写真撮影日:2014/1/19~20
写真上:大川原(おおかわら)峡。滝の奥側(日陰)には霜や朝霧、正面には虹!
2014/1/19:大川原(おおかわら)峡は宮崎市内に流れる大淀川の上流にあり、周囲は広さ36.3haに及ぶ「悠久の森」です。森林浴やウオーキングがとても楽しく気持ち良さそうですが、夢中になって滝を撮影していたら時間がかかり、やむなく次に。でもこの滝にも虹がかかっていて、なんだか連日ラッキーで~~す!
再び宮崎県に戻り、「照葉(てるは)大吊橋」のある綾町に向かいます。実は「神々の郷」とも呼ばれる高千穂峡に行きたいけれど、ちと遠すぎるので、次回のお楽しみとします。
ちなみに日本神話で天孫降臨の地とされる「高千穂」地名は、九州地域には数多いですが、やはり宮崎県北部の大分・熊本県境地域が最も由緒あるようです。
写真:照葉大吊橋の中ごろに足下が良く見えるポイントあり
「照葉大吊橋」は長さ250m、高さ142m、幅1.2mで、人が通るつり橋としては高さが世界第二位です。第一位は大分県「九重夢大吊橋」ですが、やはりつり橋は「高さ」が問題となるようで、実際に下を見下ろすとその高さに足がすくみますよ~。
周囲の照葉の森(てるはのもり)は貴重な原生的照葉樹林(常緑広葉樹林)で、広さ2000~2500haという日本最大規模の森が残っています。
写真:むき出しのゴツゴツ岩。火山活動のようすがわかります
かつて東アジア一帯に広く繁茂していた照葉樹林は、政策・経済的理由からスギ・ヒノキなどの人工林・針葉樹林に変わったり、温暖化やシカ等の食害などで次第に失われています。太古の時代には日本総面積の30~60%を占めていたという照葉樹林が現在では約1.2%と減少しているそうです。
照葉樹林はことに生物の多様性に富み、人間も多くの恩恵を受けてきました。 多種多様の植物はもちろん、サル・ムササビ・アナグマ・ニホンカモシカなどの哺乳類、そしてクマタカ・オオタカ・フクロウ・イヌワシなどの大型猛禽類が多いことも森の豊かさを示しています。
写真:照葉樹林の中はうっそうとして・・・
巨大地震・津波被害を受けた東北三陸海岸では、「いのちを守る森の防潮堤プロジェクト」が進んでいて、コンクリートの防波堤に替わって照葉樹(常緑広葉樹)の防波堤・防潮堤が見直されているのです。
さて行きに大吊橋を渡ったあと、そこから森林浴をしながら遊歩道を2kmほど歩き、もうひとつのつり橋である「かじか橋」を通って駐車場に戻りました。
さすがに照葉樹林は樹木の種類が多彩で緑色が濃く、全体にうっそうとしています。
写真右: 「日向のお伊勢さま」と慕われる大御神社は柱状節理岩の上に建っています。
そして三代(親・子・孫)のめでたい亀がいます
2014/1/20:最後の日は宮崎市街地より北に向かい、日南海岸沿いに「大御神社(おおみじんじゃ)」「馬の背」「クルスの海」などを巡り、夕方宮崎空港に帰りました。
写真:同じく大御神社のありがたい「龍神の霊(たま)」は龍神信仰の遺跡
***続く・次回は最終回***
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