テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ たのしきは、名建築めぐり ~

2021-11-25 22:29:13 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぶらッくゥ~ふらいでいィ~??」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!掘出物カモン!)

 こんにちは、ネーさです。
 既にいろんなお店でSALEが開催中ですが、
 ホントのBLACK FRIDAYは明日26日から?
 何かイイものと出会えるかなぁ~♪
 と大いに期待しながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
    ―― 京都 近現代建築ものがたり ――



 著者は倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)さん、
 2021年9月に発行されました。

 京都を代表する
 13の名建築を鑑賞する……
 ふふふっ、いいですねえ♩
 考えるだけでもう顔がニヤけてしまいます♫

「びじゅつかんッ!」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:レストランに図書館!)

 近代とは
 1854年の開国後のこと、
 現代とは
 第二次世界大戦終了した1945年から現在まで、
 として。

 この御本の各章で紹介されているのは、

  《京都国立博物館明治古都館(旧帝国京都博物館本館)》

  《京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)》

  《本願寺伝道院(旧真宗信徒生命保険株式会社本部)》

  《京都府立図書館》

  《東華菜館本店》

  《ウェスティン都ホテル京都(旧都ホテル》
 
  《京都タワービル》
 
  《国立京都国際会館》

  《京都信用金庫》

  《TIME'S》

  《京都駅ビル》

  《ロームシアター京都》

  《京都市京セラ美術館(京都市美術館)》

 という13作品です。

 作品を設計したのも、
 片山東熊(かたやま・とうくま)さん、
 辰野金吾(たつの・きんご)さん、
 伊東忠太(いとう・ちゅうた)さんたち
 伝説の建築家さんから、
 現代の現役建築家
 安藤忠雄(あんどう・ただお)さんまで、
 日本建築史上のスター建築家さんが
 ずら~り!

「ちゅうたさんッ、すきでスゥ~!」
「がるるぐっるる!」(←訳:怪物がいっぱい!)

 そうね、
 伊東忠太さん設計による
 《本願寺伝道院》の解説には
 びっくりさせられました。

 建物の周囲には
 妖怪の石像があり、
 これは伊東忠太さんが設計した妖怪の石像の、
 最も早いもの――
 なんですって。

 そうかぁ、
 忠太さん最初期の妖怪(怪物?)くんたちが、
 この石像なんですね……!

「むふふふゥ!」
「ぐるるる~!」(←訳:カワイイ~!)

 また、常々“問題作“として
 話題に上る
 山田守さん設計の
 《京都タワー》の章も要注目です。

 《京都タワー》の、
 どこがどう“問題”なのか?

 建築のプロたる建築家さんの眼には、
 《京都タワー》はどう映ったのか?

 などの疑問を、
 建築家・長谷川堯(はせがわ・たかし)さんの
 見解を引用しつつ、
 解き明かしてゆく文章は、
 ひどく考えさせられました……

 はたして、
 “京都に最もふさわしいタワー“とは、
 どんな形をしているべきなのでしょう?

「うむむゥ? えェ~とォ?」
「がるるぐるるがるぐるぅ!」(←訳:それは永遠の問いだよぅ!)

 《京都は、
  建築をものがたる喜びを
  思い起こさせてくれる》

 と倉方さんが語る『あとがき』まで、
 正統派でありつつも
 ちょっぴり異風な
 建築たちのものがたりは、
 ノンフィクション好きな方々に、
 建築マニアな活字マニアさんに、
 そして、
 京都大好き♫な方々に
 激おすすめですよ。

 本屋さんの新書コーナーで、
 図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

コメント
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