、どうぞ~♪
―― エンタツアチャコのぼくらは探偵 ――
著者は上田賢一(うえだ・けんいち)さん、2016年5月に発行されました。
森英二郎さんによる装画がとっても小粋な御本は、
実在した《伝説の漫才師》さんたちをモデルにした
ミステリ作品です。
《エンタツアチャコ》――
このコンビ名を御存知の方々は、
はたしてどれくらいいるのかしら?
「むむゥ? テディちゃ、きいたことォないィでス!」
「がるるぐるるるるる!」(←訳:ボクも分かんないよ!)
知らないのも無理はないのです。
《エンタツアチャコ》さんは、
横山エンタツさんと花菱アチャコさんによる漫才コンビで、
1919年に一度、
そして1930年に再度、コンビを組んで
舞台に立ちました。
その当時の漫才といえば、
歌あり、踊りあり、三味線や、張り扇(はりせん)ありの
演し物、だったのです。
それを、エンタツアチャコさんは、
くるるっと改革!
歌も踊りも三味線もいらん、
しゃべくりに徹したろう。
ぼくらの武器は、しゃべくりや!
「あはァ! ちゃれんじゃーなのでス!」
「ぐるがる!」(←訳:冒険だね!)
現代の漫才のスタイルを作り上げた芸能史上のレジェンド、
それが、《エンタツアチャコ》さん。
この物語は、
しゃべくりを前面に押し立てて
エンタツさんアチャコさんが改めてコンビを組もう!
という、まさにそのとき――
「じけんッでスかァ??」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:巻き込まれるぅ!)
いえその、巻き込まれる、というよりも、
進んで身を投じた、というべきでしょうか。
アチャコさん、実は探偵小説好きの友人たちと
《関西探偵倶楽部》を結成してしまうほどの
ミステリマニアさんなのでした。
倶楽部の面々は、
明智小五郎さんやホームズさんにすっかり心酔し、
《私立探偵》と名刺に刷り入れ、
アマチュア探偵活動にいそしんでいるのです。
「まんざいしィさんッ、なのにィ~」
「ぐるがるるぅ~…」(←訳:探偵兼業かぁ~…)
或る日、アマ探偵さんたちのもとに急報がありました。
仲間の探偵さんが、
警察に、いや、憲兵に連れていかれた?
「ええッ?? いッたいィ、どうしてッ??」
「がるぐるっ?」(←訳:なぜまたっ?)
真相を探るアチャコさんたち。
事件の背後にうごめく影は……?
アマチュア探偵さんたちの躍動とともに描かれるのは、
昭和5年前後の、関西の街、文化。
とりわけ素晴らしいのは、
アチャコさんエンタツさんたちの、はなし言葉!
リズムがハジケる関西の話し言葉が
本当に痛快で、ああ、楽しい!
「はくりょくゥありまス!」
「ぐるる!」(←訳:熱いね!)
短編3作品から成る連作ミステリ、
週末の読書タイムに激おすすめです。
皆さま、ぜひ~♪
あらしろォおにいさんがァ、やりましたでス!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!敢闘賞だぁ!)
こんにちは、ネーさです!
ツール・ド・フランス2016第6ステージで、
新城幸也(あらしろ・ゆきや)さんが敢闘賞を獲得!!
4年ぶり2度目の表彰台に立ちました!
大腿骨骨折から完全復活、
先日の落車のダメージをハネのける快挙に心よりのお祝いを!
「ぱちぱちぱちィ!」
「ぐるる~!」(←訳:大拍手~!)
新城さんのおかげで気分上々の本日は、
読書タイムも、チャレンジャー度満点の一冊を、
さあ、どうぞ~♪
―― エンタツアチャコのぼくらは探偵 ――
著者は上田賢一(うえだ・けんいち)さん、2016年5月に発行されました。
森英二郎さんによる装画がとっても小粋な御本は、
実在した《伝説の漫才師》さんたちをモデルにした
ミステリ作品です。
《エンタツアチャコ》――
このコンビ名を御存知の方々は、
はたしてどれくらいいるのかしら?
「むむゥ? テディちゃ、きいたことォないィでス!」
「がるるぐるるるるる!」(←訳:ボクも分かんないよ!)
知らないのも無理はないのです。
《エンタツアチャコ》さんは、
横山エンタツさんと花菱アチャコさんによる漫才コンビで、
1919年に一度、
そして1930年に再度、コンビを組んで
舞台に立ちました。
その当時の漫才といえば、
歌あり、踊りあり、三味線や、張り扇(はりせん)ありの
演し物、だったのです。
それを、エンタツアチャコさんは、
くるるっと改革!
歌も踊りも三味線もいらん、
しゃべくりに徹したろう。
ぼくらの武器は、しゃべくりや!
「あはァ! ちゃれんじゃーなのでス!」
「ぐるがる!」(←訳:冒険だね!)
現代の漫才のスタイルを作り上げた芸能史上のレジェンド、
それが、《エンタツアチャコ》さん。
この物語は、
しゃべくりを前面に押し立てて
エンタツさんアチャコさんが改めてコンビを組もう!
という、まさにそのとき――
「じけんッでスかァ??」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:巻き込まれるぅ!)
いえその、巻き込まれる、というよりも、
進んで身を投じた、というべきでしょうか。
アチャコさん、実は探偵小説好きの友人たちと
《関西探偵倶楽部》を結成してしまうほどの
ミステリマニアさんなのでした。
倶楽部の面々は、
明智小五郎さんやホームズさんにすっかり心酔し、
《私立探偵》と名刺に刷り入れ、
アマチュア探偵活動にいそしんでいるのです。
「まんざいしィさんッ、なのにィ~」
「ぐるがるるぅ~…」(←訳:探偵兼業かぁ~…)
或る日、アマ探偵さんたちのもとに急報がありました。
仲間の探偵さんが、
警察に、いや、憲兵に連れていかれた?
「ええッ?? いッたいィ、どうしてッ??」
「がるぐるっ?」(←訳:なぜまたっ?)
真相を探るアチャコさんたち。
事件の背後にうごめく影は……?
アマチュア探偵さんたちの躍動とともに描かれるのは、
昭和5年前後の、関西の街、文化。
とりわけ素晴らしいのは、
アチャコさんエンタツさんたちの、はなし言葉!
リズムがハジケる関西の話し言葉が
本当に痛快で、ああ、楽しい!
「はくりょくゥありまス!」
「ぐるる!」(←訳:熱いね!)
短編3作品から成る連作ミステリ、
週末の読書タイムに激おすすめです。
皆さま、ぜひ~♪