「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ、ぜんりょくゥ~すぷりんとッ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!平地を激走です!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第11ステージは、
大西洋岸から内陸へと向かう平坦なコースでしたので、
スプリントを得意とする選手さんたちの
熱い闘いにゴール付近は大盛り上がり!
私たちも歓声と拍手を送った後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪
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―― 潮騒のアニマ ――
著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
画像の単行本は2016年に10月に発行されました。
現在は文庫版も刊行されています。
「あわわッ! またァでスねッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:ムシ屋さんだ!)
はーい、そうです。
このところ私ネーさがすっかりハマっている
《法医昆虫学捜査官》シリーズの、
第5作目がこちらの『潮騒のアニマ』なんですね。
物語の主役、というか、
“探偵”さんの役どころを担うのは、
法医昆虫学者の
赤堀涼子(あかほり・りょうこ)さんと、
警視庁捜査一課の捜査員である
岩楯裕也(いわだて・ゆうや)主任。
「めいこんびィ、なのでス!」
「がるるるぐぅるるる!」(←訳:迷コンビじゃないよ!)
法医学のジャンルのひとつ、
法医昆虫学の“先進国”は、米国。
一方、日本では、
その存在すらあまり知られていなくて、
データベースも整っていません。
この状況を打破すべく、
学者の赤堀さんと
警察官の岩楯さんは、
ムシが係わる事件発生と聞けば、
都内のどこへでも
ㇲッ飛んでいっている訳ですが……
「こんかいィはァ、ほんとにィ~とびましたでスよゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:飛行機でね!)
事件の現場は、
神ノ出島(かみのでじま)。
神ノ出島は、
東京から飛行機で約40分、
高速船で3時間ほどの、
伊豆諸島の島のひとつで、
東京都に属しています。
つまり、れっきとした警視庁の管轄区域、なのね。
「しッ、しまッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:島のミステリ!)
島か!
孤島ミステリか!ってなると、
横溝正史さんの名作が思い浮かびますが、
あれほどセンセーショナルでは……
いえ、そうね、横溝さんの作品と同じくらい
センセーショナルかも知れないわ。
何故ってこの事件、
TVのワイドショーでは
《謎のミイラ事件!》
《衝撃のミイラ化!》などと
報道されちゃってるほどですから。
「……みいらッ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:日本でミイラ?)
日本ではおよそ有り得なさそうな、
奇怪な事件の鍵は、
赤堀さんが現場で採集した
赤いアリにある……?
ええ、そうです、
『法医昆虫学捜査官』と
『スワロウテイルの消失点』を御紹介したときは、
どんなムシが登場するのか、
それをここで記してしまうと
ネタバレになってしまうかもしれないと考え、
ムシの名前を伏せておりましたが。
この作品では、
たぶん大丈夫!
事件の鍵=アリと書いちゃっても、
ネタバレにはならないでしょう。
そう、鍵は、アリンコ!
「しィ~ッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:それ以上はNG!)
金田一耕助さんならぬ
赤堀さんと岩楯主任さんが、
島と本土を往復しながら、
アリの痕跡を辿りながら、
少しづつ、
しかし確実に追いつめて行く”犯人”とは……?
「ゆだんッたいてきィ!」
「ぐるるがるぐるるるる!」(←訳:一瞬も気を抜けないぞ!)
アニマ(anima)とはラテン語で、
魂や霊魂を意味するのだとか。
赤堀さんと岩楯さんの耳が捉える
寄せては返す潮騒のミステリを、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
きょうはァ、ぜんりょくゥ~すぷりんとッ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!平地を激走です!)
こんにちは、ネーさです。
《2020ツール・ド・フランス》第11ステージは、
大西洋岸から内陸へと向かう平坦なコースでしたので、
スプリントを得意とする選手さんたちの
熱い闘いにゴール付近は大盛り上がり!
私たちも歓声と拍手を送った後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪

―― 潮騒のアニマ ――
著者は川瀬七緒(かわせ・ななお)さん、
画像の単行本は2016年に10月に発行されました。
現在は文庫版も刊行されています。
「あわわッ! またァでスねッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:ムシ屋さんだ!)
はーい、そうです。
このところ私ネーさがすっかりハマっている
《法医昆虫学捜査官》シリーズの、
第5作目がこちらの『潮騒のアニマ』なんですね。
物語の主役、というか、
“探偵”さんの役どころを担うのは、
法医昆虫学者の
赤堀涼子(あかほり・りょうこ)さんと、
警視庁捜査一課の捜査員である
岩楯裕也(いわだて・ゆうや)主任。
「めいこんびィ、なのでス!」
「がるるるぐぅるるる!」(←訳:迷コンビじゃないよ!)
法医学のジャンルのひとつ、
法医昆虫学の“先進国”は、米国。
一方、日本では、
その存在すらあまり知られていなくて、
データベースも整っていません。
この状況を打破すべく、
学者の赤堀さんと
警察官の岩楯さんは、
ムシが係わる事件発生と聞けば、
都内のどこへでも
ㇲッ飛んでいっている訳ですが……
「こんかいィはァ、ほんとにィ~とびましたでスよゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:飛行機でね!)
事件の現場は、
神ノ出島(かみのでじま)。
神ノ出島は、
東京から飛行機で約40分、
高速船で3時間ほどの、
伊豆諸島の島のひとつで、
東京都に属しています。
つまり、れっきとした警視庁の管轄区域、なのね。
「しッ、しまッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:島のミステリ!)
島か!
孤島ミステリか!ってなると、
横溝正史さんの名作が思い浮かびますが、
あれほどセンセーショナルでは……
いえ、そうね、横溝さんの作品と同じくらい
センセーショナルかも知れないわ。
何故ってこの事件、
TVのワイドショーでは
《謎のミイラ事件!》
《衝撃のミイラ化!》などと
報道されちゃってるほどですから。
「……みいらッ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:日本でミイラ?)
日本ではおよそ有り得なさそうな、
奇怪な事件の鍵は、
赤堀さんが現場で採集した
赤いアリにある……?
ええ、そうです、
『法医昆虫学捜査官』と
『スワロウテイルの消失点』を御紹介したときは、
どんなムシが登場するのか、
それをここで記してしまうと
ネタバレになってしまうかもしれないと考え、
ムシの名前を伏せておりましたが。
この作品では、
たぶん大丈夫!
事件の鍵=アリと書いちゃっても、
ネタバレにはならないでしょう。
そう、鍵は、アリンコ!
「しィ~ッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:それ以上はNG!)
金田一耕助さんならぬ
赤堀さんと岩楯主任さんが、
島と本土を往復しながら、
アリの痕跡を辿りながら、
少しづつ、
しかし確実に追いつめて行く”犯人”とは……?
「ゆだんッたいてきィ!」
「ぐるるがるぐるるるる!」(←訳:一瞬も気を抜けないぞ!)
アニマ(anima)とはラテン語で、
魂や霊魂を意味するのだとか。
赤堀さんと岩楯さんの耳が捉える
寄せては返す潮騒のミステリを、
活字マニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪