「こんにちわッ、テディちゃでス!
ごろろにゃんッ♪」
「がるる!ぐぅるぅる!」(←訳:虎です!みゃおぉん!)
こんにちは、ネーさです。
4月とは思えぬ暑さに猫族も浮かれる本日の読書タイムは、
さあ、こぉ~んなニャンコ本を、どうぞ~♪
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―― 大佛次郎と猫 ――
監修は大佛次郎記念館の皆さん、2017年2月に発行されました。
『500匹と暮らした文豪』と副題が付されています。
「ほぇッ?? ごひゃくゥ??」
「ぐるるぅるるるー!」(←訳:50じゃなくてー!)
大佛次郎(おさらぎ・じろう)さん(1897~1973)。
『鞍馬天狗』『パリ燃ゆ』『赤穂浪士』他の作品は
国民的な人気を誇り、
“昭和を代表する文豪”でもある大佛次郎さんの本名は、
清彦(きよひこ)さん。
3男2女きょうだいの末っ子さんで、
長兄の正英(まさふさ)さんは
筆名を野尻抱影(のじり・ほうえい)さん――
《星の文学者》として知られる著作家さんです。
「ふむゥ! おにィちゃんのォせんもんはァ~」
「がるるる!」(←訳:お星さま!)
「おとうとさんはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:天狗が専門!)
ええ、大佛さんの専門は《鞍馬天狗》シリーズ!
といいたいところですが、
もうひとつ。
《猫》もまた、
いえ、《猫》こそが、
大佛さんの専門にして大の得意!なんですね。
「それでェ~ごひゃくゥ~??」
「がるるるるぅ~…」(←訳:500匹かぁ~…)
大佛さんが猫と暮らし始めたのは、
小学校に入りたての頃。
横浜から牛込へと引っ越しをしたら、
前の住人が置き去りにしていった雉猫がいた、のでした。
もうけっこうな老猫ちゃんだったのですけど、
その牛込のお家で5年、
さらに白金の別のお家へと引っ越して後も
大佛さんとともに一年くらい暮らした、と言います。
冬になると、布団の中で添い寝して。
大佛さんが帰宅すると出迎えに来て。
そして、
生涯の友――『たま』にまつわる思いが、
大佛さんを大の愛猫家さんに変えた原因でしょうか。
「かわゆくてェ、かわいィそうでェ~」
「ぐっるるるる!」(←訳:放っとけない!)
大佛さんが愛猫家と知って、
ニャンコを門前に捨ててゆく者がいる。
泥棒に入られたのも、
猫たちと関連がなくはない。
障子紙はいつも、
猫たちが自由に出入りするので
ボロボロの穴だらけ。
それでもやっぱり、猫が好きだ。
「おそるべしィ、にゃんこォこれくしょんッ!」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:書斎は猫グッズだらけ!)
大佛さんの収集した猫グッズは、
そのまま記念館に引き継がれ、
館内に展示されています。
それに、この御本には
大佛さんと愛猫たちを撮った写真も
多数収録されていて、
これはどれも
動物写真の傑作といっていいんじゃないかしら♪
「どのォにゃんこもォ!」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:いい顔してるぅ!)
大佛さんのファンさんにも
愛猫家さんにも
楽しくて、ときどきホロリとさせられる一冊です。
皆さま、ぜひ手に取ってみてくださいね♪
ごろろにゃんッ♪」
「がるる!ぐぅるぅる!」(←訳:虎です!みゃおぉん!)
こんにちは、ネーさです。
4月とは思えぬ暑さに猫族も浮かれる本日の読書タイムは、
さあ、こぉ~んなニャンコ本を、どうぞ~♪

―― 大佛次郎と猫 ――
監修は大佛次郎記念館の皆さん、2017年2月に発行されました。
『500匹と暮らした文豪』と副題が付されています。
「ほぇッ?? ごひゃくゥ??」
「ぐるるぅるるるー!」(←訳:50じゃなくてー!)
大佛次郎(おさらぎ・じろう)さん(1897~1973)。
『鞍馬天狗』『パリ燃ゆ』『赤穂浪士』他の作品は
国民的な人気を誇り、
“昭和を代表する文豪”でもある大佛次郎さんの本名は、
清彦(きよひこ)さん。
3男2女きょうだいの末っ子さんで、
長兄の正英(まさふさ)さんは
筆名を野尻抱影(のじり・ほうえい)さん――
《星の文学者》として知られる著作家さんです。
「ふむゥ! おにィちゃんのォせんもんはァ~」
「がるるる!」(←訳:お星さま!)
「おとうとさんはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:天狗が専門!)
ええ、大佛さんの専門は《鞍馬天狗》シリーズ!
といいたいところですが、
もうひとつ。
《猫》もまた、
いえ、《猫》こそが、
大佛さんの専門にして大の得意!なんですね。
「それでェ~ごひゃくゥ~??」
「がるるるるぅ~…」(←訳:500匹かぁ~…)
大佛さんが猫と暮らし始めたのは、
小学校に入りたての頃。
横浜から牛込へと引っ越しをしたら、
前の住人が置き去りにしていった雉猫がいた、のでした。
もうけっこうな老猫ちゃんだったのですけど、
その牛込のお家で5年、
さらに白金の別のお家へと引っ越して後も
大佛さんとともに一年くらい暮らした、と言います。
冬になると、布団の中で添い寝して。
大佛さんが帰宅すると出迎えに来て。
そして、
生涯の友――『たま』にまつわる思いが、
大佛さんを大の愛猫家さんに変えた原因でしょうか。
「かわゆくてェ、かわいィそうでェ~」
「ぐっるるるる!」(←訳:放っとけない!)
大佛さんが愛猫家と知って、
ニャンコを門前に捨ててゆく者がいる。
泥棒に入られたのも、
猫たちと関連がなくはない。
障子紙はいつも、
猫たちが自由に出入りするので
ボロボロの穴だらけ。
それでもやっぱり、猫が好きだ。
「おそるべしィ、にゃんこォこれくしょんッ!」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:書斎は猫グッズだらけ!)
大佛さんの収集した猫グッズは、
そのまま記念館に引き継がれ、
館内に展示されています。
それに、この御本には
大佛さんと愛猫たちを撮った写真も
多数収録されていて、
これはどれも
動物写真の傑作といっていいんじゃないかしら♪
「どのォにゃんこもォ!」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:いい顔してるぅ!)
大佛さんのファンさんにも
愛猫家さんにも
楽しくて、ときどきホロリとさせられる一冊です。
皆さま、ぜひ手に取ってみてくださいね♪