「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぺたぺたぺたッ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!ぐるぐるぐる!)
こんにちは、ネーさです。
空気が乾燥する季節になったので、
手指や肌をぐるぐる~と
マッサージしているうちに、
はい、読書タイムとなりましたよ。
本日は、コスメとちょっぴり縁のある
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 大鞠家殺人事件 ――
著者は芦辺拓(あしべ・たく)さん、
2021年10月に発行されました。
大阪を舞台にした長編ミステリ……
いえ、著者・芦辺さんいわく
”ほぼ十年ぶりの《大阪小説》“ですよ。
「てんかのォ、だいどころォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:大商業都市!)
江戸が武士の都市ならば、
大阪は、商人さんたちの都市、でした。
明治に入ってもその気風は変わらず、
新旧多くの店々が
競い合うようにして
街を盛り上げている……のですが。
「たちこめるゥ~あんうんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:戦争の予感!)
船場(せんば)にお店を構える
『大鞠百薬館(おおまりひゃくやくかん)』は
化粧品の製造と販売で
財を築いた新興店です。
いえ、でした。
明治の頃の興隆は
いまいずこ。
ぜいたくは敵だ!
などと言い出す者がいて、
華やかな化粧品を商うなど、
世の風潮が許しません。
「ふァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:つまんない!)
『大鞠百薬館』を営む
大鞠(おおまり)家も、
種々の事情から、
家業を動かすはずの男性たちが、
ひとり、またひとりと、
欠けてゆきます。
昭和18年、
大鞠家の長男・多一郎(たいちろう)さんは
軍医として
出征することになりました。
結婚したばかりの
妻・美禰子(みねこ)さんを
残して……。
「ふあんッ、なのでス!」
「がるぐるる~!」(←訳:同居なんて~!)
美禰子さんは
夫の家族と同居、
つまり大鞠家で
暮らすことになったものの、
周囲は誰もみな
クセのありそうな者ばかり。
そして或る日、
不安は現実のものに……?
「どッ、どうしようゥ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:事件だよう!)
大鞠家に、
船場に、
大阪に迫る
黒い影――
楽しいもの、
愉快なもの、
美しいものが消えてゆく
暗い時代と絡み合う事件の、
真相とは?
「これいじょうゥはァ~」
「がるるぐるる!」(←訳:お喋り禁止で!)
ネタバレ回避のため、
ええ、ストーリー紹介は
ここまでにいたしましょう。
大阪言葉&船場言葉が
なんともステキでマジカルな
《大阪小説》を、
全活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ぺたぺたぺたッ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!ぐるぐるぐる!)
こんにちは、ネーさです。
空気が乾燥する季節になったので、
手指や肌をぐるぐる~と
マッサージしているうちに、
はい、読書タイムとなりましたよ。
本日は、コスメとちょっぴり縁のある
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 大鞠家殺人事件 ――
著者は芦辺拓(あしべ・たく)さん、
2021年10月に発行されました。
大阪を舞台にした長編ミステリ……
いえ、著者・芦辺さんいわく
”ほぼ十年ぶりの《大阪小説》“ですよ。
「てんかのォ、だいどころォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:大商業都市!)
江戸が武士の都市ならば、
大阪は、商人さんたちの都市、でした。
明治に入ってもその気風は変わらず、
新旧多くの店々が
競い合うようにして
街を盛り上げている……のですが。
「たちこめるゥ~あんうんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:戦争の予感!)
船場(せんば)にお店を構える
『大鞠百薬館(おおまりひゃくやくかん)』は
化粧品の製造と販売で
財を築いた新興店です。
いえ、でした。
明治の頃の興隆は
いまいずこ。
ぜいたくは敵だ!
などと言い出す者がいて、
華やかな化粧品を商うなど、
世の風潮が許しません。
「ふァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:つまんない!)
『大鞠百薬館』を営む
大鞠(おおまり)家も、
種々の事情から、
家業を動かすはずの男性たちが、
ひとり、またひとりと、
欠けてゆきます。
昭和18年、
大鞠家の長男・多一郎(たいちろう)さんは
軍医として
出征することになりました。
結婚したばかりの
妻・美禰子(みねこ)さんを
残して……。
「ふあんッ、なのでス!」
「がるぐるる~!」(←訳:同居なんて~!)
美禰子さんは
夫の家族と同居、
つまり大鞠家で
暮らすことになったものの、
周囲は誰もみな
クセのありそうな者ばかり。
そして或る日、
不安は現実のものに……?
「どッ、どうしようゥ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:事件だよう!)
大鞠家に、
船場に、
大阪に迫る
黒い影――
楽しいもの、
愉快なもの、
美しいものが消えてゆく
暗い時代と絡み合う事件の、
真相とは?
「これいじょうゥはァ~」
「がるるぐるる!」(←訳:お喋り禁止で!)
ネタバレ回避のため、
ええ、ストーリー紹介は
ここまでにいたしましょう。
大阪言葉&船場言葉が
なんともステキでマジカルな
《大阪小説》を、
全活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪