「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるるるるぅ!」(←訳:虎です!ポルトガルだぁ!)
こんにちは、ネーさです。
EURO2016優勝杯をかっさらったのは、ポルトガル!
フランス優勢と見ていた私ネーさ、
勝負って分からないものね~と反省しながら、
メゲずに今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― にっぽん の かわいいタイル ――
著者は加藤郁美(かとう・いくみ)さん、2016年5月に発行されました。
『昭和レトロ・モザイク篇』と副題が付されています。
「ふァふゥ! これェ、たいるゥでスかッ?」
「ぐるるるっるぅ~!」(←訳:スタイリッシュ~!)
御本の表紙写真を目にした方々は、
おそらく、あらまぁ!と
驚くことでしょう。
これが、タイル?
タイルって、こういうものだったかしら?
「まァるいィ~かたちィ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:色のバリエも凄い!)
著者・加藤さんが、この御本で紹介しているタイルは、
平たい四角形で、
くすんだ冴えない色をしていて……というものとは
まるで別次元にあるかのような、
極上の装飾品としてのタイルです。
御本冒頭のカラー図版からも
一目瞭然なのですが、
呆気に取られてしまうほどの形、色合い、デザイン性!
「これェ、ちょこれーとォ?」
「ぐっるるがーる?」(←訳:こっちはケーキ?)
和洋のお菓子を想わせる、
モザイクタイルを制作していたのは、
昭和の時代の日本の、製陶会社さんです。
岐阜県多治見市の郊外にある、
笠原町。
昭和30年代、笠原町で造られたタイルは
日本はもとより、
世界中へタイルを送り出していた、と
加藤さんは述べています。
最盛期の、国内シェアが80%、
アメリカ、ドイツ、アジアへの出荷量も莫大なもので、
貿易摩擦を引き起こすほどだった!
「ええッ? そんなにィ!」
「がーるるぐるる!」(←訳:ワールドクラス!)
なぜ、笠原町のタイルにそんなことが――
世界中でひっぱりダコにされる現象が起きたのでしょう?
誰が、その現象を牽引した?
笠原町を《タイルの町》にした?
「きーぱーそんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる?」(←訳:誰かがいたの?)
そこには、ひとりの青年がおりました。
山内逸三(やまうち・いつぞう)さん。
1908年(明治41年)生まれの山内さんの功績を
著者・加藤さんは本文の大部を費やし、
つぶさに解説してゆきます。
山内さんは、15歳で京都の国立陶磁器試験所に入所、
当時の最新技術を学び、
また開発してゆくことにも携わりました。
美濃焼モザイクタイルを創製したのは
23歳のとき、といいますから、
早熟のアーティストさんだったのでしょうね。
「まちはァ、いッきにィ~!」
「がるるぐる!」(←訳:タイルの郷へ!)
笠原町で生産された、
見事としかいいようのない、美しいタイルたち。
現在も作られているそのタイルたちの生産現場を
著者・加藤さんは訪ねます。
また、タイル芸術の集大成とも言える、
昭和の名建築&内装も
御本の後半に次々登場しますよ。
「ぎふけんにィ、ひょうごけんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:愛知や神奈川!)
著者・加藤さんの解説、
タイルの名品を訪ねる旅も楽しいんですけど、
とにかくもまず、
御本を手に取って
タイルを撮影した写真をご覧になってください。
きれいだ!
と溜め息したら、
はい、貴方はもう、
タイルの前を素通りできなくなりますよ。
「このタイルゥ、どこからァ、きたのかなッ?」
「がるるぐる?」(←訳:笠原町から?)
アート好きさん、インテリア好きさんにもおすすめの
傑作《タイル》見本帖、
ノンフィクション好きな御方も、ぜひ!
(なお、今秋には続巻も刊行予定だそうです♪)
おめでとうゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるるるるぅ!」(←訳:虎です!ポルトガルだぁ!)
こんにちは、ネーさです。
EURO2016優勝杯をかっさらったのは、ポルトガル!
フランス優勢と見ていた私ネーさ、
勝負って分からないものね~と反省しながら、
メゲずに今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― にっぽん の かわいいタイル ――
著者は加藤郁美(かとう・いくみ)さん、2016年5月に発行されました。
『昭和レトロ・モザイク篇』と副題が付されています。
「ふァふゥ! これェ、たいるゥでスかッ?」
「ぐるるるっるぅ~!」(←訳:スタイリッシュ~!)
御本の表紙写真を目にした方々は、
おそらく、あらまぁ!と
驚くことでしょう。
これが、タイル?
タイルって、こういうものだったかしら?
「まァるいィ~かたちィ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:色のバリエも凄い!)
著者・加藤さんが、この御本で紹介しているタイルは、
平たい四角形で、
くすんだ冴えない色をしていて……というものとは
まるで別次元にあるかのような、
極上の装飾品としてのタイルです。
御本冒頭のカラー図版からも
一目瞭然なのですが、
呆気に取られてしまうほどの形、色合い、デザイン性!
「これェ、ちょこれーとォ?」
「ぐっるるがーる?」(←訳:こっちはケーキ?)
和洋のお菓子を想わせる、
モザイクタイルを制作していたのは、
昭和の時代の日本の、製陶会社さんです。
岐阜県多治見市の郊外にある、
笠原町。
昭和30年代、笠原町で造られたタイルは
日本はもとより、
世界中へタイルを送り出していた、と
加藤さんは述べています。
最盛期の、国内シェアが80%、
アメリカ、ドイツ、アジアへの出荷量も莫大なもので、
貿易摩擦を引き起こすほどだった!
「ええッ? そんなにィ!」
「がーるるぐるる!」(←訳:ワールドクラス!)
なぜ、笠原町のタイルにそんなことが――
世界中でひっぱりダコにされる現象が起きたのでしょう?
誰が、その現象を牽引した?
笠原町を《タイルの町》にした?
「きーぱーそんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる?」(←訳:誰かがいたの?)
そこには、ひとりの青年がおりました。
山内逸三(やまうち・いつぞう)さん。
1908年(明治41年)生まれの山内さんの功績を
著者・加藤さんは本文の大部を費やし、
つぶさに解説してゆきます。
山内さんは、15歳で京都の国立陶磁器試験所に入所、
当時の最新技術を学び、
また開発してゆくことにも携わりました。
美濃焼モザイクタイルを創製したのは
23歳のとき、といいますから、
早熟のアーティストさんだったのでしょうね。
「まちはァ、いッきにィ~!」
「がるるぐる!」(←訳:タイルの郷へ!)
笠原町で生産された、
見事としかいいようのない、美しいタイルたち。
現在も作られているそのタイルたちの生産現場を
著者・加藤さんは訪ねます。
また、タイル芸術の集大成とも言える、
昭和の名建築&内装も
御本の後半に次々登場しますよ。
「ぎふけんにィ、ひょうごけんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:愛知や神奈川!)
著者・加藤さんの解説、
タイルの名品を訪ねる旅も楽しいんですけど、
とにかくもまず、
御本を手に取って
タイルを撮影した写真をご覧になってください。
きれいだ!
と溜め息したら、
はい、貴方はもう、
タイルの前を素通りできなくなりますよ。
「このタイルゥ、どこからァ、きたのかなッ?」
「がるるぐる?」(←訳:笠原町から?)
アート好きさん、インテリア好きさんにもおすすめの
傑作《タイル》見本帖、
ノンフィクション好きな御方も、ぜひ!
(なお、今秋には続巻も刊行予定だそうです♪)