「こんにちわッ、テディちゃでス!
もうゥッ、げんかいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!暖房ON!)
こんにちは、ネーさです。
ここ八王子の朝は寒い……
というワケで、
暖房の恩恵を享受しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

―― アルファベット荘事件 ――
著者は北山猛邦(きたやま・たけくに)さん、
単行本は2002年に、
画像の文庫版は2021年10月に発行されました。
『THE CASE OF ALPHABET』と英語題名が付されています。
「むむむむッ! これはァ、いわゆるゥ~…」
「ぐるがるぐるるる?!?」(←訳:雪の山荘ミステリ?!?)
えへん、
そう先走ってはいけません、
先ずはじっくり、
物語のプロローグ部分を読んでみましょう。
《一九八二年の冬、僕は両親と
西ドイツのケルン中央駅にいた》
語り手の《僕》は、
まだ小学生――少年です。
《僕》と家族が列車に乗って
向かったのは、
とあるホテル。
今宵、そのホテルで開かれるパーティに、
《僕》の父は招待されたのでした。
「ぜいたくなァ~おりょうりィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:音楽にダンス!)
いえ、このパーティには
豪華なお料理も
生バンドの優雅な演奏もありません。
パーティの主役は、箱。
《創生の箱》
と呼ばれる、
いわく付きの箱が主役なんです。
「……なんだかァ~…」
「ぐるるる……?」(←訳:怖いかも……?)
昔から
いろいろな伝説がある
《創生の箱》。
空っぽの《創生の箱》に
鍵をかけ、封印しておくと、
誰も触れていないはずなのに、
いつの間にか、
見知らぬものが中に紛れ込んでいる……
箱を手に入れた人は
みな亡くなってしまうという噂も……。
そして、
《創生の箱》をお披露目するための
そのパーティでもまた、
警察が出動する騒ぎに。
「ひいいィッ!」
「がるる~!」(←訳:止めて~!)
時は流れ。
《創生の箱》は、
新たな場所で
人々の目に触れることとなりました。
そこは、
雪に覆われた岩手県の山奥、
アルファベットのオブジェが散らばる
『アルファベット荘』。
「ふァ? にほんッ?」
「ぐるるがるぐる?」(←訳:日本にその箱が?)
案の定、と言うべきでしょうか。
事件が起きました。
山荘に招かれた人々は、
《創生の箱》の謎を、
『アルファベット荘』の謎を、
解き明かすことが出来る……のか?
「つぎつぎとォ、なぞッ!」
「がるぐるる?」(←訳:何が何やら?)
犯人は。
その意図は。
ミステリの王道とも謂うべき
“難関““難問“を
これでもか!と配しつつ、
エンタな要素も
しっかりブレンドされている快作は、
著者・北山さんのファンの方々に、
ミステリ好きな活字マニアさんに、
おすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
もうゥッ、げんかいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!暖房ON!)
こんにちは、ネーさです。
ここ八王子の朝は寒い……
というワケで、
暖房の恩恵を享受しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

―― アルファベット荘事件 ――
著者は北山猛邦(きたやま・たけくに)さん、
単行本は2002年に、
画像の文庫版は2021年10月に発行されました。
『THE CASE OF ALPHABET』と英語題名が付されています。
「むむむむッ! これはァ、いわゆるゥ~…」
「ぐるがるぐるるる?!?」(←訳:雪の山荘ミステリ?!?)
えへん、
そう先走ってはいけません、
先ずはじっくり、
物語のプロローグ部分を読んでみましょう。
《一九八二年の冬、僕は両親と
西ドイツのケルン中央駅にいた》
語り手の《僕》は、
まだ小学生――少年です。
《僕》と家族が列車に乗って
向かったのは、
とあるホテル。
今宵、そのホテルで開かれるパーティに、
《僕》の父は招待されたのでした。
「ぜいたくなァ~おりょうりィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:音楽にダンス!)
いえ、このパーティには
豪華なお料理も
生バンドの優雅な演奏もありません。
パーティの主役は、箱。
《創生の箱》
と呼ばれる、
いわく付きの箱が主役なんです。
「……なんだかァ~…」
「ぐるるる……?」(←訳:怖いかも……?)
昔から
いろいろな伝説がある
《創生の箱》。
空っぽの《創生の箱》に
鍵をかけ、封印しておくと、
誰も触れていないはずなのに、
いつの間にか、
見知らぬものが中に紛れ込んでいる……
箱を手に入れた人は
みな亡くなってしまうという噂も……。
そして、
《創生の箱》をお披露目するための
そのパーティでもまた、
警察が出動する騒ぎに。
「ひいいィッ!」
「がるる~!」(←訳:止めて~!)
時は流れ。
《創生の箱》は、
新たな場所で
人々の目に触れることとなりました。
そこは、
雪に覆われた岩手県の山奥、
アルファベットのオブジェが散らばる
『アルファベット荘』。
「ふァ? にほんッ?」
「ぐるるがるぐる?」(←訳:日本にその箱が?)
案の定、と言うべきでしょうか。
事件が起きました。
山荘に招かれた人々は、
《創生の箱》の謎を、
『アルファベット荘』の謎を、
解き明かすことが出来る……のか?
「つぎつぎとォ、なぞッ!」
「がるぐるる?」(←訳:何が何やら?)
犯人は。
その意図は。
ミステリの王道とも謂うべき
“難関““難問“を
これでもか!と配しつつ、
エンタな要素も
しっかりブレンドされている快作は、
著者・北山さんのファンの方々に、
ミステリ好きな活字マニアさんに、
おすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪