「おんにちわッ、テディちゃでス!
めじろォ、はッけんッ♪」
「がるる!ぐるるるがるー!」(←訳:虎です!スズメも来たー!)
こんにちは、ネーさです。
親戚の伯母さまがものすご~い量のミカンを送ってくださいましたので、
ネーさ母が庭に餌台を設置し、幾つかのミカンを置きましたら……
いやー来るわ来るわ、小鳥ちゃんたちが!
「あッというまにィ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:ミカンは皮だけに!)
食欲旺盛な小鳥ちゃんたちにあやかって、
さあ、今日も元気に読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ac/23e72958bc483677a10d224b195dd32a.jpg)
―― 江神二郎の洞察 ――
著者は有栖川有栖さん、2012年10月に発行されました。
『E.M.C.1988.04-1989.04』と、
英語題名(副題というべきでしょうか?)が付されています。
表紙画にもデザイン化されている『E.M.C.』って、
テディちゃ、虎くん、何のことか御存知ですか?
「むむゥ……? あんごうゥ、とかッ??」
「ぐるがるぐる!」(←訳:秘密結社とか!)
あら、惜しいわ!
秘密結社じゃありませんけれど、いい線いってます!
『E.M.C.』というのはね、
『英都(えいと)大学推理小説研究会』さんのことなんですよ。
「あはァ! みすてりふぁんのォ、つどいィ!」
「がるるるぐるがるぅ~!」(←訳:ミステリ研究会かぁ~!)
この御本は、
著者・有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さんと同名の主人公、
有栖川有栖くんを語り手とするシリーズの、
最新刊にして、シリーズ初の短篇集。
『1988.04-1989.04』と記されているのは、
有栖川くんことアリスくんが
京都の英都大学に入学した時期であり、
推理小説研究会に加入した最初の一年間、を示しています。
「とするとォ、これはァ~…」
「ぐるぐるるがるる!」(←訳:超本格ミステリ集!)
その通り!と言いたいところですが、
手に取って読んでみると、印象は……
青春小説。
《四月のよく晴れた昼下がり》
に始まる短編9作品は、春、夏、秋、と
季節を追って展開してゆきます。
ネットもスマホもない1988年の学生生活は、
不便だなぁ~と呆れてしまう読者さんもおられるかもしれませんが、
気忙しさがない分、
豊かで、穏やかで、人間らしさが感じられます。
ネットに縛られない、依存しない、
とは、つまり、
自分で考える、ということ。
ネット内の知識や情報を安易に借りるのではなく、
自分自身の思考で、
《謎》や《不思議》を解明してゆくこと――
まぶしいようなその作業に、
アリスくんとE.M.C.のこころ優しい先輩たちは、
とても誠実に立ち向かいます。
「かッこいィなッ♪」
「がるるぐる!」(←訳:オトナだね!)
年齢的にはほぼオトナな、大学生。
でも社会人としては扱われないのも、大学生。
大学生ならでは、の物語と、ミステリストーリーの、
あやうく、また絶妙なバランス。
「おとななのにィ、おとなじゃないィのッ?」
「ぐるるぐるるがるる!」(←訳:そこがいいんだよ!)
私ネーさのおすすめは、
『桜川のオフィーリア』!
美しい、抒情あふれる“珠玉の名品”ですよ!
『四分間では短すぎる』は、
ミステリ論を楽しみたいミステリ好きさんにおすすめ~♪
「れんきゅうにィ、よんじゃおゥッ!」
「がるるるぐるがるるるぐる!」(←訳:京都好きさんにもおすすめです!)
めじろォ、はッけんッ♪」
「がるる!ぐるるるがるー!」(←訳:虎です!スズメも来たー!)
こんにちは、ネーさです。
親戚の伯母さまがものすご~い量のミカンを送ってくださいましたので、
ネーさ母が庭に餌台を設置し、幾つかのミカンを置きましたら……
いやー来るわ来るわ、小鳥ちゃんたちが!
「あッというまにィ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:ミカンは皮だけに!)
食欲旺盛な小鳥ちゃんたちにあやかって、
さあ、今日も元気に読書タ~イム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ac/23e72958bc483677a10d224b195dd32a.jpg)
―― 江神二郎の洞察 ――
著者は有栖川有栖さん、2012年10月に発行されました。
『E.M.C.1988.04-1989.04』と、
英語題名(副題というべきでしょうか?)が付されています。
表紙画にもデザイン化されている『E.M.C.』って、
テディちゃ、虎くん、何のことか御存知ですか?
「むむゥ……? あんごうゥ、とかッ??」
「ぐるがるぐる!」(←訳:秘密結社とか!)
あら、惜しいわ!
秘密結社じゃありませんけれど、いい線いってます!
『E.M.C.』というのはね、
『英都(えいと)大学推理小説研究会』さんのことなんですよ。
「あはァ! みすてりふぁんのォ、つどいィ!」
「がるるるぐるがるぅ~!」(←訳:ミステリ研究会かぁ~!)
この御本は、
著者・有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さんと同名の主人公、
有栖川有栖くんを語り手とするシリーズの、
最新刊にして、シリーズ初の短篇集。
『1988.04-1989.04』と記されているのは、
有栖川くんことアリスくんが
京都の英都大学に入学した時期であり、
推理小説研究会に加入した最初の一年間、を示しています。
「とするとォ、これはァ~…」
「ぐるぐるるがるる!」(←訳:超本格ミステリ集!)
その通り!と言いたいところですが、
手に取って読んでみると、印象は……
青春小説。
《四月のよく晴れた昼下がり》
に始まる短編9作品は、春、夏、秋、と
季節を追って展開してゆきます。
ネットもスマホもない1988年の学生生活は、
不便だなぁ~と呆れてしまう読者さんもおられるかもしれませんが、
気忙しさがない分、
豊かで、穏やかで、人間らしさが感じられます。
ネットに縛られない、依存しない、
とは、つまり、
自分で考える、ということ。
ネット内の知識や情報を安易に借りるのではなく、
自分自身の思考で、
《謎》や《不思議》を解明してゆくこと――
まぶしいようなその作業に、
アリスくんとE.M.C.のこころ優しい先輩たちは、
とても誠実に立ち向かいます。
「かッこいィなッ♪」
「がるるぐる!」(←訳:オトナだね!)
年齢的にはほぼオトナな、大学生。
でも社会人としては扱われないのも、大学生。
大学生ならでは、の物語と、ミステリストーリーの、
あやうく、また絶妙なバランス。
「おとななのにィ、おとなじゃないィのッ?」
「ぐるるぐるるがるる!」(←訳:そこがいいんだよ!)
私ネーさのおすすめは、
『桜川のオフィーリア』!
美しい、抒情あふれる“珠玉の名品”ですよ!
『四分間では短すぎる』は、
ミステリ論を楽しみたいミステリ好きさんにおすすめ~♪
「れんきゅうにィ、よんじゃおゥッ!」
「がるるるぐるがるるるぐる!」(←訳:京都好きさんにもおすすめです!)