「こんにちわッ、テディちゃでス!
げきそうゥしましたでス!」
「がるる!ぐるがるー!」(←訳:虎です!魂の走りー!)
こんにちは、ネーさです。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2017は第20ステージを消化、
総合優勝者もほぼ確定、
ちょうど今はマドリードでの最終ステージが行われている頃……
選手さんたちのゴール風景を想像しながら、
さあ、今日も読書タイムですよ♪
本日は、こちらの御本を、どうぞ~
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―― 歴史はバーで作られる ――
著者は鯨統一郎(くじら・とういちろう)さん、2017年7月に発行されました。
『History is made at the bar』と英語題名が付されています。
「むふふゥ! でましたでスねッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:例のスタイル!)
ええ、そうね、
著者・鯨さんが得意とする、
《バーでお酒を飲みながら》の
安楽椅子探偵ミステリ、
しかもテーマは歴史!という形式の新シリーズが、
こちらの御本なんですよ。
舞台となるのは、
カウンター7席に、テーブル席も2つだけの小さなバー、
《シベール》。
登場人物も、
女性バーテンダーのミサキさん、
常連客の村木春造(むらき・しゅんぞう)さん、
そして、
新進歴史学者の喜多川武(きたがわ・たけし)さん、
喜多川さんの弟子である語り手の僕=安田学(やすだ・まなぶ)さん。
と、4人だけです。
「たッたのォ、よにんッ?」
「がるるるるる!」(←訳:コンパクトだ!)
或る日曜日、喜多川先生に呼び出された僕=安田くんは、
先生の祝杯に付き合うことになりました。
学会誌に掲載された論文の評判が上々で気分も上々な先生と、
世間知らずな安田くん、
なんとなく目に入った電飾看板に釣られ、
《シベール》の扉をくぐります。
「♪のんびりィ~♪おさけをォ~♪」
「ぐるるるる^♪」(←訳:飲みたくて~♪)
そうよねえ、のんびり祝杯の予定だったんですけどねえ。
気付けば、なぜか、歴史問答の只中に?
「それッてェもうゥ~」
「がるぐるぅ!」(←訳:運命でしょ!)
バーテンダーのミサキさんに乗せられたのか、
喜多川先生と村木さんとミサキさん、
ひとつのテーマを巡り、
ああだこうだと話し合う事態になりました。
すなわち。
ネアンデルタール人は、
クロマニヨン人に滅ぼされたのか?
「えんだいィなァ、てーまでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:最先端だよね!)
ネアンデルタール人がなぜ滅んだのか、
大いに注目されながら
現在も研究が続けられているその理由を、
酒杯を傾けつつ突き詰めてゆけば……
このお話の題名が
『ネアンデルタールに花束を』
であることに、
深く頷いてしまうんです。
「うむゥ、なるほどォ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:深読みしないと!)
その次のお話が
『九町は遠すぎる――八百屋お七異聞』、
さらに
『マヤ……恐ろしい文明!』、
『誰がために銅鐸は鳴る』、
『論理の八艘飛び――源義経異聞』
と、ミステリ好き&パロディ好きな方々の
好奇心が疼く連作短編5作品が収録されています。
「ついついィ、にやりィ!」
「ぐるぐるっ♪」(←訳:くすくすっ♪)
重たくなりすぎない、
けれど、さりげなく考えさせられる歴史ミステリ譚を、
秋の夜の読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪
げきそうゥしましたでス!」
「がるる!ぐるがるー!」(←訳:虎です!魂の走りー!)
こんにちは、ネーさです。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2017は第20ステージを消化、
総合優勝者もほぼ確定、
ちょうど今はマドリードでの最終ステージが行われている頃……
選手さんたちのゴール風景を想像しながら、
さあ、今日も読書タイムですよ♪
本日は、こちらの御本を、どうぞ~
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―― 歴史はバーで作られる ――
著者は鯨統一郎(くじら・とういちろう)さん、2017年7月に発行されました。
『History is made at the bar』と英語題名が付されています。
「むふふゥ! でましたでスねッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:例のスタイル!)
ええ、そうね、
著者・鯨さんが得意とする、
《バーでお酒を飲みながら》の
安楽椅子探偵ミステリ、
しかもテーマは歴史!という形式の新シリーズが、
こちらの御本なんですよ。
舞台となるのは、
カウンター7席に、テーブル席も2つだけの小さなバー、
《シベール》。
登場人物も、
女性バーテンダーのミサキさん、
常連客の村木春造(むらき・しゅんぞう)さん、
そして、
新進歴史学者の喜多川武(きたがわ・たけし)さん、
喜多川さんの弟子である語り手の僕=安田学(やすだ・まなぶ)さん。
と、4人だけです。
「たッたのォ、よにんッ?」
「がるるるるる!」(←訳:コンパクトだ!)
或る日曜日、喜多川先生に呼び出された僕=安田くんは、
先生の祝杯に付き合うことになりました。
学会誌に掲載された論文の評判が上々で気分も上々な先生と、
世間知らずな安田くん、
なんとなく目に入った電飾看板に釣られ、
《シベール》の扉をくぐります。
「♪のんびりィ~♪おさけをォ~♪」
「ぐるるるる^♪」(←訳:飲みたくて~♪)
そうよねえ、のんびり祝杯の予定だったんですけどねえ。
気付けば、なぜか、歴史問答の只中に?
「それッてェもうゥ~」
「がるぐるぅ!」(←訳:運命でしょ!)
バーテンダーのミサキさんに乗せられたのか、
喜多川先生と村木さんとミサキさん、
ひとつのテーマを巡り、
ああだこうだと話し合う事態になりました。
すなわち。
ネアンデルタール人は、
クロマニヨン人に滅ぼされたのか?
「えんだいィなァ、てーまでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:最先端だよね!)
ネアンデルタール人がなぜ滅んだのか、
大いに注目されながら
現在も研究が続けられているその理由を、
酒杯を傾けつつ突き詰めてゆけば……
このお話の題名が
『ネアンデルタールに花束を』
であることに、
深く頷いてしまうんです。
「うむゥ、なるほどォ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:深読みしないと!)
その次のお話が
『九町は遠すぎる――八百屋お七異聞』、
さらに
『マヤ……恐ろしい文明!』、
『誰がために銅鐸は鳴る』、
『論理の八艘飛び――源義経異聞』
と、ミステリ好き&パロディ好きな方々の
好奇心が疼く連作短編5作品が収録されています。
「ついついィ、にやりィ!」
「ぐるぐるっ♪」(←訳:くすくすっ♪)
重たくなりすぎない、
けれど、さりげなく考えさせられる歴史ミステリ譚を、
秋の夜の読書タイムに、
皆さま、ぜひ♪