テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 藍色の、空に風に ~

2021-11-14 22:22:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もッとォ、しりたいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐっるがるる!」(←訳:虎です!もっと観たい!)

 こんにちは、ネーさです。
 12月が近付くとともに、
 残り話数が少なくなってゆく
 大河ドラマ『青天を衝け』……
 本日の読書タイムは、
 さあ、『青天』関連のこちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 青天を衝け 完結編 ――



 作者は大森美香(おおもり・みか)さん、
 監修はNHKドラマ制作班の皆さん、
 2021年10月に発行されました。

「ようやくゥ、やッてきましたでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:維新の後に!)

 激動の日々は、
 幕末から明治へと、
 政権が変わり年号が変わっても、
 まだまだ激動のまま……かと思われましたが、
 少~しずつ整ってきた?のでしょうか。

「ゆうびんッ!」
「がる!」(←訳:鉄道!)
「ぎんこうゥ~!」

 そう、銀行です。
 
 《官》から《民》へ、
 活動の場を移した渋沢栄一さんは、
 銀行の頭取さんに就任。

 明治日本の経済の、
 ド真ん中に座すことになった彼は、
 どのような『おかしれえ』世を
 創ってゆくのか。

 この御本には、
 粉骨砕身し続ける明治の渋沢さんと、
 彼を取り囲む登場人物――

 つまり、
 主演の吉沢亮さんと
 明治の偉人さんに扮する
 俳優さんについての紹介・解説、
 撮影の裏側やインタビューなどが
 収録されています。

「ちゅうもくゥすべきィはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:冒頭の対談!)

 渋沢栄一役の、吉沢亮さん。
 徳川慶喜約の、草彅剛さん。

 御本冒頭を飾る
 おふたりの対談は、
 『栄一あっての慶喜、慶喜あっての栄一』
 と題されています。

 この対談を読んでいて、
 えええ~っ!と驚かされたのは、
 草彅さんが能のシーンを演じられた、
 と話している部分で――

「ほんにんッ??」
「がるぐぅるるっる!」(←訳:代役じゃなかった!)

 代役というかスタントというか、
 てっきり、
 能を本職とする御方が
 演じていたのだと思ったら、
 草彅さん御本人が
 面を着け、
 舞っていたのだとは……!

「さすがはァ、ぷろふぇッしょなるゥ!」
「ぐるるるっるがる!」(←訳:役者さんって凄い!)

 対談ページでの
 吉沢亮さんは、
 とても優しく、
 柔らかな表情をしていて、
 “演じる“ことの意味を
 考えさせられます。

 俺がこの国を守ってやんべ――
 情熱にあふれ、
 幾多の困難に立ち向かっていった
 稀代の才人に”なりきる“。
 
 本来の自分とは異なる、
 別人に“なる”。
 
 簡単なことじゃありませんよね。

「はくしゅゥ、なのでス!」
「がるぐるるる!」(←訳:賞賛あるのみ!)

 物語テーマカラー・藍色が、
 ページのあちらにも、
 こちらにも。

 涼やかな、
 美しい写真を眺める度、
 吉沢さんに、
 草彅さんに、
 出演したすべての俳優さん&スタッフさん、
 そして、
 脚本家・大森さんに、
 ありがとう!
 と言いたくなる一冊です。

 『青天を衝け』ファンの方々、
 ドラマ好きな活字マニアさんも、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
 
 
コメント
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