あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

苔に始まり、苔に還る 屋久島

2010-06-23 12:23:39 | しましまもよう:種子島&屋久島

                       写真:白谷雲水峡 飛流橋付近

 

 

「ヤクスギランド」では「30分・50分・80分・150分」4コースのうち「80分コース」を歩くことにしました。入り口から一歩入ると、あたり一面は緑色のコケのじゅうたんに覆われています。

 

 

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<o:p> 写真:ヤクスギランドで一番の名物スギ、コブがお釈迦様</o:p>

<o:p>    に見える「仏陀スギ」</o:p>

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 地表はもちろん、あらゆる樹木の幹や岩石も緑の濃淡色で、そこからはたくさんの別の小さな命が芽吹いています。倒木からたくさんの新しい木々が育っているようすは、まさに世代交代、受け継がれる命の縮図のようです。自らを次の世代に与えているようで、なぜだか胸が熱くなってきました。 

 

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 激しい雨に流されて極端に表土が少ないこの地域では、あるいはコケ類やシダ類などが土の替わりとなっているのかもしれません。まさに植物の王国です。

 

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<o:p>       写真右:すべての命が始まり、還っていく</o:p><o:p>苔のじゅうたん</o:p>

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  さて一番行きたかった「白谷雲水峡」へは、次の朝8時ごろに出発しました。 屋久島の宿泊者は山に向う人が多いため、早朝56時の出発が当たり前で、お宿もそれに対応し、お弁当屋さんやガイドの人も多いです。

 

 

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 約1時間後に駐車場に到着。ここでも「60分・100分・180分」の3コースが紹介されていますが、レンタカー会社の人からの教えに従って、コースにこだわらないでまっすぐ「苔の森(もののけ姫の舞台のモデルになったところ)」を目指します。

 

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写真左:白谷雲水峡 憩いの大岩

 

 

 ここも昨日のヤクスギランドと同じようにコケに覆われ、たくさんの植物・樹木が生い茂り、清流と大岩が織り成す自然が広がっています。植物の匂いにむせ返るような気分です。

 

 

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  白谷川を渡る場所は渓流と苔に覆われた樹木が重なって、それらしい雰囲気が漂っています。「ここがもののけ姫の森かな?」と思いました。おりから雨がポツポツしたこともあり、引き返そうとしたその時に、出会った人に「目的地はまだ先」だと教えてもらいました。「良かった~!ありがとう」 (もちろんここも、苔の森の一環です)

 

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  そしてついに到着。 あたり一面うっそうと暗く、苔むした倒木が何本も折り重なったり、奇妙な形に折れ曲がったりしています。映画「もののけ姫」で有名キャラとなった「木霊(こだま)」たちがそこここでクルクルと回っているようです。

  

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 嬉しくてコーフン気分なので、手もワナワナ状態となってしまいます。もちろん三脚はなく、望遠レンズを使うために、写真のピントがなかなか合いません。 聞けば、夏には木々や葉が生い茂るために、さらに暗くなるのだそうです。では今の時季のほうがまだ明るいのかな?

 

 

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 もののけ姫の森は、一次と二次があるので見逃さないで!! レンタカーの人から「絶対に太鼓岩まで行って景色を見てね」とアドバイスを貰いましたが、ここで大満足したこともあり「まあ、いいか」と引き返してしまいました。今思うと残念でした。

 

 

写真:もののけ姫の森  絶句!


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