テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

名品9粒、そろってます!

2013-01-11 23:05:50 | ブックス
「おんにちわッ、テディちゃでス!
 めじろォ、はッけんッ♪」
「がるる!ぐるるるがるー!」(←訳:虎です!スズメも来たー!)

 こんにちは、ネーさです。
 親戚の伯母さまがものすご~い量のミカンを送ってくださいましたので、
 ネーさ母が庭に餌台を設置し、幾つかのミカンを置きましたら……
 いやー来るわ来るわ、小鳥ちゃんたちが!

「あッというまにィ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:ミカンは皮だけに!)

 食欲旺盛な小鳥ちゃんたちにあやかって、
 さあ、今日も元気に読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
                ―― 江神二郎の洞察 ――



 
 著者は有栖川有栖さん、2012年10月に発行されました。
 『E.M.C.1988.04-1989.04』と、
 英語題名(副題というべきでしょうか?)が付されています。
 表紙画にもデザイン化されている『E.M.C.』って、
 テディちゃ、虎くん、何のことか御存知ですか?

「むむゥ……? あんごうゥ、とかッ??」
「ぐるがるぐる!」(←訳:秘密結社とか!)

 あら、惜しいわ!
 秘密結社じゃありませんけれど、いい線いってます!
 『E.M.C.』というのはね、
 『英都(えいと)大学推理小説研究会』さんのことなんですよ。

「あはァ! みすてりふぁんのォ、つどいィ!」
「がるるるぐるがるぅ~!」(←訳:ミステリ研究会かぁ~!)

 この御本は、
 著者・有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さんと同名の主人公、
 有栖川有栖くんを語り手とするシリーズの、
 最新刊にして、シリーズ初の短篇集。

 『1988.04-1989.04』と記されているのは、
 有栖川くんことアリスくんが
 京都の英都大学に入学した時期であり、
 推理小説研究会に加入した最初の一年間、を示しています。

「とするとォ、これはァ~…」
「ぐるぐるるがるる!」(←訳:超本格ミステリ集!)

 その通り!と言いたいところですが、
 手に取って読んでみると、印象は……
 青春小説。

 《四月のよく晴れた昼下がり》
 に始まる短編9作品は、春、夏、秋、と
 季節を追って展開してゆきます。
 ネットもスマホもない1988年の学生生活は、
 不便だなぁ~と呆れてしまう読者さんもおられるかもしれませんが、
 気忙しさがない分、
 豊かで、穏やかで、人間らしさが感じられます。
 ネットに縛られない、依存しない、
 とは、つまり、
 自分で考える、ということ。
 ネット内の知識や情報を安易に借りるのではなく、
 自分自身の思考で、
 《謎》や《不思議》を解明してゆくこと――

 まぶしいようなその作業に、
 アリスくんとE.M.C.のこころ優しい先輩たちは、
 とても誠実に立ち向かいます。

「かッこいィなッ♪」
「がるるぐる!」(←訳:オトナだね!)

 年齢的にはほぼオトナな、大学生。
 でも社会人としては扱われないのも、大学生。
 大学生ならでは、の物語と、ミステリストーリーの、
 あやうく、また絶妙なバランス。

「おとななのにィ、おとなじゃないィのッ?」
「ぐるるぐるるがるる!」(←訳:そこがいいんだよ!)

 私ネーさのおすすめは、
 『桜川のオフィーリア』!
 美しい、抒情あふれる“珠玉の名品”ですよ!
 『四分間では短すぎる』は、
 ミステリ論を楽しみたいミステリ好きさんにおすすめ~♪

「れんきゅうにィ、よんじゃおゥッ!」
「がるるるぐるがるるるぐる!」(←訳:京都好きさんにもおすすめです!)


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美味しい道を、きりひらく!

2013-01-10 23:16:47 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ……そろそろォ、はじまりィまスよゥ!」
「がるる!ぐるるっるがる?」(←訳:虎です!始まるって何が?)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、始まりますよ~♪♪
 何が始まるのかと申しますと……
 本日の読書タイムの主役さんが大活躍する季節が、です!
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 丁寧を武器にする ――



 
 著者は小山進さん、2012年11月に発行されました。
 『なぜ小山ロールは一日に1600本も売れるのか?』と副題が付されています。
 この副題からお分かりでしょうか、
 いわゆる《ビジネス書》のジャンルに入る御本なのですが、
 “洋菓子界を作る”ことについての御本、でもあるんですよ。

「うほほゥ♪
 おいしぃ~おかしィ!」
「ぐるるがるがる~…」(←訳:お菓子といえば~…)
「もうすぐゥ、ばれんたいんッ、でスゥ!」

 そうです!
 もうすぐ、いえ、もう始まっていますよ、バレンタインシーズンが♪
 そして、この御本の著者・小山さんは、
 国内外で注目される世界トップクラスのショコラティエさんなのです。

 ショコラ好きさんならば、
 誰もが知っているチョコレートの祭典《SALON DU CHOCOLATサロン・デュ・ショコラ》。
 2011年、フランスで開催されたそのサロン・デュ・ショコラで、
 ショコラ愛好会『クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ』から
 小山さんは《5タブレット(星付き)》という、
 最高位の評価を受けました!
 さらに、2011 SALON DU CHOCOLAT AWARDS 外国人部門でも
 最優秀ショコラティエ賞に選出されました!

「すごォいィのでス!」
「がるるがるるぐるる!」(←訳:初出展ながら大快挙!)

 みごとな金星獲得!
 小山さんの快挙は大きなニュースになりました!

 でも、実は……
 スイーツマニアさん、特に関西在住の方々はよく御存知のように、
 小山さん、生粋のショコラティエではない、のです。

「ぱてぃしえェさんっ、なのだッ♪」
「ぐるぐるるる!」(←訳:お店は大人気!)

 京都生まれの小山さんが就職したのは、
 洋菓子店『スイス菓子ハイジ』さん。
 そこでケーキ職人さんに?と思いきや、
 喫茶の担当者に。
 その後、ケーキ製作を担当しましたが、
 営業もしました。
 接客もしました。
 店長も務めました。
 コンクールにも挑戦し、
 『TVチャンピオン』で優勝!

 このように、
 小山さんは、本当にスゴイ!経歴の持ち主さんであり、
 同時に異色の才人さんでもあります。

 外国で修行した経験、なし。
 東京へ本格進出する意志、なし。
 念願かなって造り上げたお店『エスコヤマ』は、
 駅からずいぶん離れた郊外に在る――

「ふつうゥじゃないィのでスゥ!」
「がるがるるぐるがる!」(←訳:でも大繁盛してます!)

 小山さんが歩んできた道、
 お菓子に対する考え方、
 会社を運営する方針。
 この御本の中で、小山さんはそれらを語り、
 御自身でも分析を試みています。

   《丁寧な力は、自分を助けてくれる》

 と、確信しながら。

「だからァ、おいしィのでスよゥ!」
「ぐるるるがーるるる!」(←訳:小山さんのケーキはね!)

 バレンタインシーズン、
 小山さんのお店のお菓子、ショコラを目にしたら、味わったら、
 この御本もぜひ!
 お菓子好きさんに、
 美味しいもの大好きな方々に、おすすめの一冊です~♪


 
 
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新春だるま市♪

2013-01-09 23:02:53 | おまつり
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むゥッ! きこえるでスよォ!」
「がるる!ぐっるる~!」(←訳:虎です!あっちだ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、聞こえますね!
 JR八王子駅に近い市街地を歩いておりましたら、
 御囃子が聞こえてきましたよ♪
 テープの再生音ではなく本物の、笛や太鼓の御囃子です!
 何事なりや?と、音の源を訪ねてみましたら、そこは……

  

  おお! 子安金比羅神社さまですよ!

「にぎやかァでスゥ!」
「ぐるがるるっ?」(←訳:何のお祭りっ?)

 今日1月9日はね、
 東京都八王子市子安町の子安金比羅神社さまの――

  

 だるま市!
 なんですって♪

 人の波が途切れた隙に、パチリ!してみましたよ。
 境内の奥まった場所にも
 だるまを売るお店が出ていました♪
 あら、あちらには?

「あッ!おししィさんッ!」
「がるがるぅ!」(←訳:獅子舞だぁ!)

  

 踊る御獅子さん、大人気です!
 受験生らしき青少年さんたち、幼稚園児さんたちが舞台下へ行くと、
 頭をカプッ!としてくれるんですよ。

「いいなァ~!」
「ぐるるがるがるるる~!」(←訳:ボクもカプられたい~!)

 と、そうこうしているうちに始まったのは、
 《きねつきもち》の無料配布!
 温かい《甘酒》も、巫女さんが配って下さってます。

「ひゃふァッ! おもちィ!」
「がるがるる!」(←訳:搗きたてだ!)

 縁起事には乗っかれ!を家訓とする私たち、
 しっかり行列に並んで、
 御餅をいただいてまいりました♪

  

「おもちィ、やわらかいィでスねッ♪」
「ぐるるるがるるる~!」(←訳:アンコが美味しい~!)

 御餅は無料だったのですけれど、
 東北の神社を復興するための募金の箱がありましたので、
 さあ、テディちゃ! 虎くん!

「ふァいッ! ちゃりんッ!」
「がっるるる!」(←訳:ちゃりりん!)
「ごちそうさまァでしたでスゥ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:御馳走様でした!)

 思ってもみなかった神事に出会えて、
 とても嬉しく、充実した午後のひとときでございました。
 子安金比羅神社さまは、
 JR八王子駅から徒歩で約5分、
 境内には、大黒天さま、弁財天さまの御社もありますよ。

「みなさまァ、いらしてくださいなッ♪」
「ぜひ~!」(←訳:ぐる~!)



 
 
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テーマはひとつで、答えはふたつ?

2013-01-08 23:12:44 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ごほんッ!ときたらァ、りゅうかくさんッ!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!のど飴です!)

 こんにちは、ネーさです。
 のど飴のシーズンですが、最近我が家でリピート率が高いのは
 《龍角散のど飴》!
 お薬っぽいあの香り!
 風邪気味かも~…と、お困りの活字マニアさんにおすすめですよ~♪

「もぐもぐッ♪」
「ぐるる!」(←訳:ぱくり!)

 お喉が潤ったら、今日も読書タ~イム!
 本日は、実に久しぶりの名作劇場を開演いたしますよ!
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
                ―― 曲がった蝶番(ちょうつがい) ――



 
 著者はジョン・ディクスン・カーさん、原著は1938年に、日本語版は1966年に発行されました。
 上の画像はネーさ所蔵の旧版なので、ずいぶんと年期が入りまくっちゃってますが、
 現在は表紙画も一新された新装版が刊行されています。

「めいさくゥ、なのでスかッ♪」
「がるぐるぐる!」(←訳:古典作品だね!)

 冬休み、春休み、夏休みやお盆のお休みは、
 活字マニアさんにとって“再読の季節”と言えるのではないでしょうか。
 新刊もいいけれど、
 むか~し読んだ本を書棚の奥から引っ張り出し、
 久々に読みふけりたくなる、貴重なひととき……。

 私ネーさも、つい数日前、書店さんで
 新装版の『曲がった蝶番』を目にし、ハッとしました。
 この御本、本棚のどこかにあったわ!

「ふむふむッ、それでェ~…」
「がるぐるるる?」(←訳:読み返したの?)

 ええ、読み返しましたよ!
 そして、あまりの面白さと驚きに、あらためて、
 これは御紹介しなくちゃ!と奮い立ったのです。
 なぜって、
 粗筋をほんの少し読んだだけで、
 ミステリ好きさんなら放っておけなくなること、請け合い!
 じっとなんて、していられなくなります!

「なんでなんでッ??」
「ぐるがる~??」(←訳:どうして~??)

 物語の舞台となるのは、英国南部のケント州、
 由緒ある准男爵の御屋敷です。
 広大な領地、
 莫大な資産を有するのは、
 家督を受け継いだばかりの、若きジョン・ファーンリ卿。

 しかし、それに或る人物が異議を唱えました。

   本物のジョン・ファーンリは僕だ!

 現当主は贋物である!と訴える者。
 そっちこそ詐欺だ!謀略だ!と激昂する弁護士たち。
 本物の相続人――ジョン・ファーンリ卿はどちらなのか?
 真贋を見極める手段として提案されたのは、
 指紋帖の指紋!

 指紋帖には、少年時代のジョン卿の指紋が残っているはずなのです!

「おおおッ!それはァ!」
「がるるっぐる!」(←訳:もしやっあの!)

 名乗り出たふたりの相続人!
 身の証(あかし)を立てる決定的証拠――指紋帖。
 そうです、これは――

「きんだいちさんッ、でスゥ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:犬神家だよう!)

 はい、まさに!
 横溝正史さん著『犬神家の一族』ですね。

 とはいっても、
 横溝さんが『犬神家の一族』を雑誌に掲載し始めたのは1950年のこと、
 J・D・カーさんの『曲がった蝶番』は1938年。
 両作品に直接の関係はない、とすべきでしょう。
 江戸川乱歩さんでしたら、
 おそらくはカーさんの作品を発表直後に原書で読んでおられたのは確実ですが。

 また、もちろん、カーさんの興味が《不可能犯罪》にあるのに対して
 横溝さんは一族間の相克に焦点を当てています。
 似て非なる物語なのだとは、
 歴然としていますね。

「でもォ!」
「がるるるぅ!」(←訳:気になるぅ!)

 《密室の巨匠》と、
 《日本のミステリキング》が奏でる、
 それぞれの驚異のトリック!

 旧家を受け継ぐべき正当な相続人は、どちらなのか?
 カーさんが描き上げた《謎》の真相は?

 ミステリ好きさんも、
 金田一さんシリーズ大好き!という方々も、
 ぜひ読み比べて下さいな~♪

「えいがもォ、よいィのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:名作は強いのだ!)



 
 
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走る?高速TOKYO劇場!

2013-01-07 23:05:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 はくびしーんッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるるるがるがるっ?」(←訳:虎です!ハクビシンどうなりましたかっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 昨年末、ご近所で騒ぎになった『ハクビシン屋根裏侵入事件』!
 騒ぎが大きくなり過ぎて、
 ハクビシン一家はビビり、いえ、警戒してしまったのでしょう、
 ここ数日、影も形もありません……。

「むむゥ!にげちゃッたのでスかッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:野生の勘だね!)

 本日の読書タイムで御紹介いたしますのも、
 野生のカンがキーポイントとなる
 クライム・サスペンス作品ですよ♪
 ハクビシンのように逃げたりせず、
 さあ! 真正面から、こちらを、どうぞ~!

  


 

              ―― ラスト・コード ――



 著者は堂場瞬一さん、2012年7月に発行されました。
 『THE LAST CODE』と英語題名が付されています。

「ふむむゥ? こーどッてェ、なにィでスかッ??」
「ぐ~るがるがる~!」(←訳:え~と辞書辞書~!)

 code――文脈によってさまざまな意味を持つ英単語ですが、
 この御本の本文中では、
 『符号』
 と、されています。

 『最後の符号(コード)』を見つけないと、方程式は解けない――というように。

「ほッ、ほうていしきィ~??」
「がるぐるぐるるっ?」(←訳:また物理ですかっ?)

 物理や数学の公式でしたら、
 教科書を探せばなんとかなるかもしれませんが、
 これは、そうもゆきません。
 
 解くべきは、事件の謎。
 謎の鍵を握っているのは、
 ひとりの少女。

 紙の上の数式ではなく、
 生きた人間さんなのですから。

「ほうていしきはァ、にんげんッ??」
「ぐるーがっるるる!」(←訳:フツーじゃないね!)

 事件の発端は、東京――代官山の閑静な住宅地でした。
 迅速に捜査が開始され、
 渋谷中央署に捜査本部が設置されます。
 捜査員さんたちは
 被害者の唯一の家族である少女が
 アメリカに留学していることを突き止め、
 彼女に連絡を取りました。
 
 LA発の航空機で
 羽田空港に降り立った少女を出迎えたのは……

 いきなりの銃撃戦とカーチェイス!

「えええェッ?? じゅうげきィ?!?」
「ぐるぐるるがる~!」(←訳:ここは日本ですよう~!)

 平和な現代日本、
 犯罪発生率の低いこの日本で、
 なぜ銃撃戦?
 どうしてカーチェイス??

 わずか14歳の少女―― 一柳美咲(いちやなぎ・みさき)さんと、
 彼女に付き添う刑事――筒井明良(つつい・あきら)さんは、
 否応なく事件の暗部に呑み込まれてゆきます。

「にげたりィ、もどッたりィ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:追いつ追われつ!)

 襲撃者たちの目的は?
 鍵となる符号(コード)とは?

 叩かれても、殴られてもメゲない!
 脅されたって引き下がらない!
 ファイティングスピリッツあふれる?スピーディなストーリーは
 ミステリ好きさんに、
 そして警察小説好きな御方にもおすすめですよ~♪
 お正月休み明け、シャキっ!としたい御方も、ぜひ!

「とうきょうじゅうをォ、おいかけッこォ!」
「ぐるがるぐるるるがるる!」(←訳:良い子は真似しないでね!)


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いつも美味しく、パクパクと♪

2013-01-06 23:09:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ななくさがゆゥ、じゅんびィ、おッけィッ~♪」
「がるる!ぐるぐるるがるる!」(←訳:虎です!七草食べて健康に!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日1月7日は、七草粥の日ですね♪
 いわゆる七草の他に、
 ゴボウ、油揚げ、栗、昆布……と、地方によって使用する食材は異なるようですが、
 活字マニアの皆さまの無病息災を祈願して、
 本日は“食”をテーマにした一冊を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  



 
                 ―― いただきます。 ――



 著者はCafe&Meal MUJIさん、2012年10月に発行されました。
 『Cafe&Meal MUJIの人気レシピ』と副題が付されています。

「ふァ~、ほッとするゥ~…♪」
「ぐるるっがるるっ!」(←訳:物理じゃないよっ!)

 そうね、
 前回記事――2013年読書タイムのオープニング作品となったのは、
 元素だの周期表だの科学史だの、
 充分以上にヘヴィ級な御本でした。
 でも今日は……明るく気分転換!
 美味しいゴハンの御本ですよ~♪♪

「まッてましたァでス!」
「ぐるがる!」(←訳:食べよう!)

 家具、寝具、衣料品、服飾雑貨、文具、食品など、
 多様なジャンルの賞品を扱う『無印良品』さん。
 全国で、また外国でも店舗を展開していて、
 “日本の顔”、といえるお店ですね。

 そして、『無印良品』さんが提供する《食》のスペースが、
 『Meal MUJI』と『Cafe&Meal MUJI』――
 現在は首都圏と、
 静岡、京都、大阪、兵庫、福岡に
 CafeとMealのお店があるそうですよ。

 この御本では、
 お店で人気のレシピと、
 特別な食材が掲載&解説されています。

「おッきなァ、なすッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:お米にレモン!)
「おきなわのォ、こうちゃッ!」

 季節ごとの食材を用いた
 『温かいデリ』『冷たいデリ』、
 デザート、飲みもの。
 
 野菜をたっぷり使った煮込み料理や、
 グラタン、きんぴら、サラダ、マリネ……
 うう~ん、どれも本当に美味しそうね!

「ごはんにもォ、ぱんにもォ、あいそうゥ~♪」
「ぐるぐるがる!」(←訳:カラフルだし!)

 我が家の近くにはMUJIさんのCafeってないのよ~…という御方も、
 この御本を参考に、
 自分版MUJIデリ、
 た~くさん作っちゃってください!

 ちなみに、私ネーさが『Cafe&Meal MUJI』で
 いつもオーダーしてしまう必食の一品は、
 プリンです♪

「ぷりんのォ、れしぴもォ、のッてまスゥ~!」
「がるぐるるる~」(←訳:では御一緒に~)
「いただきましょゥッ!」


 
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ムズカシくって、カンタンで?

2013-01-05 23:14:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるるっ!」(←訳:虎です!こんにちはっ!)

 こんにちは、ネーさです♪
 お正月休みが明けた御方も、
 週明けまでお休みが続いている御方もおられるでしょうが、
 読書タイムは年中無休ですよ~!
 2013年最初に御紹介いたしますのは……
 はい! こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 元素をめぐる美と驚き ――



 著者はヒュー・オールダシー=ウィリアムズさん、
 原著は2011年に、画像の日本語版は2012年11月に発行されました。
 英原題は『PERIODIC TALES : The Curious Lives of the Elements』、
 『周期表に秘められた物語』と日本語副題が付されています。

「ふァ~!!
 いきなりィ、かがくゥッ??」
「ぐるるがるるー!」(←訳:理系のお話だー!)

 ええ、2013年第一回目、いきなり理系!
 むちゃくちゃ難しそうな御本が出てきたわー!
 ……と、思われるかもしれませんが、
 いえいえ、心配はいりませんよ♪
 理系っぽいタイトルではありますが、
 内容は、科学色の濃いノンフィクション!
 根っから文系の方々も安心して読めちゃう作品です。

 けれど、ええ、けれど、です。
 学生時代は悩まされましたね、元素周期表には。
 Mg? Na? Au? Fe?
 あ~良い思い出が無いわ~…。

「うむゥ!
 そんなァ、いんしょうをッ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:覆すのがこの御本!)

 科学、建築、デザインなど、多様なテーマを追うジャーナリストである
 英国人の著者・オールダシー=ウィリアムズさんが、
 御本の副題でもある『周期表に秘められた物語』に見出したのは、
 とても《人間臭い》、
 あるいは、
 《情熱》《執念》
 といった、
 人間らしい《感情》であるようです。

 元素にかかわるヒト、というと、
 皆が皆、
 沈着冷静な科学者さんや
 研究一路の技術者さん――なんてことは無いんですね。

「いろんなァひとがァ、いるのでスゥ!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:有名人や芸術家さん!)

 第一部『力』の幕開けには、
 ケイト・モスさん、大英博物館、と
 おセレブな単語がちりばめられています。
 お値段は150万ポンド、一キロあたり何万ポンド、などという言葉も!
 これっていったい何のお話なのかといえば……

 金!

「あはァ! ごーるどォ!」
「がるっ!」(←訳:黄金っ!)

 今もむかしも、人びとの心をとらえてやまない黄金。
 また、黄金と似たような“高い価値を持つ”物質の発見や普及に、
 社会が、経済が動き、
 文化の花が咲きます。

 第二部『火』
 第三部『工芸』
 第四部『美』
 第五部『大地』――
 各部で描かれるのは
 有用なもの、無害なもの、有害なものを取り巻く人間ドラマであり、
 科学史の重要な一面でもあります。

 厚手の作品ですが、
 理系さんも文系も、
 ぜひ一読を~♪

「へんてこでェ、ふしぎなァ、おはなしィがァ、いッぱいィッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:読み逃しなく~!)
 


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新春!《紅白歌合わせ》♪オマケ編!

2013-01-04 23:05:08 | 2013!新春特別企画♪
「こんにちわッ、テディちゃでェ~スッ!
 あけましてェおめでとォッなのでス♪」
「がるる!ぐるるがるぐるるるー!」(←訳:虎です!おめでとうオヤツだー!)
「ぱくもぐッ♪」

  

 こんにちは、ネーさです。

 あらためまして、あけましておめでとうございます!

 そして、今年もまたまたヘンテコお遊び企画にお付き合い下さり、
 まことに、ありがとうございます~♪

 出演者の、クマ&虎&ドラゴン&ヘビくんたちにも、
 は~い♪ 御礼のお菓子を~♪♪
 『ドルファン』さんの《ナポリタンチョコレート マトリョーシカ》ですよ♪

「もふふゥ♪ いただいてェまスゥ~!」
「がるるっ♪」
「んまい~っ!」
「ぱくん!ごくん!」
「美味~!」

 では、新春おやつタイムの間、
 今回の《紅白歌合わせ》にて
 使用させていただいた御歌に関し、説明いたしまする!
 
 ユキノジョンくんたちが詠んだ御歌のもと歌、つまり本歌は――

    『めでたさも中くらいなりおらが春』(小林一茶さん)

    『春くれば桜がりすとあくがれて四方の山べに日を暮らすかな』(僧正慈円さん)

    『金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に』(与謝野晶子さん)

    『松過ぎて年始まはりの役者かな』(歌舞伎役者の初代吉右衛門さん)

 また、『ピカチュウの栗を拾う』は、
 石黒謙吾さん(『ダジャレヌーヴォー 新しい駄洒落』著者さん)のラジオトークより
 借用させていただきました。
 関係各位の皆様方、どうか御容赦くださいませ。

 名探偵テディちゃムズ氏の駄ジャレ歌??につきましては、
 誰が最初に詠んだものか、
 確定する資料がございませんので、
 よみびと知らず、とさせていただきとう存じまする。

「まだまだァ~!でス!」

 ……はぁ?

「テディちゃ、もッとォ、うたッちゃうのでス!
 せェ~のッ!」

  

    ―― インド洋でいい土曜! ――

「もォひとつゥ!」

    ―― アスパラ食べれば明日パラダイス! ――

  

    ―― バンビがジャンプでバンビージャンプ! ――

    ―― スパイスの味はスッパイ酢! ――

    ―― モノレールにもう乗れーる! ――

    ―― 貝十個で怪獣! ――

    ―― アラスカ産のアラすか? ――

  

    ―― ニャロメの水兵さん! ――

「うきゃーっ!」
「がるるるーっ!」

 え~と、まぁその、一片の駄ジャレにも五分の魂、
 いえやはり、笑門来福!
 とにもかくにも……

  

        HAPPY NEW YEAR 2013!


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新春!《紅白歌合わせ》♪その4!

2013-01-03 23:00:08 | 2013!新春特別企画♪

 佳境です!
 2013年新春特別企画《紅白歌合わせ》も、第四話!
 シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士、
 ドラゴンくん、
 虎くん、と順番に歌い上げ、
 さあ!
 名探偵テディちゃムズの出番ですよ!
 佳境の上にも佳境のこの場面、
 けれど、テディちゃムズ、いささか悩んでおりますようで……?

「むぽッ♪
 おもいついたァッ♪」

 おや、よござんしたね。
 それでは、はい! 張り切って、どうぞ~!!

  


    ―― オンドリ(雄鶏)踊るなら 東京音頭~! ――


  


    ―― 留守だけど本当はいるっす! ――


  


    ―― ピカチュウの栗を拾う~! ――


 おおおっ!えええっ?と、どよめく一同!
 これは駄ジャレ……?!?
 いいんですか?
 いいんですか駄ジャレで~!?!
 いえ、しかし!
 《紅白歌合わせ》にルールなし?!?

「よくぞ歌ったり!
 テディちゃムズさんが優勝だよ!
 さあ! 賞品を受け取ってくださいな~!」

  

「賞品は、御種銭です!」

「ふァ~??」
「おたねせん??」
「がるるっるー??」(←訳:御種銭ってー??)

  《御縁》と《五円(玉)》をかけ、
  今年もお金に御縁がありますように、
  五円(御縁)よ、お金の種となっておくれ、と
  そんな意味と願いを有する《御種銭》。

  ひと粒の小さな種籾が、
  やがて青々とした田に変わり、
  幾千幾万もの黄金色の実を結ぶように――

  

 名探偵テディちゃムズは申します。

「これはァ、ひとりのォものじゃないィ!
 みんなのォ、ものだよゥ!」

  ならば、
  ゆけ、ちいさなキラピカの御種銭!
  広く、
  あまねく、
  この国の津々浦々に、
  実りの日々を招くべく!

  

 祝いましょう!
 壽ぎましょう!
 種が芽を吹く新しい年を!

 今年も、こころ優しい皆々さまとの御縁がありますように!

「しんねんッ、おめでとうゥッ!」 


 
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新春!《紅白歌合わせ》♪その3!

2013-01-02 23:00:37 | 2013!新春特別企画♪

 さあ、2013年の新春特別企画もお話の第3回目となりました!
 白いヘビくんの提案で、
 いよいよ闘いの火蓋が切って落とされまするのは
 《紅白歌合わせ》!
 カタっ苦しいルール無用の、ヘンテコ歌合戦でございます♪

  

「よッしゃァ!」
「おっしゃぁ!」
「がるるー!」(←訳:やるぞー!」
「がんばっちゃお!」

 で、一番手を飾るのは……?

「むぅ! ひらめいた!」

 ソロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士が名乗りを上げましたよ!
 おっと!
 2012年の護り神ドラゴンくんが、
 そして虎くんも、
 姿勢を正し、息を整え、はい!歌いま~す!

  


   ―― 春くれば桜がクマとたわむれて よもの山べに日を暮らすかな ――


  


   ―― 金色(こんじき)のちいさき龍のかたちして 暁光(あかり)さすなり東の空に ――


  


   ―― 松かざり年始まわりのクマとトラ ――


  

「あゥ~…むむむゥ~んッ~…えェ~とォ~…うゥ~んとォ???」

 おやおや?
 若干一名、
 創造の苦しみを味わっている参加者がいるようですね。
 事件解決ならな誰にも負けない!
 謎は任せろ!な名探偵テディちゃムズも、
 お歌は苦手、なのでしょうか?
 
 さて、どうなる?《紅白歌合わせ》!


  ~その4!につづく!~

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