テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 雪の夜に、雪の夢 ~

2021-11-24 23:17:52 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まッてましたでスよゥ~!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!待望の2巻~!)

 こんにちは、ネーさです。
 年末が近付いたせいでしょうか、
 各出版社さん一推し!の作品が
 書店さんに並び始めていますね。
 本日の読書タイムは、
 私ネーさの一推し!でもある
 こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  


 
     ―― ひらばのひと 2 ――



 著者は久世番子(くぜ・ばんこ)さん、
 講談監修は神田伯山(かんだ・はくざん)さん、
 2021年11月に発行されました。

 主人公は、若き講談師さん!
 ということで話題を呼んだ《ひらばのひと》の
 第2巻ですよ。

「ぱんッぱんッ!」
「ぐるる!」(←訳:ぱぱん!)

 寄席にパンパン!と響くのは、
 講釈師さんが持つ張扇」(はりおうぎ)が
 釈台(しゃくだい)を打つ音、
 でございます。

 講釈師……とは申しましても、
 泉太郎(せんたろう)くんは、
 前座さん、
 などと呼ばれる
 いちばんの下っ端さん。

「いつもォ、こきつかわれちゃうゥ~!」
「がるぐるる!」(←訳:激務だよう!)

 講談の世界の、
 まだまだ右も左も分からない泉太郎くん。

 その泉太郎くんの面倒をみたり、
 芸能の社会の礼儀や
 講談の歴史を教えたりしているのは、
 姉弟子の、
 泉花(せんか)さん。

 季節が冬になって、
 泉太郎さんも泉花さんも、
 ふぅ~、タイヘンです。

「ねんまつゥ~こうれいィ!」
「ぐるがる!」(←訳:あの演目!)

 赤穂義士伝。

 講談師さんが黒紋付を着て、
 《義士》を読み始めたら師走、
 なのだそうですよ。

 ただ、
 泉太郎さんにとって
 《義士》は……
 あんまり好きなお話ではなくて。

「ふるくさいィ?」
「がるぐるる?」(←訳:熱血すぎる?)

 忠義。忠臣。仇討ち。
 そういったものを
 なぜ好きになれないのか。
 泉太郎さんは、
 泉花さんは、
 自分に問い掛けます。

 では、ふたりのお師匠は?

 ベテラン中のベテランである
 真打・龍田錦泉(たつた・きんせん)師匠は、
 義士伝をどう思っているのか……?

「おししょうゥさまッ、かッこいいィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:泣けるよう!)

 この第2巻には、

 第4話『大高源吾』
 第5話『仙台の鬼夫婦』
 第6話『佐野源左衛門駆け付け』
 番外編『鮫講釈』
 第7話『は組小町』

 の5篇が収録されています。
 
 講談をよく御存知の方々にも
 ほとんど知らない方々にも
 とにかくおすすめ!な『ひらばのひと』、
 できるなら、
 第1巻→第2巻と
 順番に読み進んでくださいね♪

「ぜひぜひともォ~!」
「がるる!」(←訳:一読を!)
 
 


コメント
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